先祖代々の墓石の隙間を潜って 緑の節目が
石塔の地下から 企みを生やす

萎れたシキビや花筒の中で息絶えた小菊を
嘲笑うかのように石塔の狭間を一本の青竹が
墓場の敷地すら貫き
天 ....
あれとって
とかいう瞬間の落下
これがわたしだとさしだしている宇宙へ
過去の捏造された記憶から
さしいれられた手紙にしか
書かれていない
きみはないてもいいし
わらってもい ....
流民をへて流民にあう
きみは遠い昔の記憶の中の文学少女

すべての物語を読み切れないように
たとえばたった一人の歴史も解析できずに

やはり僕はでくのぼうにもなれない半端者
きみの洗礼を ....

あんまり得意やないんやけど
て とむ がゆうて
しゃあないなぁ
て じむ が
箸をのばしてきよる
なにが 違たんやろ
せやなく
なんで変わらへんのかったんやろ
誰かの思い ....
風は奏で 
光は描く
ハリエンジュのさざめきに
まなざしは戸惑い
優雅に失速する
水面に解ける止まり木
鳥は魚を続けた
裏腹に
なめらかに
時間には抜け道がある
探しても見つからな ....
誰かの考えが誰かを変える。
誰かが変わることで考える。
君が何かを考えることで何かが変わってほしい。
僕の言葉が変わることで何かが変わればいいな。
言葉について、考えることで変わって、言葉 ....
なのはわたしとこころ。
こころはわたしとは関係なくころころと変わり、コロッと転び、何故かは知らないが勝手に成長していく。
わたしはこころとは関係なく、わたわたとしながら一人称を変えて成長していく。 ....
さかなたちは宇宙の周りをくるくると泳ぐ。
さかなたちは世界の周りをくるくると泳ぐ。
なかには流れ星になるさかなもいる。風になるさかなもいる。波になるさかなもいる。
神さまだってくるくると泳ぐ ....
ぷくぷくと可愛らしい頬に光る
シャンパンのあぶくみたいな透明な
それが涙で ありませぬよう
毎年 祈る クリスマス

やけに狂い咲く時計
刻むリズムは 定刻なのに
気が急いた分だけ  ....
まずインストールしない
そして絶対にログインしない
一度ログインしてしまえば それは、死を意味する

きみはあたまが悪くて パスワードをいっぱいおぼえられないから
体中にパスワードの刺青を彫 ....
足下に感じるのハチキュウのじゃなくてペダルの回転、トオ

I feel the earth moveって歌うキングなベッドでかくいびき

キャロルならルイスでしょって思うんだウサギに会える穴は ....
朝 丘珠空港へ迎えに行く
プロペラ機は八月の空をけたたましく滑り降り
ゲートをくぐる人々は無事届けられた
天からのギフトのように
トランクとリュックを下げた若者を見つけ
片言みたいに 荷物を ....
カタン カタカタタン
夜が鳴く音がする
君とのセックスはゆっくり熱をもつ
スローモーションの恋で

気づくと空は夜を
ワイングラスに注いで飲んでいた
ぬるま湯に浸かり
君の ....
この度 わたくしが 申し上げたいのは
雪室とは 全く違う空間のことで ございます

もこっとしたダウンを羽織れば
世の中が 温たまるものと 勘違いしている殿方も
意外と多いようですが 良 ....
気がつくと、
一面真っ白な部屋のなかにいる。
部屋には窓一つない。
空気がこもっている。
部屋中に白い音がする。
天井に向かって手を伸ばすと、
目には見えない皮膜に触れる。
シャボン玉の ....
寒いのか明朝体で鳴く蝉よ 蝉の羽越しに見ている痴話喧嘩 おっぱいパブには出口が無い
おっぱいを揉むという行為に夢中になれる時間はとても短い

以下は早めに終わってしまったために持て余した時間を利用したインタビューです

この仕事以外に何かしてるの ....
とおりすがりのコンビニで買った
コンドームの箱あけて数を数えてる
ティッシュボックスから
うすい紙引き抜いてするエモいファンタジー
これがわたしのセンチメンタル
これでいいのだ!ってうなずい ....
ねえ、いいから
と手を引っ張られ
誰もいない女子トイレに連れて
から
 か
  ら
   少しだけ開けた窓こぼれる斜陽突き刺す
笑顔 舞い込む蝶々を、ちょうどよかった
と少しだけ骨張っ ....
室内にいても 外の寒気を 感じる季節 到来
歓喜乱舞ばかりとは 行かないようで

