人んちの猫を
眺めるのはいいな

溜息で吹き飛ぶ薄給だというのに
ある日袋がずっしり重くて
慌ただしくぶちまけて
猫がキョトンと転がったら
がっかりしてもいいな

孤独という状態を
 ....
わたしはきみに遅れつづけて、きみは
みずからを
超え出ていく、刻々と
わたしは
きみを連れて行かなければならない、きみが
時間を生みだすがままに
して、わたしの
図式は引かれる、 ....
時間の音がする

何かと思ったら
雨漏りだった

いつのまに
雨が降ったんだろう

いつから僕は
泣いてたんだろう

雨の旧道を走り去る
一台の車の
静けさのように
故郷の中学校に
古墳があった

体育館に
おばけが出ると噂があった

体育館の中央に
バスケットボールが置かれた
バスケットボールは動かなかった

先輩たちが
見に来るんじゃな ....
階段をふみはずしたとたん
ガラガラと足元からくずれていく
ころがる立方体
白い平面につぎつぎと映る画面
バラバラになったコラージュのような
アナタの顔が散らばる


ダウンロードしよう ....
営業の途中
ビルの谷間から空を見上げてしまうのは
あのころ空に向かって投げたボールが
いまだに落ちてこないからだ

夏の高校野球のサイレンに
空襲警報より
怯える

キャッチボー ....
 
僕の頭の上に
女王様が巣をつくった
重みに耐えていると
紅茶の良い香りがする
きっと紅茶を飲んでるんだろう
「まあ、きれい」
きれいなものは誰が見てもきれいだ
僕はずっと
死んだ ....
出口に中指を添え
Tシャツとジャージ 石鹸に座ってよろめく

壁を蹴ると滲む 気化した感情
昨日の雨は冷たかったが
雨上がりを見逃してしまった

窓を打つ音は
雨後雨と報じる
曇りガ ....
春、という実感もないまま
海を泳ぐ
わずかに持ちあがった
二の腕から滴る光に
戸惑う
掻き寄せるものは
どれも曖昧な痛みばかりで

だいじょうぶ、と
支える声は
生え変わったばかり ....
さらり 落ちてく 雫
見えないけど しょっぱいな

春の夜更けに 声も出ない 君の肩

探しに行く

奥へと 蒼い海
甘えた指先に
花の調べと 温かな肌の
二人の未来は
楷書で描 ....
時間の音がする

何かと思ったら
雨漏りだった

いつのまに
雨が降ったんだろう

いつから人は
泣くことを覚えたんだろう

雨の旧道を走り去る
一台の車の
静けさのように
足の裏に口がある
もう顔を使うのは
やめにする
夜を脱ぎ 夜を着
近づいてくる光を聴く
触れるようで触れずにいる
熱のかたちの指先を見る


道に雨があり
曲がり角で消えてゆく
緑のひとつ向こうの緑を
雨はふたたび歩い ....
飲み込んだ寂しさは
夕日の味がした
あまりにもさっぱりしていて
麦茶みたいだ
その素っ気なさに
耐え難い孤独を感じた
夕日の味がした寂しさは
冬の麦茶みたいな
黄昏の色をしていた

 ....
東京は 乗り換える駅が多すぎて
どれに乗ればいいのか
わからず 只 途方に暮れる
あの光を見るためには
少なく見積もって三昼夜を
眠らずに過ごさねばならない

昼に見れば
赤い眼は赤く
白い冠羽は白く
くっきりと残像を残すのだが
それは光ではなく
単に赤い眼であり ....
ニホンオオカミが
絶滅したのだと言う

友達がいないかわりに
家族を愛したのだと言う

満月の夜は
月に向かって吠えたのだと言う

満月だけが
友達だったのだと言う

ウ ....
高校二年で剣道三段のその生徒は
「30cmの棒があれば先生を倒せますよ」と
とても冷静な顔で言う
なのでシャーペンより長いものは
できるだけ持たせてはいけないと思っている

僕は六年前 ....
春雨の降る午後 
私は一人傘を差し 
無数の蕾が開き始める 
桜並木の道を往く 

三っつ目の信号を曲がり 
学校に沿う坂を下ると 
傘を差す 
君の母が立っており 
喪服の私は頭を ....
「自分をよく見てほしい」 
というふうな 
ふんぞり返ったこころ 

「自分は駄目な奴だ・・・」 
というふうな 
しょげかえったこころ 

ふたりの自分の間で 
あるがまんまに立っ ....
きみが少し元気なときに
庭に植えた白梅に
真珠の粒がころころと
それは春の序章とも言える

きみが好きだった春の 前髪が見えて
それはきみの季節とも言えるが
メディアから塗りつけられる春 ....
あたためて 少しだけ

おかしいでしょ こんなのは

あたしはあたししか愛していないって

誰が言うの

あたためてよ 冷たい毛布

壊れる少し前に望んだ空の色が

煤 ....
絶え間なく 揺れ動く 空間

絶え間なく 生まれ変わる 情熱

一秒一秒 どの時も 細切れの時間の中に

産み落とされては 腐っていく 感情

ほら また生まれて

泡のよ ....
おとーさんは海老を食べない

なので生野菜とアボガドだらけの

冷製カッペリーニになってしまう


文句もいわず食べているおとーさん

ほんとうは何が食べたかったのか知らない

 ....
この世の終わりのためにことばをえらぶ


宇宙に架かるブランコに乗って星くずを撒き散らしながら
ことばはひろがる


ドアをあける世界がまたひろがる宇宙のドアをあける


よく見れ ....
きみを解消するためにわたしは旅に出かけて
わたしは解消されずに
きみを見た
目を見た
髪を見た
口を見た
わたしは解消されずに
きみの足元を見た
足跡がないのを見た
  

お祝いに
山羊をつぶした
生まれたときはとても可愛い
しろだった

誰ともなく唄い始めたのは
誰かを忘れないためかもしれない
誰かを忘れるためかもしれない

とても可愛い ....
井戸水を拾って
足音をしのばせて
どうか誰にも
誰にも気づかれませんように    想いを、想いを、想いを
つるべを握って         しのばせて
雨よ、雨           降るのは花 ....
あなたの
エアコンを修理する電器屋さんは
あなたの恋人になるでしょう

ほんとうは
電器屋さんでもないのにその人は
あなたのエアコンを修理するでしょう

あなたのエアコンを
修理でき ....
いくつもの読点で、あなたを区切って
体内へと運ぶ


元のカタチを、思いだすこともできないくらいに
細切れに、咀嚼していく
小指の爪から、過日の砂が落ちて
潮の匂いがした


 ....
あおばさんのおすすめリスト(15345)
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