ようやく
二本足で歩きはじめた我が子が
草はらで不意にしゃがみこみ
石ころや小枝を見つめている
あるいは
石ころや小枝のほうから
見つめてきたのだろうか
何かに染まりすぎ ....
さちこさんは
聖書を
私に読んできかせた
「ヒソプをもってわたしを浄めてください
私は清くなるでしょう
私を洗ってください
私は雪のように白くなるでしょう」
そんな言葉が私を泣かせた
....
宇田川の遊歩道で煙草を吸う
山の手の内側に来ると否応なく煙草が吸いづらい
病院に行ったら先生が学会に参加しているということで休みだった
ワオ
小田急線と京王線の区別がまだつかない
感情的な結 ....
派手に殴られてオリオン座見つけた
愛されたいと啼くカラスになりゴミをあさっている
話したいこともなく古い切手集めはじめた
見知らぬ言葉が料理してほしそうにこっち見ている
寒さに 打ち震えて
外に出れぬ 心の弱さ
知ってる
知ってた
かつて 通り過ぎたのと
同じような
幾つもの トンネル
何度も
何度も
すり抜けて
生きていけると
....
強過ぎる日ざしが
真上から
直接脳に突き刺さる
そよ風が
熱風に変わり
日傘を裏返しにしようと
襲ってくる
バッグからハンカチを取り出して
涙をぬぐう
何度立ち止まって
ハンカ ....
間接照明なんて
そんなお洒落な物うちには無いから
玄関だけ明かりをつけ
リビングでコーヒーを啜りながら
パソコンと
線がきれいな漫画を読む
柔い音が夜に響く
窓を全部開け
私を垂れ ....
小さな丘の小さな家で
おじいさんと小さな猫は暮らしてる
小さな家の小さな窓から
小さな小川が小さな絵みたいに
顔を出す
小さな小川の冷たい水は
小さな猫の喉 ....
30歳
そんな自分が結構好きだったりする
それは本音かい?
それともただの思い込み?
あのメジャーリーガーは 25歳にして
161億円の 価値を与えられたんだ
その ....
友だちは百人できなかったけど大事な人に会えた学校
動かない車の税を納めにいく
幼児虐待(育児放棄)のニュースを見て7歳の息子が怒った
「なんでご飯食わせねえんだよっ!」と言ってテーブルをダンッと叩いた
顔は少し震えていて下を向いていた
俺はびびった
わお、そういう感性も ....
買い物袋の中身も溶解をはじめ、
、辛味の効いた食べ物は食欲をそそるけど、
漬物なんて欲しいと思ったことはなかったね。
美味しいピクルスを口にした甘酸っぱさは、
吐き捨てた女の遠い記 ....
Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:
音のしない目覚まし時計に
文字の世界の住人は驚いている
何より
その存在を確認できなかった
人生の目的、主 ....
掴みそこなった言葉の端っこを追いかけて
キーボードを滑る指の滑稽な動き
生まれたばかりの赤ん坊を
どう扱っていいのかわからずに
空中にひらひらとさせているのに似ている
あるいは未来を見つける ....
夏至が過ぎた、と思うと
こころが細る
なにも
急激に夜が押し寄せるわけではないし
夏本番を迎えてさえいないのに
こころは焦る
やりたいことと
やらねばならぬことと
両方 ....
青空に100メートルの鯉幟
妻からの手紙の返事新茶飲む
大きな声でスリジャヤワルダナプラコッテと答えて不正解
星の根を聞いて空がゆっくりと微睡む
失われた時間が戻ることはないけれど
星の種がスクリーンに根を張っていく
切り刻むのは現象として見える結果で
無味無臭の意思を配置していくにすぎない
手を鳴 ....
白い肯定が深々と降り
望まれるすべての生き物は
眠りにつく
それ以外の生き物は死んだり
眠る以外の方法で時を過ごしたりする
たとえばジェンガとか
眠らない生き物は
ソファで映画を見た ....
