部屋に突然インドがやって来て
勝手にインダス川を氾濫させるものだから
部屋は水浸しになるし
大切にとって置いたものも
すべて流されてしまった
これは何の冗談だ、と
食って掛かっては ....
君からくれない空に
一番星
15年の恋で
僕の全ては君に滲んでしまった
というのに君は
11月からくれないになる
のだと言う
その時僕は忘れてしまうんだろうか
夢にも明日にも
....
誰も知らないところへ行って
私は黙って砂を掘る
気に入らないの と言えなかったから
砂にうずめてどこかに流す
浜辺はそんなものばかりで
私が知っているだけだけれど
あの子が立ってい ....
最近
携帯電話の寿命って
1、2年じゃないのかなあって
それはちょうど
春に種をまき
冬には枯れていく
一年草みたいだねって
私の本棚に
枯れてしまった携帯が
行儀よく並ん ....
「どうして関西人なのに関西弁で朗読しないの? どうして女の子なのに男の子の言葉の詩なの?」
2002年6月15日、東京某所で行われた「いんこ虎の穴」というイベント。
これに私は観客として ....
あやつられる
わたしの背中に糸が生えている
よく見ると
足からも
腕からも
糸が生えていて
どうにかすると口がパクパクする
声だけが違う場所にあって
伝えることができない
こ ....
「なんでぼくはいきているんだろう・・・?」
十代の頃から十年以上問い続けてきたが
宙に浮かんだ透明な「答」を今もなお{ルビ掴=つか}みあぐね
差し伸ばした腕の先に手を開けば
只 僕というち ....
放たれる矢のように
朝露がこぼれ落ちたら
その瞬間をみんなに見てもらいたくなった
よく眠れた朝は澄んだ空気に包まれて
まっさらの僕は時計を投げ出して
酒も飲まずに朝に酔 ....
地の神様は朝霧と共に山を駆け昇る
風の神様は雲を引き連れて空を渡り切る
日の神様は炎を揺らしながら天を焦がす
日と月を追いかけて
神々が睦月に旅を始める
冬には雪をしんしん降 ....
その日も朝5時半に起床し、身支度を整えると6時の集合に備えた。
「……フフ、今日も楽しみだ」
軽くほくそ笑みつつ、ひとりごちる。
やがて時間を知らせるサイレンが鳴ると、官舎のグラウンドに悠 ....
キミは突然 運命のように わたしの前に 現れた。
生活を 共にし 言葉は 解りあえなくても
わたしだけの 天使のような 存在になった。
落ち込んだとき そっと 傍にいてくれる。
....
{引用=〜スヌーピーの漫画に出てくる、黒髪の少女に〜 }
ルーシィ
わたしいま
あなたについて考えている
ルーシィ
わがままで
高慢ちきで
知ったかぶりで騒々しくて
野球だ ....
目醒めたのはたぶん
明けがた
蒼暗い部屋でぼんやりと
遠くに音色を聴いていた
やがて明らかになる
意識の中で
ああ、雨が
雨が歌っているのだと
....
「まず、細部までイメージを思い浮かべる。それから朗読すると、ものすごく相手に伝わるの。」
2001年、夏。
ベンズカフェのオープンマイク終了後に、さいとういんこさんと雑談をしていて、 ....
夜の星の下で
俺とおまえとこうして立ちながら
静かに汚れてゆく
川を見つめている
昨日から明日へ移動するためには
おまえの脳髄に流れるこの川を
わたらねばならぬ
でなければ俺たちは
い ....
羽を持つ動物達はシェルターへ摩天楼には空がないから
「首都圏に流星警報発令中帽子を被ってお出掛けください」
夢診断「知りたがりやのあなたには自己陶酔家の恐れがあります」
「この ....
虫の声に引き寄せられるように
夜のあぜ道に
あなたは踏み入れながら
ロケットパンチ
と腕をぐるぐる振りまわす
もうすっかり夜更けだというのに
月は今日も姿を見せない
虫はひどく無防備 ....
おおきな赤ん坊の寝床だ
そして赤ん坊は
不可解にして かつ世に堂々のあるじぶりだった
赤ん坊が這い出していったあと
どうしてこのようなしわくちゃのものが遺ってしまったかについては
世界は調査 ....
