くらくらしている。クラシカ、遠い世界にいます。海。空に海があるよ。落ちてこない、あれ、今気付いた。なんで落ちてこないんだろう、あの海。空が青いです。ふしぎ。白いさかなが、いっぱい浮いてる。あれは死んで ....      あなたの腹黒い証明を
     鏡に映して見せてください
     切り開かれた瞳孔は
     直視するのを嫌うでしょう


          冷たい夜の水底へ
      ....
小さい頃は
家の絵ばかり描いていた
庭付き一戸建て
という物質が
人生の最終形態であると
そう思っていた

今でも
画用紙を与えられれば
わたしは庭付き一戸建ての絵を
あの頃より
 ....
あおいそらをおなかいっぱいすいこむと

こころがうわぁんと大きく広がっていく

そう、自分が空と同化していく感じかな

はっぱや樹々とお揃いで空の下が大好き

ピッポッパッ♪ミ ....
触れて触れて 粗く
肌が肌に 痛く
どこまでも拙い指きりに
耳をすます


{ルビ白湯=さゆ}の林
そよぎささめき
花を織る熱
冷えて 冷えて


波 海鳥
山の ....
     ごめんねという言葉 のみ込んで
     ただ君の暮らしの一コマ 思い浮かべ
     何もしてあげられないこと 少しだけ恥じ
     あとはもう 口もきかずに
     別々の景 ....
とぼとぼとイルミネーション光る街 ひとりで歩きこぶし固める

十二月短期集中決戦だ 恋人サンタをゲットする為

前を見て姿勢良くして歩きましょ 慣れぬヒールと戦いながら

デパートのコスメ ....
小さな吐息を
繰り返すその行為の
自己満足と陶酔のようなものでなく

声を枯らす彼女の
喉と分泌物と
歌に込められた憎しみのようなもの

それはドクトルが
犬と話すような
矮小で卑 ....
ふとしたきっかけで
王様と知り合いになった

漫画喫茶だった
王様は玉座に座るように
リクライニングシートにもたれ
隣のブースに居たわたしに
飲み物を取って参れ
と言った ....
サッカー中継をみていたのだけど、あまりよく知らない黒人の選手が、と名前も知らないくらいだからあまりというより全く知らないといったほうがいいんだろうけど、その人が「フリーだ!!」みたいにお国の言葉で仲間 ....  首がスッカリ伸びきって。
 おじさんのランニングみたいになったTシャツ。
 もう十分役目を果たしたんだけれど。
 洗濯してたたんでしまうと。

 愛着なのか。
 せこいのか。
  ....
      マンジュシュリ・ミトラの死んだ朝
      わたしは聖河で衣を洗った
      水の底でゆらめく草が
      女の黒い髪の毛に見えた
      空はおぼろな光に満ちていた ....
山になった洗濯ものの回りで
君は
春のような
スキップを踏む
  {引用=おうちを買わなければ、よかったね
だって、お金持ちだったんでしょ?
たた、たたん}
ちいさな袖をそろえて
重 ....
きみの首はしろくてほそくて
手折られるのを待ってる野菊の茎
だなんて
心底バカ丸出しな手紙を見つけて
真夜中にひとり
わたしはけらけらわらった
ああそうなのねそうなんだ
だからあのひとは ....
ちょっと遠くまで 一人旅してきます

行き先はブルゴーニュ地方 はじめて行きます

街の真ん中にある ノートルダム聖堂の

ケルト信仰と錬金術に関係があるって噂の 漆黒のマリア像に

 ....
先生、あたし気がつくとコンパスの針で手を刺しているの
ぽつんぽつんと赤い点が、やがて一本の線になるまで

先生、あたしその血を舐めると少しだけ安心できるの
一瞬の痛みがはしるたびに、何処かの記憶が ....
こんじき らでん 夜の濃い靄
この 霊視の夜に 深い夜の香り

立ち込む いにしえの情緒は
まどろみの息へ 溶ける

幻想の写し絵 螺鈿の箱
靄たつ 夜の不可思議

磨きだされた 貝 ....
甦るのは思い出だけです
断片という名の時の死体です
「昨日は、昨日は、昨日は」と繰り返す事がARTだと囁く幽霊が日常です。
あなた今22歳で ボクは25歳
驚きの年代はもう過ぎた話です ....
     心が壊れた夜には
     甘い砂糖菓子をたべて
     満ちてくる潮におぼれる
     飽和した呵責を中和するために


     街の背骨の上に
     赤い月が浮か ....
   
