逆さまに 微笑む兎が 見えたかい
月明かりの下で 朝露を待つ夜は 程遠く

太陽の訪れを 待ち侘びる事も 忘れたみたい
海岸で咲く 緑の花びらを 見付けたかい

違うよ 其れは 蛇紋岩だ
 ....
ボーナスをピアノに落とし無音かな ボーナスが妻の笑顔を奪いけり 固いつぼみを こじ開けようとも
春を待たねば 時期早々
滲み出た 乳白色の液体が
フェルメールの「牛乳を注ぐ女」の
器に混ざり込み 静謐な
長方形の世界に留まってしまう


暖かさを待 ....
冬になる前に
庭のバラを剪定した

咲き遅れた蕾の枝を
花瓶に挿しておいた
膨らみかけていた他の蕾は
次々に開くのに
その白薔薇の蕾は
しばらくはじっと蒼いまま

ある時
限界を ....
何か自分に
とても
くだらなく、
そして
やさしいことを
してあげたくて
3歳児が寝静まってから
缶ビールとスナック菓子を用意した
酒は苦手で飲めない
けれど
時給ベースの仕事で
 ....
 
祈りが、ケーキにすりかわる頃

ベツレヘムの星は、LEDの光となり

讚美の歌は、ソリッドステートの箱に閉じ込められる


 
人助けして空気が悪くなった 最後の店が閉じ
町は死んだ
残された者達は
買い物をする術もない
やがて人も死んでいく

国会議事堂前で今日も汗を流す人々
天下の悪法を廃案にすべく集う人々
大勢の人々
悪法が国会を ....
北風が吹く、この街の
行き交う人々を眺めている
もう皆、すっかり冬の装いで
どことなく落ち着きがない
しかし、私の目に
それは映ってはいるけど
どこか、よそよそしい

その先に続く
 ....
{引用=過去の寄せ集めですが、明日からのために}


手の振りかた


{引用=賛成多数で
人として当たり前のことが
ぼやけてく

白い手袋を振るみなさん
頑張ってください

 ....
駐車場の一角
水面を撫でた風を受け
首を伸ばすと
視界が開けた眼下に湖
列島の海岸線から遙か遠く
ぽつんと置かれた水たまり

湖岸にぽつりと楓の木
秋の風に朱くなり

ここには敗者 ....
古い人よ
あなたの残してきた足跡が
時間の湖に一つずつ落ちる音がして
僕はそこに誰にも使われなかった時計の針を見る
新しい村に深く棲み付きながら
あなたの姿は目に見える姿とは別の姿だ ....
要するに、の辺りで 
くすっとしてしまう 瞬間

何だかんだと 周囲の状況を
こと細かく 説明しようとして

寧ろ その方が 親切だと
信じて 挑むのだけれども

結局 何を言いたか ....
オシャレな店から落武者が出てきた 朝夕の 空気と共に
空が 秋を 告げているのか 

「空き」空に
秋の気配が 漂って いるのか… 

こんな 瞬間の
透明感が 好きです

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・: ....
夜は誰もいない
言葉は誰もいない幻
そして走り出す
道を探す
見えない夜の中
僕はどこにいる
電柱と肩を組んだまま


韓国で旅券を発券し
欧州へ向かっていた
飛行機の電灯の下
 ....
ココロにまで 
モザイク かけたら

言いたい ことも
言わなければ ならなかった ことも

全て 霞に 変わりそうで 

その方が 良かったのか 
それは イケナイ ことなのか 
 ....
新しい家が建つ
白い壁の真新しい
まだ誰のにおいも
染み付いていない
新しい家が建つ

そこに小鳥が住むとして
わたしは祝いに何を贈るだろう

わたしは熱い熱い珈琲を飲む
冷えた体 ....
二本脚の椅子を作りました
自分を信用できない人が
自分を信用できるようになるために

この椅子に腰掛ける人は自分の足を使わないと
座ることができません

二本の椅子の脚と
自分の二本の ....
それが彼らの云う正気ならば
私は優雅な狂気を纏って踊りつづけよう

それが彼らの云う現実ならば
私は優雅な夢に包まれて眠りつづけよう
明け方の雑な会議や散る紅葉 胃袋が 満ちれば
気持ちの袋も 大きくなると 祈って
炊飯器の スイッチを ONにする

