万国旗は青い風にはたはた…揺れ
園児等が駆け回り、賑わう
秋の運動会。

染色体が人より一本多く
まだ歩かない周と、並んで坐る
パパの胸中を{ルビ過=よ}ぎる、問い。

――僕等はあわ ....
  



言葉を
全力で守る

シュプレヒコールを唱える事が
ハロウィンのパレードと
どれだけ同じに見えようと

発言するほど
唇寒く
弱点を突かれ
攻撃されることになる ....
空は高く
遠く 
ぼくを迎えいれてくれる
少しだけ寂しいけれど
青く染まってしまったぼくは
静かな誘いにコクリと頷く

透明な羽が肩から生まれ
いよいよ旅の刻が来た

自由な大 ....
きっと、
数えきれない罪のうえにある私だ

きっと、
その甚大さに耐えられる私だ

それゆえに、
概ね後ろめたいのが、私の「ありがとう」
手のひらに、
とぎれとぎれの物語がまじわるように、
とぎれとぎれの時間のなかを旅している。
風は、
私にまとわりつく
薄い襞を食んでいく。
一衣も纏わぬ身体になった私の心は、  ....
いつか説明できる自分になりたいとおもったが
いつも途中でひきかえしてばかり

丘の上の教会の牧師さまを質問ぜめにし
彼の額の皺がひとつ増えたのをみとどけて
それでもつぎなる質問をかんがえつづ ....
私信以外だったらホントになんでもいいんですよね?

本当は私信を一番送りたかったのですが、そこは仕方がありませんヽ(´▽`)/
ところで、とうとうネットポエム界を引退されるということで、引退 ....
流れる清流のかたわらに佇み
透明な魚影を静かに眺めていた

雨の降る秋の午後
みずならの葉脈たちが
ぼくを守っていてくれる
静寂な一刻を与えてくれた

透明な 透明な
青い 碧い ....
維新から威信なくなりもう異心 ソンナコトバハキライデス日常から切り離され取り澄ました言葉なんて体の表面つるりと滑っては落ちてゆくだけどこにも引っかからないワタシノッペラボウデスののっぽな棒にはA3POPペラを巻きつけはたはたと風に .... かなしみのとりは
かなしみしみこむほどに ちいさなかずを 数えるように うたう
おもいはいつも一になることない
かなしみが 椎のこずえを ゆらしてる

かなしみかなしみかなしみかかな ....
悲しみの透明なあり方よりも楽しみの存在の軽さに


たちまちにうっかりうかれ浮遊するさみしさをのむホットチョコレート


そこからはおはようさまにこんにちはさよならにさよならする憎しみ ....
なにかはわからないけれど
そっとした不安が眼の前を通り過ぎる
透明な冬氷のように
固く
固く
胸を突き刺す

やがてくる冬の前奏曲が優しく
肩を抱く

働くことのない
冬の幸 ....
カラメルソースの上にかけた 
グラニュー糖よりは
洒落っ気に 溢れている

幾つもの 笑顔をまとめた パンジーが 
寄り添う角度で
甘い心に 包まれている

あれは 雨に非ず  ....
流れ星に祈る願いは自由だよね
好きなこと頼んでもいいんだよね
この内緒の涙を止めてください
この悲しさを嬉しさと取り替えてください
この現実を悪い夢だったことにしてください
流れ星に祈る願い ....
ハロウィンのお菓子を誰も欲しがらず 空腹より眠気が勝る休日には誰にも邪魔されないようにして惰眠を貪りたいむサボりたい朝も昼も夜もないただ死なないでいるためだけに摂る食事は済んだか住んだなら都になるらしいどこへ行ったって六畳一間のアパート .... 言葉に乗って空を飛んでみたい
俺はいつだってそう思っているんだぜ
忌野清志郎の受け売りではなく
これは俺自身の言葉
愛し合ってるかい
でも
コロシアッテルカイでも
なくて
空を飛んでる ....
心臓の検査で二時間待たされた
結果説明をするのは
驚くほど穏やかな話し方の医師だ
この穏やかさは
草食動物がまどろんでいるかのようなぼんやり
草食動物が説明しはじめた
非常に穏やかにしかし ....
 第二次世界大戦は未曽有の惨事で多くの人たちの心に傷を作った。単純に図式化すると、詩には二つの直行するベクトルがある。一つは、詩が実存や傷から垂直に表現されるベクトル。もう一つは、詩が言葉 .... 真夜中の合わせ鏡に血がべとりあした天気になりますように 一段落ついて
皆で 自宅に 戻った