これで リフトにでも 乗っていたら 
また 気分は 違うのでしょうが

などと 毒づく暇も 与えられず ....
蝉を捕る負けず嫌いの背中かな 9月1日の午後

朝から磨いた仏壇に手を合わせ
ショートケーキを一つ供える。

この日は亡き父の誕生日

街で年頃の親子連れを見かけると
父の居ない寂しさを思い知らされて
妬みの感情 ....
鉋の音が心地良く聞こえる冬一番
ここは北国
世の中は真っ黒でも
かの地だけは 真っ白に染まる

「御地では もう 雪模様なのでしょうね」
その一文に 黒い筆で認めた「否」
投函した瞬 ....
地図を眺めても
地球儀を回しても
西方のかなたにそんな国はない
少しは知っている
今そこにどんな国があって
違う幸せを望んでいること
少しはわかっている判っている
それでも
風がふ ....
蝉を捕る女中国雑技団 かなかなや返事を書いてない手紙 明日、その日は来るのだろう
運命と呼べる瞬間が訪れるのであろう
運命は何時だって気紛れだった
何故なら、何故、私がここに居る
何故なら、何故、私はここで泣く
何故なら、何故、私はここで復活す ....
運命を呪うというのは
自らの遺伝子を呪うということ
運命を愛するというのは
自らの環境を愛するということ

私は地球の申し子であり
あなたの息子である
あなたの息子と同時に
独立した個 ....
失われた時を還せ
死んだ夢を呼び覚ませ
きみのうなじの産毛が好きだから
僕の名前を風に聞いてくれ

最期の銅鑼が鳴り僕たちのバンドは退いてゆく
黄昏の中へ精緻な夜へと官能をつなぎとめる
 ....
あおばさんのおすすめリスト(15345)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
竹花- 為平 澪自由詩9*16-9-17
どっちでもない状態- モリマサ ...自由詩316-9-15
流民- 梅昆布茶自由詩15*16-9-15
芋月仲間が秋夜に揺れる音- AB(な ...自由詩7*16-9-14
恋のようなもの- ただのみ ...自由詩10*16-9-14
考えは僕を変えた- 水宮うみ自由詩3*16-9-14
言葉からことばを読み取るのに必要- 水宮うみ自由詩2*16-9-14
お月さまになったさかな- 水宮うみ自由詩3*16-9-14
シャンパン- 藤鈴呼自由詩2*16-9-14
共有しないフォルダ- 馬野ミキ自由詩516-9-12
night_moves/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...短歌3*16-9-10
アウトリーチ- ただのみ ...自由詩6*16-9-10
night_moves- かんな自由詩2*16-9-10
雪もろ- 藤鈴呼自由詩1*16-9-10
木槿- あおい満 ...自由詩416-9-10
寒いのか明朝体で鳴く蝉よ- 北大路京 ...俳句416-9-9
蝉の羽越しに見ている痴話喧嘩- 北大路京 ...俳句116-9-9
おっぱいパブ- rabbitfighte ...自由詩516-9-9
ボーイミーツガール最高- モリマサ ...自由詩316-9-8
蛾になりたい- ピッピ自由詩616-9-7
煮込み隊- 藤鈴呼自由詩2*16-9-4
蝉を捕る負けず嫌いの背中かな- 北大路京 ...俳句216-9-2
おめでとう- 梓ゆい自由詩116-9-2
地団駄- 藤鈴呼自由詩2*16-9-1
あえかなきみ- AB(な ...自由詩116-8-31
蝉を捕る女中国雑技団- 北大路京 ...俳句216-8-30
かなかなや返事を書いてない手紙- 北大路京 ...俳句316-8-27
夏のある日- 鷲田自由詩216-8-26
ダンス- 鷲田自由詩216-8-26
四季- 梅昆布茶自由詩1016-8-26

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