予約炊飯の時は
炊ける時間を 覚えてから
かき混ぜないと イケナイのです

長ける時間に 猛り ....
もう一度
肩車したい

もう一度
自転車の乗り方を教えたい

もう一度
いっしょに大玉転がししたい

大人になってゆく
我が子との距離が
私の愛を
無償から
有償に変えてゆく ....
「すみません。おひとりさま1パックまでなんです。」

その日
特売の卵を2パック
かごに入れていた老人は
無情なレジ係にそう言われ
1パック取り上げられていた

解けかけた雪が
昨夜 ....
仕事柄
保育園や老人介護施設を訪れる

人生の入り口と出口
もちろん私は後者にちかいあたりを走っているのだろう
少々息を切らしながらも

保育園児に捕まるとなんどでも同じ質問をしてくるの ....
やっと会えた母は、とても穏やかな顔をして眠っていた
真新しい白装束 解剖の痕跡も知らず
すでに身体は綺麗に浄められて
「コロっと死にたい」
いつもの口癖通り、突然の呆気ない最後だった

入 ....
たやすく割れてしまうのに
壊れてしまうのに
やわらかく、脆い目で手を伸ばし

薄く平滑な胸が空気でいっぱいになると
子どものつまさきは
もうすでに、地を離れている

街が息継ぎを忘れて ....
普段の私は40Wくらいの明るさで
人に会う時は60Wになる
さらに仕事中は
100Wの明るさで全開だ!

しかし100Wの電球は
消費電力が大きい過ぎて……
電球がすぐに切れてそうになり ....
そのダジャレ言わないと死ぬの?
あおばさんのおすすめリスト(15345)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
彼女の土産- 藤鈴呼自由詩4*13-12-10
ボーナスをピアノに落とし無音かな- 北大路京 ...俳句713-12-9
ボーナスが妻の笑顔を奪いけり- 北大路京 ...俳句313-12-9
花となって競い合う- 小川麻由 ...自由詩9*13-12-9
白い蕾- Lucy自由詩18*13-12-9
くだらなく、やさしいこと- うめバア自由詩2513-12-9
祈り- 殿上 童自由詩20*13-12-9
人助けして空気が悪くなった- 北大路京 ...自由詩913-12-8
町の死- 紀ノ川つ ...自由詩3*13-12-7
見つめる先に- 小林螢太自由詩8*13-12-7
夕焼けより、夜明けに- AB(な ...自由詩413-12-6
諏訪- ……とあ ...自由詩7*13-12-6
古い人- 葉leaf自由詩613-12-6
燻る木- 藤鈴呼自由詩3*13-12-6
オシャレな店から落武者が出てきた- 北大路京 ...自由詩913-12-5
「空き」空に- 藤鈴呼自由詩3*13-12-5
失業手当の幻- 番田 自由詩313-12-5
心モザイク- 藤鈴呼自由詩3*13-12-4
新しい家が建つ- 小原あき自由詩8*13-12-4
自分を信用しないと座れない椅子- ichirou自由詩7*13-12-3
優雅なる反逆- 塔野夏子自由詩5*13-12-3
明け方の雑な会議や散る紅葉- 北大路京 ...俳句413-12-3
カンカンカン- 藤鈴呼自由詩3*13-12-3
無償から有償に- ichirou自由詩6+*13-12-3
卵2パック- Lucy自由詩24+*13-12-2
ブックエンド〜オールドフレンズ- 梅昆布茶自由詩30*13-12-2
最後の紅- 渡 ひろ ...自由詩32*13-12-2
車窓から見える赤い風船は、まるで祝福のしるしみたいに- sample自由詩4*13-12-2
【_電球_】- 泡沫恋歌自由詩23*13-12-2
そのダジャレ言わないと死ぬの?- 北大路京 ...自由詩1213-12-2

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