       なぜだか自分は
       昼と夜のあいだの薄暗がりにいて
       テレビから流れる声を
       聞くともなく聞いている
 

       闇が部屋 ....
ふれていたいと思った

あなたの熱、ふくれあがる言葉、イメージ
あなたの脳細胞がつむぎだした、あなたのこたえ
こたえになるまえの言葉たち



    氾濫してゆくのが好きなの。
  ....
歩き続けることに疲れた旅人 
巨木の木陰に腰を下ろす 

見上げた冬空の青に 
突き刺さろうと伸びる枝々 

北風の唄に散る 
枯葉の舞 

その{ルビ一片=ひとひら}は 
旅人が ....
{引用=
クラヴィ・ヴィエイヤールは小さかった

どのくらい小さいかというと あなたのまぁ 半分くらいで


俗に 小人と呼ばれる 種類の人間だったのかもしれなかった

けれど

 ....
北へ向かえば
沙羅(しゃら)と響く、雪の羽音―――




心地いいほどに
絡まる、しらべ
高みにずれてゆく、音階
いつだって夢から、さめたら
君が立っていた
両の手に
 ....
車内、を 満たす
爆音、ムスクの 香
それらに
巧みに 織り込まれ、た
幻聴、二百台 目の
サイレン、と 瀕死者 等の
呻き、に 魂、其の、或る種、は
ゆっく り、と 白い
城、 ....
「ちょっとお聞きしますが・・・」
生まれて初めて職務質問を受けた。
近所にある、簡易郵便局に寄った帰りのことである。
先日、防災用のごく小さな貯水池で、子供が溺れて死んだのだと言ふ。まだ、事件か ....
あなたと私は
一枚の地図

無数の道路が
ふたりをつなぐ

だけど
たとえば行き止まり
たとえば一方通行で

私はいつも迷ってしまう
うまくいかずに塞いでしまう

あなたと私 ....
押入に夕闇はつと隠れてる
    「もういいかい」と「まあだだよ」とで


庭先にブランコだけがゆれていて
    昼のサイレン明日はとおく


陽のひかり障子にさせば心痛み
    ....
浜に打ち上げられたクジラは
良く見えなくて
そこだけ先に行けなくて
みんなよけて行く

サクリファイスは悲しい響き
どうしてその意味が
犠牲なのか

犠牲
儀式

教会の古い扉 ....
蒼い空に貼り付いている木の葉と
舞い散るとりどりの色を眺めていると
あの時の涙の味をほろ苦く思い出す

人の気持ちは葉っぱのよう
一年で様々に変化していくものなのに
あのとき言えなかっ ....
あおばさんのおすすめリスト(15345)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
classical- ピッピ自由詩1006-11-30
秋空の落下- 月夜野自由詩9*06-11-30
いえのえ- 吉田ぐん ...自由詩1106-11-30
*ミトコンドリア系*- かおる自由詩12*06-11-30
降り来る言葉_XXVI- 木立 悟自由詩706-11-30
ほんとうに_さようなら- 月夜野自由詩10*06-11-29
がんばれわたし〜クリスマス前の五七五- AKINONA短歌306-11-29
まざる- キー坊自由詩406-11-29
王様- 吉田ぐん ...自由詩2006-11-29
ふと、サッカー中継。- たたたろ ...未詩・独白2*06-11-29
おじさんTシャツ。- もののあ ...自由詩14*06-11-29
聖と死と- 月夜野自由詩7*06-11-28
はだかんぼう- 佐野権太自由詩45*06-11-28
創書日和。白_【ながい首】- 佐々宝砂自由詩12*06-11-27
遺書- もも う ...自由詩44*06-11-27
「自殺志願の子供たち」- ベンジャ ...自由詩9*06-11-27
金色_螺鈿- アハウ自由詩4*06-11-26
手紙- 藍静自由詩17*06-11-26
満ち潮- 月夜野自由詩9*06-11-26
夕景- 月夜野自由詩6*06-11-26
ミトコンドリア系- たたたろ ...自由詩8*06-11-26
落葉の栞_- 服部 剛自由詩1406-11-26
クラヴィ_ヴィエイヤール- もも う ...自由詩59*06-11-26
雪とバニラと僕らの関係- Rin K自由詩29*06-11-25
カー.ト- 六崎杏介自由詩6*06-11-25
ラムネ瓶の夢- 三州生桑未詩・独白506-11-25
一枚の地図- umineko自由詩11*06-11-24
押入の夕闇- 石瀬琳々短歌17*06-11-24
サクリファイス- ふるる自由詩15*06-11-24
*セミの抜け殻パズル*- かおる自由詩8*06-11-24

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