血管を流れる血のように
岩を滑る垂水が
ぼくの中に流れていたころ
ときどき 桃が流れ着く岸辺で
老女が野菜を洗い米をとぎ
男の子が笹船に乗って
都の方へ出かけて行った
川の畔の小さな ....
時報に電話する
天気予報に電話する
都会の昔の孤独を歌った
Dylanはすでに年老いて
顔も見ないで携帯画面
交換される文字の羅列に生活する
今の孤独を知りようもない
声で発ッせられ ....
かなしいことがあるのだ
だから黙っているのだ
言えないことがあるのだ
だから扱いづらいのだ
当然の怒りを、されど我慢しているのだ
きっと理解してもらえないのだから
どうにもなら ....
傘をお持ちください
と君が言うので
受け取る
さあ差せばいいじゃないか
と君が言うので
傘を開く
君は満足そうに傘の下に納まる。
フィクションの多い結婚式に造花ではないブーケ
好きなAV女優がいる
だが名前は忘れた
真実の女は俺にとっていつもたった1人だ
だから名前のことを忘れてしまう
誰も宇宙全体に名前をつけたりしないだろう?
今までに二度、セックスの最中に女の ....
あおばさんのおすすめリスト
(15341)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
接続
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千波 一 ...
自由詩
9
14-6-28
私が子羊だった時(part2)
-
Lucy
自由詩
9*
14-6-28
池袋彷徨
-
馬野ミキ
自由詩
3
14-6-28
派手に殴られてオリオン座見つけた
-
北大路京 ...
自由詩
3
14-6-28
愛されたいと啼くカラスになりゴミをあさっている
-
北大路京 ...
自由詩
5
14-6-28
話したいこともなく古い切手集めはじめた
-
北大路京 ...
自由詩
4
14-6-27
見知らぬ言葉が料理してほしそうにこっち見ている
-
北大路京 ...
自由詩
7
14-6-27
赤信号の代わりに
-
藤鈴呼
自由詩
1*
14-6-27
熱風の街
-
Lucy
自由詩
20*
14-6-27
shiver
-
モリー
自由詩
4
14-6-27
小さな丘の小さな家で
-
しんおん ...
自由詩
2*
14-6-26
30歳
-
itukamitanij ...
自由詩
3*
14-6-26
友だちは百人できなかったけど大事な人に会えた学校
-
北大路京 ...
短歌
4
14-6-26
動かない車の税を納めにいく
-
北大路京 ...
自由詩
7*
14-6-26
プラスチックやガラスの破片
-
馬野ミキ
自由詩
6
14-6-26
ピクルス
-
アラガイ ...
自由詩
3*
14-6-26
空メールのやりとり
-
クローバ ...
自由詩
4*
14-6-25
そのあとがある
-
クローバ ...
自由詩
3*
14-6-25
あまりにも夏
-
千波 一 ...
自由詩
5
14-6-25
青空に100メートルの鯉幟
-
北大路京 ...
俳句
2
14-6-25
妻からの手紙の返事新茶飲む
-
北大路京 ...
俳句
2
14-6-25
大きな声でスリジャヤワルダナプラコッテと答えて不正解
-
北大路京 ...
自由詩
3
14-6-25
小宇宙から流れくる
-
クローバ ...
自由詩
2*
14-6-24
冬の眠り
-
クローバ ...
自由詩
2*
14-6-24
ボクの中を谷川が流れていた頃
-
イナエ
自由詩
15*
14-6-24
孤独
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……とあ ...
自由詩
8*
14-6-24
かなしみとゆがみに寄せて
-
うめバア
自由詩
7*
14-6-24
I_love_you
-
クローバ ...
自由詩
3*
14-6-23
フィクションの多い結婚式に造花ではないブーケ
-
北大路京 ...
自由詩
5
14-6-23
下品と低俗を愛する
-
馬野ミキ
自由詩
3
14-6-23
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