お父さんと
お母さんと
わたし

玄関先の 蔓が伸びて
アーチのように
迎え入れて くれた

薄桃色の 薔薇の木だ

一輪だけ  ....
修善寺の源泉で
足湯に浸した
両足は
鬼の如く真っ赤に染め上がり
旅人は心に決める。

――この足で、日々を切り裂こう

娑婆の世を生きるには
時に…鬼と化さねばならぬ
が、赤い仮 ....
修善寺の蕎麦屋の座敷にて
{ルビ熱燗=あつかん}を啜り

天せいろを食した後の
油が浮いた器のつゆに
喰い千切られた、桜海老の顔

白い光の小さく宿る
黒い目玉

{ルビ茹=ゆ}で ....
家の敷居や襖の線や開閉ドアを隔てて 深い河が流れている
隣の部屋なのに、もう渡る舟の手掛かりはなくしたままだ
河の底から 十二年前に口を交わした孫の燥ぎ声が
時々聞こえてくるのが楽しみで  ....
点滅。
なんの信号を送ったのかもわからずにいる、緑色。

幻滅。
にこにこと笑っていれば不平を言わなければなんて嘘。

殲滅、
「誰の目にも映らないのはここにいないから」で完了。

 ....
起きたてのテレビで 
美味しそうなシーンを目にすると
食欲が出て来そうだけれども

辛うじて 目と指は 働いていても
内臓は 未だ 眠っている みたいだ

合歓の木に 語りかける
あれ ....
線描画のような街
おびただしい数の
妖精めいた小さなものが
家々の窓から
わらわらと現れては
空に溶けていく
遠くから煙の匂いが流れてくる
人が消えるのは
こんな夕暮れだ

背が伸 ....
見落としがちな雑草から 
逞しさエキスを注入しつつも
草を引っこ抜く 毎日だったり するけど

根がしっかりしている 雑草の代名詞は 
タンポポ
雑な草だけど 粋活きしてるヨ


蛇 ....
どろどろの味噌汁を椀ごとぶちまけた
いつものような朝食だった
突然油のきれていないベーコンに腹がたったからだ
台所の窓ガラスが割れ
誰かが小石を投げたと僕は嘘をついた
夕方になれ ....
あおばさんのおすすめリスト(15345)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
秋の運動会- 服部 剛自由詩915-11-3
沈黙が力を持たない時代に- Lucy自由詩17*15-11-3
巣立ち- レタス自由詩315-11-3
ありがとう- 千波 一 ...自由詩415-11-3
体温- あおい満 ...自由詩715-11-3
クープランの墓- 梅昆布茶自由詩1215-11-3
NCM参加作品、祝♥ネットポエマー卒業✩ヌンチャクさん゚(゚ ...- オダカズ ...散文(批評 ...2*15-11-2
水守- レタス自由詩715-11-2
維新から威信なくなりもう異心- 北大路京 ...川柳615-11-2
悲しみの透明なあり方/即興ゴルコンダ(仮)投稿.85- こうだた ...自由詩6*15-11-2
悲しみの透明なあり方- るるりら自由詩815-11-2
悲しみの透明なあり方 - 阿ト理恵短歌12*15-11-2
- レタス自由詩2*15-11-1
「ばいばい」の形- 藤鈴呼自由詩1*15-11-1
雨降りの真昼に- もっぷ自由詩615-10-31
ハロウィンのお菓子を誰も欲しがらず- 北大路京 ...川柳415-10-31
昼餉(弁当、御握り、イモサラダetc)/即興ゴルコンダ(仮) ...- こうだた ...自由詩4*15-10-29
君と空を飛ばないと死ねない- ゴースト ...自由詩5*15-10-29
心臓の検査- ふるる自由詩20*15-10-29
戦後詩を現代に読み直す際の留意点- 葉leaf散文(批評 ...415-10-29
真夜中の合わせ鏡に血がべとりあした天気になりますように- 北大路京 ...短歌315-10-28
おばあちゃんが咲いた- 藤鈴呼自由詩2*15-10-28
鬼ノ涙___- 服部 剛自由詩615-10-27
海老の目- 服部 剛自由詩315-10-27
核家族- 為平 澪自由詩915-10-27
今日になって。/即興ゴルコンダ(仮)投稿.83- こうだた ...自由詩3*15-10-25
サンドイッチ- 藤鈴呼自由詩1*15-10-25
線描画のような街- カワグチ ...自由詩315-10-24
距離感- 藤鈴呼自由詩2*15-10-24
苦い昼- アラガイ ...自由詩9*15-10-24

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