誰もいないとこでお世辞を言っている 勿体 無いから 蓋をした
重箱の隅を 突いて見る

ツツツツツ〜
其れは 雨粒の如く 
流れ 始める

針の 切っ先が 見えたなら
次に 会えるは 赤き雫

いや… そうじゃあ な ....
ヒカリゴケのように輝く言葉を探して3年が経った
ひとくちに3年と言っても様々なことがあった
かす漬けの美味しさに目覚めたし
沖縄の楽器に手を出して挫折した

そうして割れがちな爪でひかれる辞 ....
夕闇がやってくる気配
それは決まって
南向きの玄関の隅から生まれた
冷えていく板張りに寝転がって
図書室で借りてきた本を読んでいると
ふいに呼ばれる
声、
のようなものに

夜が
 ....
飲み過ぎて
この5時間の記憶がない

あるのは
枕元のメモ帳に書いてある じゅもん

ラミパスラミパス ルルルルルー

なるほど
鏡を見ると元の俺


何に変身したんだっけ? ....
2012年からツイッター上で私が『他人様の』というハッシュタグをつけて紹介した作品で、現代詩フォーラム内から見つけたものをドドッと書き込みます。順番は、私が作品を見つけて紹介した順(古いものから)です .... ほんの
ひと握りの間に
つたえられる想いなど
わずか数行

わびるにも
しのぶにも
なぐさめるにも
たしなめるにも

ひとは
それほど多くを
持ち得ないから
大切 ....
死について、

突然、その時は訪れる
死の実感は
高校二年の春だった。

いつもの朝の登校時
いつもの郵便局の角を曲り
いつものとおりのバス通り
いつもの調子で渡ろうと
いつもの歩 ....
ヘソクリをパイナップルの内側に サラリーマンのコスプレして会社に行っている 家族が起きだす音がしてまた夜が来ない 放射線量を測りに行く足にペディキュア 夕方 スーパーで 
買い物をしている途中

金木犀を 感じた

既に タイムアウト 
しているだろう?

山側の 黄色い花も
土へと 還ったのだ

其れなのに
此の

香し ....
10年前の僕よ、なんだか憂鬱そうに涙を
浮かべ、夕暮れのベンチに俯いて、一体ど
うしたんだい?君の目に、透明な僕の姿は
映らないだろうけど、心配だから様子を見
に来たんだ。やがて君の涙は(時の ....
切符があるから、電車に乗れた。
食券があるから、ラーメンを食べた。
パスポートがあるから、異国に行けた。

それならば
鏡に映る(わたくし)が
一体何者なのか?という
最も不思議な秘密に ....
雪の綿帽子をかぶり
のっぺらぼうの顔をした
路傍の石が
こんにちは――と、僕を呼ぶ  
なに考えているのかちっとも手応えがない仕事人間のようなふたりでも

ささやかな感情のふくらみで満足していたりするのです

したいこと、やるべきことがあるから今の暮らしをしているのだ ....
ほむら、ほむら、

ほれ、ほれ、ほうれ
こをえがけ

ほれ、ほれ、ほうれ
つみ、あがれ



ほうられ、ほむら
ほうむれ、ほむら

いざ、いざ、くだけよ
くる、 ....
色褪せてしまうまで
崩れ落ちるまで
見届けたかった
遠くなる影を見送り
不在を確かめたなら
踵を返し
歩きだすはずだったのに
あとからついていったのだ
見失う一歩手前の距離を保ち
二 ....
鏡のなかに
とおく落ちていった
ひとつ
ひとつの
香りのあわれさは
なりゆきを待っている

いくつもの
抜け道にあざむかれてしまう
わずかなすき間にひそむ
その
夜の筋書 ....
夫のいること忘れてて笑初 誰もいない海に雨が降る 何処からか 懐かしい 香り

嗚呼 これは 金木犀

一年振りの逢瀬に 笑顔 ふりふり
フリルのシャツでも 着たい期待

誰ですか?
個室の香りだ なんて 言うのは!

