智恵子は、東京には空がないという。

でも東京には、スカイがあるではありませんか。
あの光るのが隅田川。
あの高みで、空を指さしているのが東京スカイツリー。

ここは、あなたの生れたふるさ ....
貴方の
書いたものに
触れると

エロティックな気持ちが
じわっとする

冷房の効いた部屋で

素肌に
猫を抱くように

太陽の匂いのする
真っ赤なトマトを
果汁が滴るのも ....
あなたの 一言で
浮かぶ 情景

風情が 有るね
夏になると 
風鈴 チリリ

虫の声と 相まって
か細く けれど
心には 強く 響く

江戸風鈴の
番組を 見ていた

職 ....
雨の季節が過ぎ
風の中から 川面から きらめく緑の梢から
いっせいに放たれてゆく
夏を奏でる音符たち
それらはゆらめき絡み合い
透明なアンセムになる

その響きに
意識を浸せば
やが ....
新聞によると、都会では 妖怪やむなし が 多く 出回っているそうだ
このあたりでも 妖怪いけしゃーしゃー が、つぶなら瞳を ぎらつかせている
だが、挨拶をかわせるのは なんか妖怪とだけだ

 ....
箪笥の整理をしていて見つけたTシャツ
ぎゅっと胸に抱くと
懐かしいあなたの香りがしました

それはずっと昔、あなたからもらったもの
少し色褪せた白い布地に大きく描かれたオレンジの花
「この ....
青く、白く沈む、夜
そしてそれに属するものたち
 
今日は鶴を折った
 
どうして妻に、そんな
嘘をついてしまったのだろう
  
 
ばっち
ばっちっち
ばちばちのぱんちっち

びっち
びっちっち
ぴっちぴちのびっちっち

ぶっち
ぶっちっち
ぷっちぷちのぶっちっち

べっち
べっちっち
ぺっちぺちのべん ....
 傍らを男の子が追い抜いて行った。
 {引用=危ないじゃん。しつけの悪いガキ、転べばいいのに。}
 黄色いショッピングかごを取って、赤いwelcomeマットレスの上に
立った時、気づいた。3秒く ....
{画像=110715000430.jpg}


陽炎のゆれる炎の一日
草は夏の息をかみしめ
熱く重たい目蓋を降ろす
紅い夕日よ

それは陽炎のゆれる炎の一日の終わりの
時の流れの流 ....
うすくれないの 浴衣のきみの
片手に提げた ちいさなふくろ
朱色のさかなが たゆたうなかに
夜空と揃いの花が咲く。

ピーヒョロピーヒョロ どっこど・こ・どん、か・か
ピーヒョロピーヒョロ ....
あおぞら
とうめいな鍵盤に
ちいさな指 滑らせた
まじり気のない風に乗り
どこまでも飛んでゆく旋律
まるで あの夏の日差し、
みたいに
 
うすめたインク、
キングズブルーのかき氷
 ....
 
 
影を連れて出かける
ふとした拍子に
私と繋がっている唯一の
糸のようなものが切れて
影はどこかに飛んで行ってしまった
影の無い私は
午後三時くらいの腕時計を見る
 
 
白兎が跳ねたら
真っ赤な薔薇の花びらが一面を赤く染める
空っぽのバスケットの中に
ゆっくりとお菓子が満ち始める

さあ、バスケットを持って、行きましょう
あなたの居場所へ行きましょう

 ....
最初は誰もがただの雨だと思った
それは空の破片だった
乾いてひび割れて
ぱらぱらと空が
降ってきたのだ

空のすべてが落ちてくるかもしれない
どうやって己を守ろうか
頑丈の建物を作っ ....
 
 
背中が砂漠のように痒い
掻いた手を見ると
爪の間に砂が詰まっている
山高帽の男が笑いながら
建物の扉を閉める
短い一生の
一日がとても長い
 
 
道を歩くと つい最近まで、卯の花や すいかづらの匂いがしていたけれど、季節は進み 香の蒸散するスピードも早くなり、このごろでは すっかり緑の陰ばかり探してしまいます。神社の石段下っていると 眼下に鳥居 .... 気の毒だな
女にすっかり支配されちまって
本名も電話番号もとっくにバレちまって
お前のやる事は何でも戒められ
伸ばす枝葉を根こそぎ剪定するように
女のご機嫌を気にするあまりもう
自分のすべ ....
反火力発電というのは
ピントがずれている



「俺は火が嫌いなんだ」



火力発電所は
どんな力によって動いているか
もちろん、火の精霊の力によってだ



八百年前 ....
 
