水面から生えた電柱
いつか見た風景
絵だったか
写真だったか
晴れ間だけが平和そうな顔をして
平和だって言うんだ

いつか見た風景
濁った色に取り残される
知った顔で何かあった何もな ....
ことばを持たないのに人と呼ばれるものの
イメージがわかないのはことばを持つもの
が人だと刷り込まれすぎているからだろう
か窓の外には川の上を滑るカヌー乗りたち
とテニスコートのプレーヤーたち目 ....
無差別殺人の
テロリストは怖い

部屋でゴロゴロして過ごす
無気力なゴロリストも怖い

お互い明日を信じないし
命を無駄にすることを恐れない

「いずれゴロゴ13と呼ばれるのだ」と
 ....
知識は覚えるものではなくなった
検索ソフトでカンニングできる

経験は味わうものではなくなった
検索ソフトでシミュレーションできる

感性は生み出すものではなくなった
検索ソフトでコピー ....
捉えたぞ
アナタの姿を
流れいく雲間に
薄く濃く白く輝く
奔放に微笑み送り続け

爆発して
消尽し
捧げ
妖艶に
円を舞い

捉えたぞ
アナタの姿を
流れいく雲間に
破壊 ....
しりとりのルの出てこない登山道 ブリティッシュコロンビア州の
オカナガンという湖に
オゴポゴがいる
いるか
いる いるか

体調は15m
頭は山羊のごとく
大海蛇の体
口がいつも苦笑いする

今にも、目撃される ....
あの頃は とても美しかったのに
ちょっと 寂れてしまったと
淋しそうな 横顔が
錆びついて しまいそうな 街並み

羽根が 無くなったら
扇風機とは 呼べないんじゃあ ないの? っ ....
バズーカ砲が欲しい
何故なら
私がもし救助される人になったとき
肌身離さず持ち歩いている
バズーカ砲を
マスコミのヘリに向けて
発射したいからだ
救助される人が
みんな憐れだと思ったら ....
時が暗みへと進み
私の心も眩み出す
すべてが剥き出しに
すべてが恐怖恐慌に

人は人との繋がりなしには生きられない
人は人との愛情なしには生きられない

すべてが裸になる夜
私の魂が ....
木の葉が
風に散っていく
表になり裏になり
葉脈の流れをとめて
秋の波紋がひろがっていく

セコと呼ばれる河童が
山へと帰っていく季節だった
雨が降ったあとの小さな水たまりが
河童の ....
コスモス
風にゆれる
何を言っても
遅いと揺れる

コスモス
風に散る
何を喚こうが
間に合わないと
散る

コスモス
風に折れる
ただ真っ直ぐに
延ばそうとした
腕のか ....
夏のおわりの
アスファルトのうえに
蜂がひとつ
死んでいた
もう、
怖くもなんともない有様で
蜂がひとつ
死んでいた

この蜂の持つ毒針は
柔肌に痛みと腫れをもたらすに十分で
 ....
頭のおかしな奴らが
一見肩寄せあって
お互いを慰めているように見えるが
頭がおかしいので
相手のちょっとした一言で
怒り狂い
人生最大の敵とばかりに
攻撃を仕掛け
遂には一切の交わりを ....
ぴよぴよ鳴る黄緑色の靴を履き
黄緑色の半ズボン姿で興奮して
歩き回る幼児は歩くという行為
自体に歓びを感じリノリウムの
青い床の上で生きること、その
ものを全身全力でタノシンデル
というの ....
朝まで、そこをなんとかは木漏れ日に紛れていて、太陽が沈んでから、こっそり雫にもたれていた。風が強い日は土の中に身を隠した。大地はやさしく守ってくれる存在で、ぬくもりが恋しかった。誰かに甘え .... 硝子細工が嫌いだった

繊細で美しいけれど
あまりに脆くて

砕けることを恐れるのが
自分に向かない

そっと扱わなきゃならないのは
人の心だけで充分だろ
あなたの組み合わせた 手

こっちをじっと見つめる 眼

開いた口からこぼれるのは 言い訳

わたしを閉じこめておきたいだけ?



窓から空をのぞけば 魚




 ....
キャベツの千切り
おかわり自由
ご飯おかわり自由
味噌汁おかわり自由
なのに
とんかつ
おかわり自由でないのは
とんかつ屋として
本当に正しいシステムなのか?
それで胸を張って
と ....
お揃いのザックストック登山靴 自称詩人達よ!
まともな人間の
何と少ないことか!