★,。・: ....
仕事帰りにスーパーで きんぴらごぼうを買った
私はこのきんぴらごぼうを作ってくれた人を知らない
きんぴらごぼうを作ってくれた人も私を知らない
でも
きんぴらごぼうは美味しい

きんぴらごぼ ....
先日
とある公共TVの討論番組を見ていました
テーマは若者、若者世代とオトナ世代の一騎打ち
スタジオに集まってあーだこーだと、進展のない議論

それはいいんだけど

びっくりしたのは学 ....
 絵ハガキ


古びたペアリフトが、白く耀く斜面と雲ひとつな
い青空の隙間を、カタコトと、揺れながら私を山
頂へと運んでゆく。飽き飽きとした水平線上の生
活を忘れ、雪の斜面を滑り落ちること ....
凍結する
冬の寒風に身を晒し 、立ち泳ぐ
辺りには静寂が満ちていて
指先から徐々に冷えてゆく

あらゆる感情の蛇口は
かたく閉じて
それがいいことなのか
悪いことなのか
判断すること ....
 カーテンを開ければ あたり一面銀世界

「朝食食べたら、雪だるまを作ろう」
ホストファーザーが誘う
「えっ!でも私会社に行かなくちゃ!」
「えっ!何を言ってるんだい?こんな日に会社に行くバ ....
二年前に死んだ祖母の部屋から
この場所にアクセスして
十年
影踏み鬼に置いてかれ
血を何度か洗い流して
すっかり違うような私になっても
あの日受け取ったパスワードは
ずっと覚えていた ....
光の子供たちが浮遊する緑野に
きっとこころの種もあるのでしょう

跳ねてはしゃいだり転げたり
悪さをして群れている子供たちに混じって
金色の繊毛におおわれてふわりと浮かんでいたり

葉に ....
あおばさんのおすすめリスト(15330)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
誰もいないとこでお世辞を言っている- 北大路京 ...自由詩414-1-16
重箱の隅- 藤鈴呼自由詩2*14-1-16
ベスト- ふるる自由詩13*14-1-16
夕闇- そらの珊 ...自由詩2514-1-16
ラミパスラミパス_ルルルルルー- ichirou自由詩3*14-1-16
他人様の作品紹介その1(ツイッターで私が紹介した現代詩フォー ...- こひもと ...散文(批評 ...6*14-1-15
わずか数行- 千波 一 ...自由詩414-1-15
宙を舞う- ……とあ ...自由詩9*14-1-15
ヘソクリをパイナップルの内側に- 北大路京 ...俳句314-1-15
サラリーマンのコスプレして会社に行っている- 北大路京 ...自由詩1914-1-15
家族が起きだす音がしてまた夜が来ない- 北大路京 ...自由詩214-1-15
放射線量を測りに行く足にペディキュア- 北大路京 ...自由詩214-1-15
- 藤鈴呼自由詩2*14-1-15
声援ーあの頃の僕にー__- 服部 剛自由詩5*14-1-14
パスポート- 服部 剛自由詩5*14-1-14
石ノ声- 服部 剛自由詩3*14-1-14
飄々と- 鵜飼千代 ...自由詩11*14-1-14
雪の精- 千波 一 ...自由詩314-1-14
複眼- Lucy自由詩16*14-1-14
水の儀- 千波 一 ...自由詩314-1-14
夫のいること忘れてて笑初- 北大路京 ...俳句414-1-14
誰もいない海に雨が降る- 北大路京 ...自由詩1014-1-14
誰ですか?- 藤鈴呼自由詩2*14-1-14
もしかすると_生きていることは孤独じゃないかもしれない- ichirou自由詩19+*14-1-13
あなたたちが作ったシステム- umineko自由詩26*14-1-13
北の亡者/Again_2014睦月- たま自由詩24*14-1-13
_冬静_- 小林螢太自由詩14*14-1-12
スノーマンと雪だるま- 夏美かを ...自由詩33*14-1-12
覚えている- フユナ自由詩3*14-1-10
こころの種- 梅昆布茶自由詩22*14-1-10

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