 
手をあげる
流しのシーソーが停まる
どちらまで行かれますか?
上まで
反対側に運転手が座る
到着する
料金を支払って降りる
いくつかの用事を済ませる
再びシーソーを拾う
 ....
雨が降っている
君のことを想う

屋根を叩く雨粒
君は何を見てる

君への想いばかり
膨らんでいくから

分からない事は
そのままにして

君の上にも降る
雨を想っている
じなりがしないじしんが
やってきた

ああ
こういうことだったのか

じなりがしないじしんが
やってきた

ただゆれるだけで
つなみもこないじしんが
白梅やふと仙人の声がする


自然との交感を俳句に読んでみました。
ブログ
http://miya-miya.at.webry.info/201107/article_2.html
まっすぐに伸びた楡の根元に座って

視界に収まらない空を見ていた

眼球の限界―

やはり人間は限界のある生きものらしい

銀色の飛行機が頭上高くを過ぎる

遠ざかってゆく機影に憧 ....
先週
友人の通夜のあと
これ幸いと
「フクシマ」
であれでしょう?部長
とかいって
一週間会社から
はやめの
「節電」夏休みをとって
で南米を
ヒッチハイクでう ....
日が暮れる前に家に帰ろう
森の中で夜を迎えてしまったら
僕らはもう家をみつけられない
だれかここまで探しに来て
一滴の灯りを携えながら

気味が悪いほど空に
星が散らばっている
人間の ....
あのね
どうしたら 良いかって
ずっと 考えたんだ

頭だけは 何時も
近くに 有ったから

伸ばせる筈の
手だって

本当は こんな風に
好きな 文字を
打ち込んで
踊って ....
あ、義父さん
ハンカチを一枚お借りします


+ + +


初めて会うひとはわたしのすべてを見透かしたあとに
無学なバイトの若造が生活(いちにんまえ)を語るのかと息巻きながらも
そ ....
昔々のその昔
葛城山の頂(いただき)に
崩落しそうな崖を臨み
奇形な巨岩(おおいわ)に注連縄(しめなわ)が
その巨岩(おおいわ)のその上に
みずらに勾玉(まがたま)
直刀を佩(は)く 弥生 ....
{画像=110709105543.jpg}


金魚鉢のそれのように、
一つの世界がそこで完結するとすると、
地球が再現され、
宇宙が再現され、
ついに発生する突然変異に、
ビオトープ ....
あおばさんのおすすめリスト(15345)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
東京の空- yo-yo自由詩7*11-7-16
エロティックな- 森の猫自由詩9*11-7-16
風鈴チリリ- 藤鈴呼自由詩2*11-7-15
夏のアンセム- 塔野夏子自由詩5*11-7-15
いま_まさに- るるりら自由詩13*11-7-15
追憶の唄- 洞野いち ...自由詩6*11-7-15
沈む、夜- たもつ自由詩311-7-15
ばびぶべぼっち- 木屋 亞 ...自由詩2*11-7-15
ノイズ- salco散文(批評 ...10+*11-7-15
時の流れ- beebee自由詩18*11-7-15
まつりうた- aria28thmoon自由詩311-7-14
ラストノート- aria28thmoon自由詩3*11-7-14
腕時計- たもつ自由詩511-7-14
風の招待状- 洞野いち ...自由詩4*11-7-13
杞憂- 木屋 亞 ...自由詩6+*11-7-13
一日- たもつ自由詩511-7-12
【批評祭遅刻作品】自分の体臭で書かれた詩- るるりら自由詩15+*11-7-12
短髪とカーリー- フミタケ自由詩2*11-7-12
反火力発電- 馬野ミキ自由詩211-7-11
出張- たもつ自由詩311-7-11
分からないことはそのままに- kauz ...自由詩6*11-7-10
遠い震源- 小川 葉自由詩311-7-10
伊藤園新俳句大賞佳作特別賞- 宮岡絵美俳句3*11-7-10
遠景- 宮岡絵美自由詩511-7-10
「やっぱチョッパーっすね」- モリマサ ...自由詩911-7-10
停電の夜に- 木屋 亞 ...自由詩1*11-7-9
あのね- 藤鈴呼自由詩4*11-7-9
ハンカチ- 乾 加津 ...自由詩20*11-7-9
一言主2- ……とあ ...自由詩611-7-9
蛙人間は神に祈るのか?_/_熱帯夜に見る夢- beebee自由詩21*11-7-9

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483 484 485 486 487 488 489 490 491 492 493 494 495 496 497 498 499 500 501 502 503 504 505 506 507 508 509 510 511 512