毎月だったり3か月おきだったり冬は来なかったり
よくわからない頻度でそのバンはやってきて
5人と書かれた確認票にサインを強請ってくるので
私は大体黙って苗字を書く


/


テーブ ....
「いつかは死ぬんだ。」と理解をしたら
そこにいたはずの父が居なくなっていた。

「これからは、家族と力を合わせて生きてゆきなさい。」

墓前に背を向けた直後
三人姉妹の耳元で
父は確かに ....
孤独な猫だった
丸焼けの鳩だった
まわらない風ぐるま

一等星へ続く坂道を
駆け上がってく自転車 ふたり乗り
後輪ナットにハブステップ 君は立ち乗り

スカイツリーはバベルの塔じゃない ....
霧の彼方に映る影
父母の面影が遠くなる
夭折した妹と弟の面影が遠くなる
そこに近づけるのは何時のことだろう
やがては逢えると信じている
輪廻の果てに
きっと逢えるだろう

そうした ....
宇宙では
孤独な水平線をゆらすことはできない
体脂肪を減らす緑茶
何の効果が得られるのか
わからないまま日々更新される人口の増減
ご安心下さい
と言う文字の横に
人の良さそうな誰かが
 ....
少年は母を求め、苦悩する。その無垢な思いゆえに気づかなかった過ちを。

爆発してゆけ、
       爆発という言葉の薄い層を突き破るように。
                   そのような ....
海からだけじゃなかった津波みたいな水害

災害救助をする自衛隊

ユーロ圏にあふれかえる難民

夏休み深夜徘徊する中学生が殺される

養護施設では老人が

犯人さがしはいつも監視カ ....
それまで
水の中を泳いでいたものが
産院のベッドの上で
あし。になる
それはまだ
自分を支えることも
出来ないけれど
あし。と呼ばれる

こんなに
ちいさく
まだせかいを歩いてさ ....
マイナンバー教えてよっていうナンパ ノーベル賞獲るためまずはゴルフ行く 戦地へと行くかもしれぬ赤子泣く ≠sweet noise
=silent jack
≒earphone jack
≦hijack

無口なジャックがハイジャックを企てた
ハイだからって高い場所じゃなくたっていい
 ....
変装して出かけようよ
鍵はかけないで大丈夫
平気よ みんな花火を観てる きれいに咲いてくれるから

ひみつ ないしょ
かいだことのない風の匂い

  ふざけあって笑い合う日もある ....
川の字に並んで見る夢は
いつかの思い出
手を繋いで眠った夜も
布団の中で微睡む朝も

全て夢

望んだ今に悔いは無けれど
時折振り向いてしまうのは
川の字の端
壁を眺めて寝る夜の所 ....
当たり前の 形より
変わり種が すてき

きっと 空からの 贈り物だね
きみは つぶやく けれど

打ち上げて いるのは
地上 からなの

想いの カケラの
代わりだね

カキ ....
空になった孔の底から、
風が吹き抜ける声が聴こえる。
喉の奥が苦しくて、手を伸ばす。

(届かない、でも感じる)  ....
飯場に着くと、俺たちは襤褸雑巾のようにへたり込んだ。ねばい汗が皮膚に不快に絡みつき、作業着は雑菌と機械油の混合された臭いを放っていた。風呂は順番待ちだし、俺たち人夫は泥のような湯船に浸かるしかな .... キャンバスにぶちまけられた
黒い染みは
ロールシャッハテストの染みではなく
怒りの沸点を超えた悪意の染み出たものです

俯瞰して眺める自分の視点は
この惑星の遙か三萬キロ上空にある
季節 ....
さんたさんあめにぬれたらかわいそうあしたてんきになりますように 小さなスミレには
思い出の全てが 詰まってる

ずっと 土の中で
温まって 居た 気持ちが

真夏を迎える 直前
花と化して 艶やかさ 増した

鮮やかで 冷たすぎる 水滴をも
 ....
満月踊り狂う木曜日に
ブロッコリーを茹でたらもり
もりもりもり
みどりの森が鍋からあふれ出し

ああ気がふれるほどあふれ出しもり
もりもりもりもり
森みどりの森くらい森こわい森
みどり ....
CDのジャケットから取り出した
ブックレットのモノクロ写真は
だだっ広い空の下を
何処までも伸びゆくハイウェイ

