宵のうみ
ひとり佇みけむりを吐く

存在に意味があるとか
たとえば価値があるとか
そういう
思考に飽きた

水面につきが流れている
清らなかぜとともに
ああ
じゆうだ ....
雨が窓を叩いてる
風が夜をかきまぜている

遠いところから
押し寄せてくる
怖い記憶に
目を覚ます

かたわらに幼子がいた頃は
守らねばという決意が
こんな時私の背筋を支え
薄闇 ....
逃げてゆくよう金色の葉降る 喪った小鳥を探してしまう



決めることができないまま手を離し 昼夜を分かつひとすじの雲

夏の音が 暇つぶすため生きているような身体からふいに鳴るから
 ....
隣家の騒がしい犬も眠る夜、どこぞと知らぬ方から赤子の甲高い
鳴き声が聞こえて、消灯した部屋で体を固めながら耳を塞いだ。
模範のような鳴き声になぜか、祝福されない子のように孤独を打
ち消したいがた ....
mixiより転載。
2008年6月28日に開催した朗読会のお礼の文章です。

*****

お客様には、いやってほど我々の愛が伝わったのではないでしょうか(笑)
もし、お腹いっぱいになっ ....
都に一人、男が落ちる。衣擦れもないほど肉落ち、
ほつれかけたボタンを抑えて襟を正す。連れだった
猫はきれぎれのアスファルトの隙間に埋まったカス
を舐める。

長雨のくせに息を割る乾燥した外は ....
俺は些細なものにたくさん敗けてきた
例えば他人のどうでもいい一言
自分の理念のわずかな変化
都会に漂ううっすらとした煙のようなもの
些細なものに膨大に敗けることが
俺の速い流れにカーブを ....
雨が降る度に大人に近づいて楽しい時間失っていく 父失った子が母親によしよししている 重機で見事にさら地となった公園で、工業油臭い軍手、いくつ
か拾って胃に石を詰めた。冷たい朝は、練りこんだ軟膏もひど
く騒ぐだけで、隣人は笑う。

幼児は、水溜りに浮かぶ歪んだ己の顔を見て泣く。 ....
職場でりんごをひとつ貰った
婦長の実家が青森のりんご農園なのだ

あっちゅが
「丸かじりしたい!!」
と言うので、洗って手渡すと
にこにこして持って行った


「食べ終わ ....
おやすみなさい
今日の日は過ぎた
明日は親知らずを抜きに行く

二週間前に予約して
あっというまに
今日が来た

虫歯になっていますから
治療したとしてもどうせ
使いみちのない歯だ ....
洗面所狭くなったが歯磨きをふたり並んで出来て幸せ 試し書き君の名前を書いてみた文具コーナー赤くなる僕 痩せ我慢するのをやめて冬支度 何かに追い立てられるように、死のようなものを感じながら詩を書いていた。何の意味があるのだろう、それ自体がそこにないことに。けれど何が確かなものとしてあるのだろう。原宿の中を歩き回っている。高校生の頃、 .... トトロと言えば魅力的なキャラクターが多数登場するが

中でも出色は猫バスだろう

あのインパクトはいまだに色褪せはしない

地元のまつりで今年の春は機関車トーマス+アンパンマン号が子供たちに人気だった ....
暮れのこがねの海岸に
こがねに染まった猿がいて
石穴に石を通そうとしている


街中にはりめぐらされた
ロープウェイの鉄線を
無人のトロッコが走りつづける


 ....
包み紙をひらくと
何もなかった



てのひらだけが
よろこんでいた
朝顔がくちづけせがむように咲く ジョンレノンが歌った

目を閉じれば生きるのはたやすい
開いても見えるのは誤解ばかり

それでもいいと思うのだ

何も知らなくていい
観念ばかりが先走りするよりは

いま見えるもの ....
何かを始めるのに
手遅れなどということはない
始めた時が
始まりのとき

手を伸ばした時が取り返すチャンス
足を踏み出した時が
新しいスタート

空を仰いで
深呼吸した時が
誕生 ....
いちじくは
花を 外に 開かない
いちじくは
内側に無数の花をつけ
やわはだの秘密を 隠し持つ


ある日
たったひとつの いちじくの実に
たった一匹の 蜂が来た
 ....
螺旋階段を下りて行った
ぐるぐる
ねじれる記憶を
拾ってきたの
遠いこだわりを
大事そうに抱えて
あなたは私を指さして
「あなたが私を傷つけた」という
そうだったかしら
身に覚えがな ....
生まれたての赤子が泣いている。