売りつくせないもの
伝えつくせないもの
きっと
あったはずなのに
所在なげな
つくしの群れ
恋のうたを私はうたう
恋には
希望があるからだ
もちろん
裏切りも
いさかいも
絶望だってある
だけど
傷つくのは
私とあなたで
その宇宙は
誰にもわたさない
....
足は
深い草の中だった
踏んでいるつもりで踏む足音は
深く柔らかな草の中からだった
うらぶれたいだなんて、高架下
うらぶれたいだなんて、アスファルト
いつからか ....
宇宙では人は一人と気づくはず 濃い闇のなか手もつなげずに
幾千の星ひとつずつ消えゆくをともに見ようか願いなどせず
音楽が鳴り止んだから席を立つ 椅子取りゲームは不参加の君
リモコンで ....
波が寄せる海から
風の吹く丘へと上がる
着るつもりだった服は皆
夜の内に焼いてしまった
毛皮をぬいでしまったから
私たちはすっかり裸
そうして裸のまま、手をつなぎ
丘をのぼる ....
「どうして、書いてある詩をわざわざ声に出して朗読するんだろう?」
詩の朗読、ポエトリーリーディングと言われるイベントに幾つか参加した後、当然のように湧いて
きた疑問がこれでした。
もち ....
現在、このサイトに出入りしている方々は、そのほとんどの方が「詩の朗読イベント」というものを
知っていると思います。有名な「詩のボクシング」をはじめ、関東ではおなじみのSSWSやベンズカフェ。
関 ....
はてることのない
くらしやかなしみに
のまれながら
わたしとあなたは
いる
うつくしくなんかない
ぼくだけのひめごと
あなたのことば
かいだんをのぼるように
そのうえに
うっす ....
はじまりのない海は、飽くことなく月光を滅ぼし続けた。海の窓はいつでも閉ざされていて、裂き傷のようなものが表面をいろどるだけだ。海の上では乾いた街の幻影が旋転していて、槍のような水柱を呼ぶ。街は律動する ....
#31
帰り道は
いつも
悪魔祓いのことで
頭がいっぱいで
だから
しょっちゅう
道に迷ってしまう
#32
ことばしか信じない
ことばにな ....
上書きすれば
いいよね
記憶なんて
呼び出せなくなればいい
夢でしたフォルダーに
あなたを複写して
おしまい
たぶん
夢だったんだよ
縦横に走る ....
いままでだってそうだけど
時代 人に流されて
いつのまにか
こんな犬小屋みたいな部屋にいる
あいかわらず
おきまりの
人間関係の
トラブルに
巻き込まれ
寝つ ....
あおばさんのおすすめリスト
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小詩集「書置き」(九十一〜一〇〇)
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たもつ
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05-10-31
白墨と砂
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ミゼット
自由詩
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05-10-31
一年草DoCoMo
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umineko
自由詩
6*
05-10-30
3)詩の朗読・初心者の覚え書きメモ/その3・・・さいとういん ...
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宮前のん
散文(批評 ...
7
05-10-30
カラクレナイ
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望月 ゆ ...
自由詩
24*
05-10-30
鏡の中に映る人_〜誕生日に想う〜
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服部 剛
自由詩
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05-10-30
透明人間
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炭本 樹 ...
自由詩
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05-10-30
_睦_月
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05-10-30
永遠なれ、我が同胞!
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日雇いく ...
散文(批評 ...
3*
05-10-30
天使
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renchu
自由詩
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05-10-29
Rainy_Rain
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落合朱美
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11*
05-10-29
2)詩の朗読・初心者の覚え書きメモ/その2・・・さいとういん ...
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宮前のん
散文(批評 ...
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05-10-29
苦い子守唄
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岡部淳太 ...
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05-10-29
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短歌
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05-10-29
いっしょにいる時間
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アンテ
自由詩
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05-10-29
_空は
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05-10-29
つくし
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umineko
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05-10-29
恋のうたを私はうたう
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umineko
未詩・独白
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深緑原子
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A道化
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【短歌祭参加作品】星の音
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一代 歩
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05-10-29
ラム
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ミゼット
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05-10-28
1)詩の朗読・初心者の覚え書きメモ/その1・・・上田假奈代さ ...
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宮前のん
散文(批評 ...
10+*
05-10-28
0)詩の朗読・初心者の覚え書きメモ/前書と目次
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05-10-28
こきゅう
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石川和広
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05-10-28
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05-10-28
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自由詩
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05-10-28
滴り落ちる独り言
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炭本 樹 ...
自由詩
3*
05-10-28
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