目的地へとひた走る、旅の車
ハンドルを握る、目線の先
一瞬
黄色い蝶が ....
パーティーには 有名な中華料理店が選ばれた
難しくて名前が覚えられないメニューたち
箸で触るだけで肉汁が溢れ出すシューマイ
自宅に独り私を待つ母に
到底食べさせてやれない、そのシューマイ

 ....
その日は
お花見の桜より うんこの話のほうが 
うつくしかった
お隣さんが用意してくださった花見弁当を囲んで
いっしょに 盲の方と お花見をした
お洒落な桜色のスカー ....
北原白秋・高村光太郎・三好達治は、私の好きな詩人だが、彼らはみな戦争協力詩を書いている(「戦争協力詩」という言葉は変だが、「愛国詩」「(反戦詩ならぬ)賛戦詩」「戦争昂揚詩」のどれも変ではある。この辺の .... デザートを葛餅にするフルコース 押し入れに
妙なキノコが繁殖しても
俺はそのキノコを食いながら
生き続けてゆける

何は無くても
生きてゆく
貝のような耳をそばだてて
微かに
波の音をきく

貝は何処にいるのだろう

貝はどこに居ても家を持っているんだ

じっと蹲りながらも
家を持っている

波にさらわれたとしても ....
この暴風の中で
どうしても僕が吹き飛ばされないのが
とても不思議だった
こんなにも無価値で
こんなにも無意味で
泣きそうになるくらい軽く脆いのに

自己分析をして
捜し出した犯人は ....
着いて翌日の朝は
マスタード色の
プラスチックのコップに注がれた
オレンジジュースで始まった
初めて見るプラスチック製のコップに
本物の生のオレンジジュース
九つになったばかりのこどもには ....
あおばさんのおすすめリスト(15330)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
浄化槽- ブルーベ ...自由詩2*15-10-10
さようならの前に。- 梓ゆい自由詩2*15-10-10
さよならを言うつもりはない- 北大路京 ...自由詩2015-10-10
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エヴァンゲリオンごっこ- kaz.自由詩3*15-10-9
神が教えたまいしこと- 吉岡ペペ ...自由詩215-10-9
あし。- そらの珊 ...自由詩1715-10-9
マイナンバー教えてよっていうナンパ- 北大路京 ...川柳715-10-9
ノーベル賞獲るためまずはゴルフ行く- 北大路京 ...川柳215-10-9
戦地へと行くかもしれぬ赤子泣く- 北大路京 ...川柳215-10-9
サイレントジャック/即興ゴルコンダ(仮)投稿.78- こうだた ...自由詩5*15-10-9
鍵はかけないで大丈夫- 北大路京 ...自由詩615-10-9
産後クライシス- たいら自由詩115-10-9
空からの_贈り物- 藤鈴呼自由詩5*15-10-8
青空- あおい満 ...自由詩815-10-7
出稼ぎ人夫- 山人自由詩4*15-10-7
老人の悪意- ……とあ ...自由詩6*15-10-7
_さんたさんあめにぬれたらかわいそうあしたてんきになりますよ ...- 北大路京 ...短歌115-10-6
すみれ_さいた- 藤鈴呼自由詩1*15-10-6
もり- ふるる自由詩10*15-10-6
旅の車_____- 服部 剛自由詩315-10-5
晩餐会- 為平 澪自由詩13*15-10-5
うつくしい_うんこ- るるりら自由詩22*15-10-3
『戦争詩歌集事典』高崎_隆治より、戦争詩を考える。- こひもと ...散文(批評 ...16+*15-10-3
デザートを葛餅にするフルコース- 北大路京 ...俳句315-10-2
四畳半- レタス自由詩3*15-10-2
潮騒- レタス自由詩415-10-2
突風- 凍月自由詩3*15-10-2
異国の終焉- もっぷ自由詩515-10-2

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