はずしたメガネも夜に包まれていった  詩を書く人は何かの痕の上に立っている。何かと闘うわけでもないし、何かと妥協するわけでもないし、何かと和解するわけでもない。その「何か」はもはやそこには存在しないのだ。しかしその「何か」の痕はくっきり .... そっと
指にからめ取る粘液のなかに
胎動のような、ためらいが
ある

たやすくは
秘密裏に動けない総てのものを
固く透きとおらせてしまう
権力が、そこに
ある

良策かも ....
■街灯の下■
ずっとそこにいたのですか
ずっと一人でいたのですか

私は何度
あなたを通り過ぎてきたのですか。





■氷■
私の中には氷があって
子供のころからずっと ....
ゆっくりと とお 数える声が 
聞こえた

い〜ち に〜い さ〜ん し〜
昔 聞いたような 声だ

やさしそうな 女性の声
きっと 今の わたくしよりも
随分と 年下の
 ....
1.
きみはTシャツを着ている
Tシャツの下に素肌がある
素肌の下に血管と神経とリンパがある
きみはTシャツが似合う

きみのTシャツに顔をうずめる
今日いちにちの日差しの匂いがする
 ....
沼のほとりにあなたは立って
覗き込む
濁る水底
揺らぐ藻の影
素早くよぎる魚の気配に
煌めく泡が
まっすぐに
昇ってくるのを待ちながら

言葉の淵にあなたは立って
覗き込む
尾び ....
不完全な春に花を盗もうと今から用意している

星が堕ちても拾わないで誰のものでもないのだから

約束って悲しい響き裏切りを孕んでいるから

一足飛びに人生を俯瞰してでも今が好きなんだごめん ....
嗅ぎおぼえのある匂い

唾液か、汗か

誓いか、衝きか

嗅ぎおぼえのある匂いが

馴れ馴れしくて

腹立たしい

それなのに

後押しするものがある

割り切 ....
あの草原のうえに浮かんだ雲はいまもかわらない
風はやわらかな吐息とともに春をはこんでくる

春待ち鳥は歌声を整えてこぼれる季節にそなえる
翻弄されながらもまた花びらとなって流れてゆく
ひとの ....
かあさんのしんぞうはけいたいでんわだ

いつでもどこでも
だいじにもっていて
いつでもどこでも
ひらいてみてる

かあさんのものは
たいていさわらせてもらえるけれど
けいたいでんわだ ....
カーナビの知らぬ公園風光る どちらとも敵ではないし夜の梅 赤ちゃん言葉がしゃがれている 生まれてくるときはひとり
死ぬときもひとり

だけど
笑うのも
泣くのも
怒るのも
ひとりではできないのが不思議

そして
笑ったり
泣いたり
怒ったりしないと
 ....
寒すぎるサーバー室で眠った彼は
真冬に新月で小指を切る夢を見た
次の朝になって彼が目覚めると
世界の半分が失われていた

空腹の彼はコードで繋がったまま
駅前まで歩いて喫茶店に入った
注 ....
月の半分が雪を履く
霧の下で遊ぶ水
声を呑み
紋を放つ


はじまりへ還る波を
夜が照らす
浜辺の森から
風が吹いている


波は波の上
ゆるやかに変わり ....
ボールが転がる音がして
振り向いたら
それは冬が去っていく音なんでした

冬は寒いものを転がして
古くなったものを巻き取って
辺りをふかふかの風景にしていきます

それが春なんでした
 ....
風が吹き抜けてもう命がない 乙姫をアンプにつなぎ流水爆音 道化者
僕はただの小心者
小心だから
嘘をつく
ばれるに決まっている嘘を

はじめはうまくいっていた
あまりにも
うまくいきすぎて
引き返す道を失った

ばれるのが
怖くて
 ....
「詩なんか」書いてる場合じゃない。

「詩なんか」書いたところで何にもならない。

そういう思いが、いまの私に皆無かと問われたら、答はノー。
でも、一割、二割ほどの気持ちのノー。
その ....
おでんの具は 何が好きですか
はんぺん ちくわ 
やっぱり でーこん たまごかな