これから生きることを

不安に思ってか

生まれた事を諦めてか

大きく・大きく・泣いている・・・・。

〇戦争では、沢山の人が死にます・・・・。 ....
ただ

好きの気持ちを大切にしたいだけ。。

勝ち負け関係なく

「やろう。」と言う気持ちが

前面にあると説明したい・・・・。

「私は、辞めた後の事を思い

この不快感が何 ....
恋愛は

すれ違いと勘違いで出来ている・・・・。

一生に一度は

ストーカーと呼ばれて

人間不信になると

予想を立てていい。

「好きです。/嫌です。」

と態度で示 ....
風が吹く。生きなくてはならない。

教会(という名前の映画館(という名前のゲストルーム))に
僕たち読者は座っていて、目の前のスクリーンに、
それぞれ違った夢を見る。

「それぞれ違う」こ ....
もはや泥に塗れた腕しか持たないこの身には
何を望むこともかなわないのでしょう
一つだけ許されるのであれば
ただ
ひとすじの風のように









---------- ....
間違いたくて最終電車をやり過ごす
日付が 変わった

 きょうは
 だれに
 さまよう

幻想を見るのは自由だと言い聞かす
差し出したものに見合うだけの温度が欲しい

 どなたか
 ....
あおばさんのおすすめリスト(15330)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
つきが流れる- かんな自由詩6*13-11-8
窓を叩く雨- Lucy自由詩19*13-11-8
ファーストダンスはわたしと- キキ短歌213-11-8
「披露土」- 宇野康平自由詩413-11-7
(転載)第一回朗読会;「アスパラガス、詩集。」- キキ散文(批評 ...413-11-7
「老夜」- 宇野康平自由詩313-11-6
ふるさと- 葉leaf自由詩313-11-6
雨が降る度に大人に近づいて楽しい時間失っていく- 北大路京 ...短歌413-11-5
父失った子が母親によしよししている- 北大路京 ...自由詩413-11-5
「蹲る女」- 宇野康平自由詩213-11-5
リンゴの丸かじりの仕方- 鵜飼千代 ...自由詩24+*13-11-5
おやすみなさい- Lucy自由詩20*13-11-5
洗面所狭くなったが歯磨きをふたり並んで出来て幸せ- 北大路京 ...短歌713-11-4
試し書き君の名前を書いてみた文具コーナー赤くなる僕- 北大路京 ...短歌713-11-4
痩せ我慢するのをやめて冬支度- 北大路京 ...俳句313-11-4
僕の過去のことだとか- 番田 散文(批評 ...213-11-4
新作猫バス- 梅昆布茶携帯写真+ ...9*13-11-4
ノート(かたむき)- 木立 悟自由詩813-11-4
ノート(つたわり)- 木立 悟自由詩513-11-4
朝顔がくちづけせがむように咲く- 北大路京 ...俳句713-11-3
苺畑のきのう今日- 梅昆布茶自由詩1413-11-3
手遅れ- Lucy自由詩21*13-11-3
いちず- るるりら自由詩22*13-11-2
螺旋階段- Lucy自由詩14*13-11-2
水引- 梓ゆい自由詩213-11-2
一文字- 梓ゆい自由詩213-11-2
哲学書- 梓ゆい自由詩213-11-2
多義性のデザイン(アスパラガスさん讃3)- 渡邉建志散文(批評 ...6*13-11-1
ひとめ_あなたに- 伊織自由詩4*13-10-30
まわり道- 伊織自由詩7*13-10-30

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