数式で埋め尽くされている短歌学習帳 静かな生活

繁華街首を絞めあう帰り道一人で買った大学ノート

地下鉄に紙を破って貼り付ける立てないくらい花の色です

すれ違う君が脱いでるスカートのほ ....
スーパーでも。
デパートでも。
コンビ二でも。

君が好きだったあの曲が
ゆうせんの他の曲に紛れて
普通に聞こえるようになるまで

僕は生きてやるんだ。

そう思って
玉葱を買う ....
冷蔵庫が空と意味の境目を走る
洗濯機は今日も何かを言いそびれている
昔、電子レンジで猫を乾かそうとした人の話を
聞いたことがある
まさか自分がその当事者になろうとは
炊飯器が黙祷を始めた ....
知っている

野生の生き物たちが
自らの意思で立ち上がれなければ
どうなってしまうのかを

ふるえる膝を押さえながら
重たい身体を支えようとするとき
昔見た象の瞳を思い出した
陸上で ....
いろんな気持ちを煮込んでいたら
すっかり煮詰まってしまった
僕はふつふつと夜にとけてしまいそうになる

お腹もすかない
最後に口に入れたものは何だったか
そんなことを思い出す気力もない
 ....
静かな朝には開いていく
手のひら
両手で作った部屋に
吐き出せるだけの息を詰め込んで
冷たい朝を胸一杯に仕舞う
これ以上ないというほどの儀式
つま先が浮くほどに


ここから一日にな ....
                   − 素子へ、特別版 −


子供の頃は戦後のモータリゼーションが
発展し始めた時期で
うちの車は初代パブリカのデラックス
その頃は車のグレードと言った ....
竹の子を探す少年少女らを囲む竹林千本の闇


ウミウシという生き物がいることもやがて知るのか二歳の娘


あの日きみが嫌いと言った茄子を見て疼くこころのむらさきの痣


たこ焼きのた ....
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=34531


他人同士がコミュニケーションを取るときのお互いの距離において、親しさの
度合いに応じてその許 ....
筍の感情 同じ夜ばかり見ているはずの違う自分が


ウミウシを夕餉に出される漢字では書けないような場所に来ている


飛行機が墜落してる茄子を買う少女のようなまなじりをして


 ....
春の偏西風が吹いて反芻は加速度を増す
牧場は世界との境界線を更に曖昧にする
牛飼いは牛の記憶を朗読している
元牛飼いはふと乗り換えるべき駅を間違えている
世界で最も模範的な牛に関する解 ....
夢 とか
朝日 とか
キラキラ とかの
ことばがわたしの
語彙から消えて

抱きあって とか
そら とか 
帰れない とかの
ことばが増えた

セックス
という単語を
使える ....
味噌汁の茄子にやけどをした舌を冷やした夜に交わした明日

うぐいすをおくちのなかでとろけてく春の野に出で転がした笛

一皿のタコヤキでなく一粒を分け合えるならタコなし一興

晩飯のこと ....
初夏の夜、首が痛くなるほどに
高い空を見上げて、
あれがかんむり座だよと、
いつかそう教えたのに、

あなたは忘れてしまった。
七つの星でできた王冠を、
あっさりと投げて捨て ....
どうしようもない高層ビルが砂煙あげて物静かに崩壊していった。それはいつだったか、たぶん去年の五月のことだ。もう終わってしまったゲーム盤の上で人々は右往左往していた。怒鳴り散らしていた頼りがいのある審判 .... 猫が空風の空き地を歩いている。空耳。夕暮れのネックレスはもうすっかりラピスラズリの感触だ。味わったはずのコーヒーの苦みは、いまやどこにいってしまったのだろう? 透明な連鎖。青ざめたトルソが、臍のあたり .... そういえば昨日は、
と言いかける君の唇をふさぎ
いいじゃない、
昨日のことは、

ぼくらは10億年を1日として過ごすことに決め
時計もすべて棄てた
昨日、
というのは
前世のことだ
 ....
生まれたのが
海の近くの
とても小さな町で

だから
海の見えないところにいくのが
怖い

波の音とか
磯のにおいとか
塩気を帯びた風とか
わたしの細胞のひとつひとつが
そうい ....
石の上に三百年。
諺の覚え違いじゃない。
多少誤差はあるが、
この山のなか何百年。

山桜は今年も咲いたが、
最近は子供がこんのでつまらん。



{引用=静岡県掛川市高天神社の狛犬}
ナッツは苦手です
でもアーモンドだけは好きです
キャラメルも好きです
ヌガーも好きです
甘いものがとにかく好きです

子供の頃はゴーフルが好きでした
パパがどこかへ行くたびにお土産で買う ....
夕暮れに
ひめりんごの花弁が
雪のように散ってゆき
落ちた先は
あの子の眠る
寒い土の上でした


最期の言葉も
交わさぬまま
突然
冬空へと消えた
一つきりの ....
いましめられても
檻のなかでも

土あれば
花咲く

あなたがその花の名を
知らなくても
僕らの旅は午後の教室から始まる
机の上ではまだら模様の教科書が青い空を目指し
ゆっくりと羽化している
君の強固な筆入れは中身がすべて行方知らずの風紋
象が踏んでも壊れないけど
涙の一 ....
朝から降り始めた雨は
午後になっても
「しとしと」

腕に絡みつくように降りつづけている


こういう降り方をする雨は
すぐに止んだためしがない
経験豊富な予報士も
「これば ....
イ、イェーイ! イェーイ!
イェイイェイイェイイェイ!
イッェーイ!
……ハア

イェイイェーイ!
イェイイェーイ!
イェーイイイイイイイェーイ!
……マジカヨ

イェーイイェー ....
痩せた身体でうつむけば三日月

足元を眺めれば
いくつもの自分の欠片が光を失いかけている
日々削られてゆくいろいろが
音もたてずに
まるで始めから無かったことのように

やりかけたパズ ....
青い桑の実に
はつなつの強風

続々と生まれくる
カメムシ
シャクトリムシ
ウリハムシ

今年はどうか
お手柔らかに、ね
私は白雪姫の物語が大好きです。
初めて白雪姫を知ったのは小学生の頃、ディズニーの映画をテレビで見たのだと
記憶しています。その当時はまだ無知だったので、私は小人というのは背の小さい
特殊な人種が ....
白鳥は
白くて
大きくて
きれいだから
エサをもらったり
写真を撮られたり
優しくされるけど
よく見ると
まぬけな顔をしてる

皇帝ペンギンみたいな
お父さんが
欲しいなあ
 ....
許されたものだけを
焼いて

猛るものは
まだ残るか
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