炒め物なら 塩ぱっぱ
胡椒を忘れちゃ いけません

世の中にゃ 
楽な道具も あふれてる ....
夏の夕方に訪れるあの湿った憂鬱は何なのだろう。世界がいつもと異なった網の目に組み替えられるような、あの憂鬱は。目を楽しませてくれていた植物も奇怪で滑稽なものに思えるし、耳を楽しませてくれていた蝉の .... 世の中 いろんな口癖が 有るけれど 
わたくしの 口癖は 
とりあえず「とりあえず」なんです と 

とりあえず あなたの口が 
とりあえずの形に 動くから 

とりあえず  ....
弾丸がもし
目に見えたら
君はどうするだろう

貫くだけ貫いて
戻らない弾丸を
無数に浮かんで
いつでも狙っている弾丸を

銃口なんてないから
どこから来たのか解らない
弾丸を
 ....
溶けたカラメルが
ゆっくりと べったりと 
頬に 絡みつく

気持ち悪いから
手を払いたいのだけれど
腹が痛いと 繰り返すので
邪険にも 出来ない

ジャンケンで決めよう ....
早瀬のそばの竹やぶに
住んでおりましたので
笹舟を流しては遊んだものです
手を離すと同時に
それは勢いよく
旅立っていきました
赤い橋をくぐるまでは
なんとか目で追うことができましたが
 ....
祖父は十月に亡くなった。肺がんだった。私は茶髪を黒く染め葬式に臨んだ。火葬が済み、家の墓に納骨する段になって、骨壺の入った箱を持った父は、「こんなに小さくなって」と悲痛な泣き声のような声を出し .... あてもなく夜空をさすと
ぼくはきまって
指をしまい忘れるから

わらっていたね

きみは
わらっていたね



続くのだと思った

ぼくらは
ずっと許されて

 ....
あおばさんのおすすめリスト(15345)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
はずしたメガネも夜に包まれていった- 北大路京 ...自由詩514-3-1
痕の上に立つ人- 葉leaf散文(批評 ...314-3-1
琥珀帝- 千波 一 ...自由詩614-3-1
街灯の下_など六篇- クナリ自由詩5*14-3-1
とお数えたら何が見える- 藤鈴呼自由詩2*14-3-1
Tシャツのこと- 村田 活 ...自由詩3*14-3-1
沼のほとり- Lucy自由詩19*14-2-28
不完全な春- 梅昆布茶短歌1014-2-28
ワンナイト・ルーム- 千波 一 ...自由詩214-2-28
流れる- 梅昆布茶自由詩1314-2-28
かあさんのけいたいでんわ- 小原あき自由詩5*14-2-28
カーナビの知らぬ公園風光る- 北大路京 ...俳句614-2-27
どちらとも敵ではないし夜の梅- 北大路京 ...俳句314-2-27
赤ちゃん言葉がしゃがれている- 北大路京 ...自由詩514-2-27
その間だけでも- 小原あき自由詩6*14-2-27
ある朝- 自由詩1214-2-26
傾滴路_Ⅲ- 木立 悟自由詩214-2-25
春待ち- 小原あき自由詩11*14-2-25
風が吹き抜けてもう命がない- 北大路京 ...自由詩114-2-25
乙姫をアンプにつなぎ流水爆音- 北大路京 ...自由詩1114-2-25
ピノッキオ- Lucy自由詩11*14-2-25
■長い付き合いになりそうだよ、詩と私- 千波 一 ...散文(批評 ...4+14-2-25
おでん- 藤鈴呼自由詩6*14-2-25
- 葉leaf自由詩514-2-25
とりあえず- 藤鈴呼自由詩1*14-2-24
弾丸- 最都 優自由詩314-2-23
妖艶な虫かご- 藤鈴呼自由詩7*14-2-23
笹舟- そらの珊 ...自由詩17*14-2-23
ふりだし- 葉leaf自由詩414-2-23
流星群- 千波 一 ...自由詩114-2-21

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