「あなたの詩は素晴らしいですね
私の出版社から
詩集を出しませんか?」
という言葉で
誘い出して
一網打尽にすることを
思いつ ....
ししゅう、
死臭を漂わせることばを、
書いてみたいと、
手を伸ばしたそこは
暗闇が続いていた。
私たちは一列になって、  ....
プラナリアに 出会いたい
永遠の命だというプラナリア

世界が黄砂に なぶられて
沈鬱が大陸を覆い 海洋にも降りた
人は みみずのように
スマホのなかの情報に生きる術をもとめ
無数の出口 ....
水時計に溶けていた
血液の雫があって
時計の器の外には
一枚の翼が堕ちている
静かな痕跡がある
誰しもの夢のなかで
真夜中にも時間を報せる
いっぱいになった
聖なる水時計は
透明な水 ....
およそ文芸である以上読者がいて、
個人的な人生あるいは社会的になんらかの影響力をもつもの、
あるいは芸術としての愉悦を読者に与えるものでなければならない。
なんてね!

詩として

C4 ....
北風の只中を防寒靴で歩いた、僕は
あの日の旅路を手にしたペンで、筆記する

   *

――記憶に蘇る、海の匂い
遠くに見える、断崖に近づくほど
潮の香りを鼻腔に…吸いこみ

断崖の ....
絨毯は 空に舞い上がって
塔や市場や 大きな川を見下ろす
初めて 飛行機に乗った時の記憶
風を耳元に感じることはなかったけど


ぼくは古びたランプを 本棚の後ろに
小難しげな専門書 ....
洗濯物が乾かないね

などという君の唇の上にも
雨は降り続けている

僕らは夜や朝を過ごし、
時には指を結んだり
ほどいたりして、

時間の中で
同じことを繰り返しては
老い ....
あの方舟さくら丸から抜け出したモグラの見
た世界は透明だったって知ってるかい? 絶
対的な価値なんてないから私、方舟になんか
乗らない。他人の物差しなんて必要ないから
私、誰かと比べら ....
私の心の鏡に
魑魅魍魎の輩
知力欠如の姿
視力のすべて
聴力をも失い
手探りで嗅ぐ
風に混じる潮
光がさす感触
誰を呼んでも
聞えないまま
自分の声すら
耳 ....
あおばさんのおすすめリスト(15330)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
11日- ブルーベ ...自由詩1*15-9-13
ことばを持たない、内包する彼の人へのオマージュ/即興ゴルコン ...- こうだた ...自由詩2*15-9-13
ゴロリスト- イオン自由詩6*15-9-13
カンニングーグル- イオン自由詩1*15-9-13
太陽の己- たけし自由詩415-9-12
しりとりのルの出てこない登山道- 北大路京 ...俳句515-9-12
オゴポゴ- アンドリ ...自由詩515-9-11
妖艶ゆりこ- 藤鈴呼自由詩1*15-9-11
救助される人- 花形新次自由詩115-9-11
迷子- たけし自由詩3*15-9-11
秋の魚あはれ- yo-yo自由詩13*15-9-11
コスモス- Lucy自由詩16*15-9-11
ささやかな羽音- 千波 一 ...自由詩515-9-11
おののか- 花形新次自由詩1*15-9-10
そこをなんとか/即興ゴルコンダ(仮)投稿.70- こうだた ...自由詩4*15-9-10
そこをなんとか- かんな自由詩6*15-9-10
夜店- ガト自由詩4*15-9-10
ウオゾラ- ケルリ自由詩5*15-9-10
おのののののか- 花形新次自由詩315-9-9
お揃いのザックストック登山靴- 北大路京 ...俳句515-9-9
おののののか- 花形新次自由詩315-9-9
雪原- あおい満 ...自由詩615-9-9
小宇宙から流れくる____(改訂稿)- るるりら自由詩16*15-9-9
水時計と妖精の翼- りゅうの ...自由詩9*15-9-9
嘔吐しない現代詩人について- ……とあ ...自由詩9*15-9-9
冬の釣人___- 服部 剛自由詩415-9-8
真鍮の都- 藤原絵理 ...自由詩515-9-8
また、雨は降っている- またたび ...自由詩315-9-8
透明な十字架/即興ゴルコンダ(仮)投稿.69- こうだた ...自由詩5*15-9-8
透明な十字架- るるりら自由詩515-9-8

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