ファミレスで
天丼とうどんを食べて
わたしと息子は
お母さんの財布に潜り込んだ

使い古された財布は
いつだったか
わたしがお母さんに贈ったもの
暖かいけど
すきま風が寒い

白 ....
救いの手がとどめを刺した リセットボタン探す指が太い 泳ぎ方が分かりません
この組織にはいくつものプールがあり
それぞれのプールで異なった泳ぎ方を
しなければならないけれど
そして最後には
どんなプールでも泳げる
泳ぎ方を身につけ ....
人魚のことばは あぶくです
なにを しゃべっていても 語尾はいつも 
めるふぇんて わたしたちには きこえます
うろこののこる おみあしは めるふぇん です

人魚のゆびさきは 笹船のよ ....
ばあちゃんの野菜は
やわらかく
大根は一時間も煮れば
中まで味が染み込む
ジャガイモは
カレーに向かないくらい
すぐ溶ける
竹の子も灰汁がすぐに抜ける
とっても素直な野菜たち

二 ....
{画像=140510184346.jpg}


丸い小さな石が転がった。

その時なにかが動いた気がした。


ほんの小さなことが
世界を動かしている。
宇宙を動かしている。

 ....
区切るのは、窓枠
ガラスを斜めに横切る曲線
不規則な、雑巾の跡
掃除の手順は安定しない、いまだに


座る場所は決まっている
そうである限りはきっと
向こう側の風景も大体変わらない
 ....
ふり返らない黒い蝶に夕立 かりんの木の花が
小さなピンク色しているの
ずっと知らなかった



きみは確かに
かりんの木の下にいて
かりんの実が落ちたのを
いつもくわえていた
おもちゃで遊ぶことを知らないき ....
君はクラスの中でただ一人
輝く褐色の肌を纏った男の子

幼児部の時は
「お母さんに会いたい」とよく泣いていた

お母さんはさぞかし優しい人なのだろうか?
遠足の日 君のお弁当は
ポテト ....
猫でした
まちがいなくねこだったと思うのですが
定かではありません

幸せだったかもしれませんし
そうじゃあなかったかもしれません
宿無しだったのはたしかです

いまでもたいして変わり ....

曇り空の夕暮れは
町を朱く染めることも無く
夜の闇が次第に
足元に絡みつく

足取りは重く
暗がりの多くなった街を
抜け出せることもなく
赤い提灯の灯りを頼りに
居酒屋の縄のれ ....
朝の美しい光の中へ船出しようと窓際に帆船が停まっている。
今まさに新しい航海が始まるのだ。
周りを見渡すと思いも新たに船出しようとする人達のなんと多いことか。
口惜しいのは、この朝の光が決し ....
落下傘が
降りてくるのに
かっこうの空です

落下傘が
降りてくるには
じゅんびばんたん
の空です

今日わたしは
地球の
目じるし
かまってくれない女のブログ読んで朝刊の届く音 下ネタじゃなかったのに 祝って喜ばれなかった もうすぐ私の誕生日になりますが
もう 幼いときのように
物をねだったりはしません

何も要りません

私は

生活に苦労していません

それは

あなた方二人が

私を生か ....
ソースが汚ならしく
白い皿に残っている
綺麗に盛り付けたけど
終わってみるとこんなもんだ

しゃしゃっと水で流して
網かごにセットする
ナイフもフォークもお箸も
「汚れ物」になって ....
青空を見ているときは
星空をわすれ

かき氷を食べているときは
雪をわすれ

かなしみが沢山のこころは
よろこびをわすれ

大人になると
子どもをわすれ

山を登る ....
リシャール・ヘネシー哺乳瓶に入れてよ 踵を軽石で擦っちゃダメだよ
もっと硬くなるから
生物って傷めつけると
もっと自分を守ろうとして
防御強化するからね
強烈な垢擦りだって擦った後はスベスベでも
何日か経ったら角質層はもっと厚 ....
野原の道でもつれて、転び
膝から血を、滴らす
少年・吾一は
埃を払って立ち上がり
拳を握り、天に叫んだ

「我は世界に、一人なり…!」

その時
背後の川の何処かで
ぴちゃり、と銀 ....
深夜、火がついたように
泣き出した2才の周は
生まれた時と同じ病院に
急遽、肺炎で入院した

生まれて間もない
ちっこい周を世話してくれた
懐かしい看護師さん達が
「あらあら、かぜがひ ....
「ととん、ととん」
曇った夜空から
列車の走る音が聞こえる
大気の具合でこんな日がある

目の前に来た列車に
いい加減に乗り
いい加減に乗り継いで
私の旅は現在にある

飛び乗った ....
{画像=140506151840.jpg}

ぼくはズンズン身長が伸びて来て
視界が俯瞰して行くんだ。

小さな町の煙突を抜け
東京スカイツリーを抜け
視野が120度、180度、、、、3 ....
覚えたての縦笛から
頼りない汽笛のような音が
飛び出したから
思わず笑って
私は手をふる

どこかへいくの?
またかえってくるよ

音を作るこどもたちが
今でもほら
とても楽しげ ....
「見えない人」

耳の不自由な人との 暮らしは
目も不自由な人との 暮らしは
あんがい 子供の頃に抱いていた夢が
叶ったのかもしれないな
子供の頃は 透明人間になりたかったのだっ ....
完璧主義で靴下に穴開けてる
あおばさんのおすすめリスト(15345)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
母の日のランチ- 小原あき自由詩4*14-5-11
救いの手がとどめを刺した- 北大路京 ...自由詩714-5-11
リセットボタン探す指が太い- 北大路京 ...自由詩3*14-5-11
水泳- 葉leaf自由詩314-5-11
めるふぇん- るるりら自由詩18*14-5-11
ばあちゃんの野菜- 小原あき自由詩10*14-5-10
繋がっていくものたちへ_/_小さなアリが地球を回す- beebee自由詩19*14-5-10
ひろがる- あ。自由詩11+14-5-10
ふり返らない黒い蝶に夕立- 北大路京 ...自由詩314-5-10
かりんの花- 小原あき自由詩10*14-5-9
君に与えられた色- 夏美かを ...自由詩28*14-5-9
猫でした- 梅昆布茶自由詩33*14-5-9
居酒屋幽霊- ……とあ ...自由詩11*14-5-8
旅立ちの朝- ヒヤシン ...自由詩10+*14-5-8
落下傘日和- 佐倉 潮自由詩314-5-8
かまってくれない女のブログ読んで朝刊の届く音- 北大路京 ...自由詩514-5-8
下ネタじゃなかったのに- 北大路京 ...自由詩614-5-8
祝って喜ばれなかった- 北大路京 ...自由詩414-5-8
私を誉めてください- 無花果自由詩8*14-5-8
食洗機- 藤原絵理 ...自由詩12*14-5-7
いいんだよ- 小原あき自由詩13*14-5-7
リシャール・ヘネシー哺乳瓶に入れてよ- 北大路京 ...自由詩814-5-7
踵を軽石で擦るともっと硬くなります- ichirou自由詩9*14-5-6
絵本の風景- 服部 剛自由詩614-5-6
初めて入院する夜に__- 服部 剛自由詩814-5-6
列車の音- 山部 佳自由詩1114-5-6
地球の先でノックダウン_/_ぼくは想像する太いモヤシだ- beebee自由詩22*14-5-6
楽隊- そらの珊 ...自由詩1914-5-6
なにかが_ある____三部作- るるりら自由詩15*14-5-6
完璧主義で靴下に穴開けてる- 北大路京 ...自由詩914-5-6

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