現実に哀れまれている人を見よ
彼らはいかにも自由そうではないか
その言論を封鎖されもせず
気にせず何もかもを取り払った楽園にいる
この世界はどうだ

いったいどうなっているって
誰が答え ....
何のために存在するのか
そんな問いを無効にするため雪は降る
世の不条理と人間の不条理との
遠い血縁を否定するため雪は降る

雪の冷たさは仮面の冷たさ
雪の素顔のうごめきは
辺りを ....
2Bの鉛筆を走らせて
刹那に頬笑む君の横顔を滑らせて
想いでの湘南海岸を語るいま

明日はしばしの別れ
必ず戻る
ぼくはきっと千の文字を書く
「戻れ戻れ」と君は叫ぶ
海に向かって
波に向かって
「戻れ戻れ」
君は笑っていただろうか
君は泣いていただろうか
青空だったけ
雪降っていたっけ
今でもいつでも
君の声だけ頭に残って ....
自分の中に、経験が{ルビ溜=たま}ってくると
いよいよあなたと私に、別々の顔が現れる。

背が高いとか、低いとか
体が太いとか、細いとか
頭が良いとか、悪いとか

線を引くという行為の、 ....
今迄の僕は
ゴミ箱行きの恋文を
山ほど書いた。
けれども全てが徒労だと
一体誰に言い切れようか?

どうせなら
純粋花火の一粒を
無心に念じ…封じ込め
世界にひとつの手紙を書こう。
 ....
七歳の頃五十年前と聞くと古い民家が浮かんだ
その古い民家の中に入ると壁に御札がはってある
日本人形があり埃かぶった和菓子の箱もある
この民家には悪霊がうようよといて
その中に白い着物を着た皺だ ....
これがタクラマカン砂漠ならいくらでも書けたんだけどキリマンジャロには縁もゆかりもないからどこを見たってラクダさえいない一粒の砂さえない冴えない顔の私の身もフタもなさといったらまーいおーまーいわったわん .... せいろ蕎麦を二枚啜り
デスクに就いて
もう飽きたパソコンを眼の前にする
ただ 残業の無い会社
感謝はいっぱい
悪くない人生が胸を抱き締めてくれる

長い冬の夜はゆっくりと唐詩の頁でもめく ....
風を嫌う小鳥になりたい
水を怖がる亀になりたい
許すことができる人間になりたい
静寂を好む人間になりたい

雑音の多い、この社会
見なくていいものまで見えてしまう
気付いて欲しくて見せて ....
氾濫する文字に埋もれ
三千のCDに埋もれ
山盛りの釣り道具に埋もれ
樹齢数百年の大板に埋もれゆく

あの世には連れて往けないのに
何故か集めてしまう習性が悩ましい
この世には明日までの命 ....
さてと
何時ものスーパーに立ち寄り
まづは野菜コーナー
太くて長い真っ白なネギが視線をよぎった

エノキと椎茸をカゴに放り込み

焼き豆腐にシラタキ

おっと!忘れちゃいけない純米酒 ....
十日以上食べられなくなって
明日から入院
多分2カ月くらいは仕事もお休みだろう
しばらくは様子をみるため監禁される
自殺願望も攻撃意識も無いのに
せめてパソコンでも持ち込みたいのに
スマホ ....
一人の母親から生まれた兄弟たちが
殺戮を繰り返している

遠くにいる母の涙は絶え間ないだろう

宇宙の法則は静かに無常を湛え
現象をただ見つめているだけ
帰るとは
ふりだしに戻ることであった
帰るとは
ひとりぼっちに戻ることであった
帰るとは
ひとりですること以外の選択肢を失うことであった
帰るとは
下校のチャイムの様に
何かの終わりを ....
寒さが増せば増すほど秋に植え替えた植物たちの悲鳴が気にかかるものだ
邪魔な雑音に慣れた耳が他人から発せられる温もりに感じられるように
そして居住する家賃も安くなれば怪しい人物が住み着いてくるの ....
ちょうど新月の晩
旅人は家族に会いたいと
強く願った

真っ暗な森の中
たまらずに声をあげて泣いた

声は木々のざわめきにかき消され
ますます孤独を感じずにはいられない

パチン
 ....
冷えた夜に冴えた月を眺めながら、
あなたを思い浮かべる。
私は窓の鏡のなかで、
薄皮を剥いでいく。

あなたの鼓動が私の身体に触れる。
私は刹那に哀しくなる。
歓喜に触れて哀しくなる。
 ....
楊貴妃の骸を喰らう猫の恋 灰に埋もれ
陽を見る火
森に斜めに沈む光を
鳥の群れは追ってゆく


振動が夜を包み
左脚ばかりを進ませる
夜は静かに
足跡に満ちる


ざらざらとした光のなか ....


墨の黒は
普通のインクとは違う
きっと
普通のインクより深みがある
でも
アクリル絵具の黒よりも鮮やかで
水彩絵具の黒よりも頼り甲斐がある

墨に触れたのは何時だろう
中学 ....
その真っ直ぐな瞳は
傷つきやすい

その優しさは
寂しさからだね



強くなりたい

君を守りたくて


君は僕に幸せをくれるから


君の寂しさを
全て奪 ....
夢の中でのひとときを
まるで本当のように感じる
海を力なしで泳いで
えらで呼吸しているみたいに

大人に反抗している
とにかく不真面目だと感じて
理不尽だと嘆いてみせる
泣き叫ぶことし ....
スーパーで
里芋 大根 葱 人参 牛蒡 コンニャク 油揚げをカゴに入れ
最後は豚バラを見定めて
鰹節と煮干しの出汁煮込み
信州味噌を溶き
妻に捧げる一椀の思い

のどを通らないのはしょう ....
街のはずれの廃校の廊下に気配の何すらもなく
ただ一枚の絵が残されていた
おさなさのめいっぱいの「四年三組」そして名前そして
描かれている 理由のないふうを装った
それは遺言だった から、
割 ....
溜め池の波紋が大きく揺れた
葦原に身を隠してはこちらの様子を伺っていた餓鬼どもが小石を投げ入れたのかと思った
そうか、いつまでも泣いてばかりは居られないのだ
ここから先はこの御玉ヶ淵に架 ....
本来は蕎麦好きなのだけれど
なんだか今日は本場の讃岐うどんが食べたくなった
でも東京周辺では讃岐うどん屋は中々見つからない
あのカツオと昆布の出汁…

そうだネットで探してみよう

真夜 ....
 
ほんとに星になっちまったのかい スターマン

空で待ってくれてたんじゃないのかい スターマン

でも泣かないでいいようにソウルを残してくれたんだね スターマン



 
十年前に名古屋に転勤

一番はまこと屋と一柳の味噌煮込みうどん
つぎは昭和区にあった平和園の名古屋特製ラーメン
そして海午後のチーズオムレツカレー 優しい味
豊田市の山村にあるチャイナポート ....
初夢はどんな夢を見ましたか
すべての夢は もろ刃のつるぎ
かざして何を想いましょうや

松飾をつけた車が 走っていた
正月だというのに梅が咲いている不思議な一日
うつくしさを か ....
あおばさんのおすすめリスト(15345)
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