君の前で溺れるから人工呼吸してください 羽化する前の 蝉が
黄色い傘に 必死で 捕まっている
リアルな 姿に 出会いました

中の 緑色の 羽根が 
微かに 見えて

それは しっとりと 土に眠る頃 
描かれている 心のよう ....
その鳥には名前が無い 永く忘れていたのかも知れない

その馬には乗り手がいない あまりに荒々しいから

その石には角が無い ずっと転がってきたから

僕は銀河の鳥の名前を知りたかった
 ....
ショッピングモールの雑踏にきみの面影ほのかにうかぶ

ラヴェルのボレロを聴きながらこの日常の主題をおもう

奥田民生の描く自由とさすらいそれを模範に生きてみたい

彼女にみたててもらった ....
見えるだろうか
砂粒のように
細かすぎる 神経細胞を 
串刺しにした 言葉だよ

誰かの微笑みに 同調出来る位
未だ
回復すら していない

だけど くるり まわすんだ

傘回し ....
ななのつく月は かぜまかせ
はるかとおくの たつまきの駅
てらてらにぶく ほら貝吹けば
なびくはたはた しろいはた 


遠雷ひかる海の底 なにくわぬ顔の神の御影
はたはたっ ....
写真の裏を見ると75年8月とある

セピア色の時間が流れている

若き日の自分と対面する

少しは成長してきたのだろうか

自分に問いかける

かなり厳しい時代もあったが ....
こころもからだも捨て身のひとよ

焦がれてただせつに歌う

おまえは少年の瞳をきらめかせる


おまえよどうか愛するひとを護りたまえ

おまえへの純信にやすらかに応えたまえ


 ....
鶴見の高架駅から電車に乗る
走り始めたと思ったらホーム跡

下り階段も残るその場所は
七十年前に廃止された本山駅の跡

未だ遺構が残っている
こと自体に驚いてしまう

侘しい高架駅の ....
色んな場所に旅行に行きたい
過ぎ去っていく景色を眺め
体の軌道が未知の空間を抉っていく
その新鮮な熱を肌で味わいたい
新しい人との出会いで
表情が更新されていくような
そんな旅行をしたい
 ....
油照り早足になる乳母車 無職でサラリーマン川柳を吐く ツキの尽きた夜
月の欠片を突き合わせ

とろりと混ぜた液体を
そそくさと流し込む

この身体に
この心に

乱れた図体は
案外 頑丈で

どこまでも
壊れない

ように  ....
腹話術でラジオ出てるのか 【恋するシーラカンス】


次ニ カラダガ アクノハ イツ?
湿った瞳で 体の中をのぞいても さあ
青天も 深海なのよ

るりいろが ひるがえるパチンコ屋の銀の壁面 巨大魚に想える
あ ....
高層ビルの一角に再現された空中庭園
そこに残ったのはサクラの樹一本
話が違う。
そこの地べたにはかつて公園があった。

今日(いま)
ベンチに腰掛ける老人はもういない。
ラジオ体操をする ....
空が あなたの 哀しみを 映して
哭いている

ギラリ 突き刺す 刃のような 光が
月の 隙間から 差し込んで

土砂降りの粒に キラリ 写った
瞳の 目の前に キラリ 移った

大 ....
めまいがする

にじんでいる

なみだがとまらない

さけびたいのに

おれのせいなのに


こころなんて蟻さ

きよらで柔らかな生き物に

知らぬまに踏み潰されている
 ....
土用波志賀原子力発電所 皮膚が青く発光しながら離れていく
わたしたちの本当の名前をよばないでください
あの時もうすでに終わっていた命
夏休みのプールの匂い
それから
冬休みのプラットフォーム
ながいながいコードを ....
「人生」なんて言葉はとっくに死語だから 大局的思考はもう時代遅れだから そんなことを言いたくなる人生の一局面に 瞬間やその持続で人間の時計の針の音だけを聴く 時計のように正確で慈悲に満ちた通告に 僕は .... 棚の上には
黒いローマの熊が立ち上がる
人形の髪は長く伸びる

わたしは眠いのを我慢して
こっくりと頭を傾ける度に
その度に舌を噛み切ってしまわないか
冷静に算段する
祭や 花火の 季節だから
楽しそうな 恋人達が
嫌でも 目につく 夏だけど

寂しく響く 笛の音は
新たな ステップへと
導いて くれるでしょう

太鼓が弾む 音に合わせて
扉を そ ....
今日はコーヒーショップで
売買契約を結ぶことになっている
しかしコーヒーをひと口飲んだ途端
売るのだったか買うのだったか
金額はどのくらいで
そもそも誰と何を売買するのか
きれいさっぱ ....
ぼくはきのうまでのじぶんは嫌いだ だからブログをはじめようとおもった

ぼくはあなたのブログがだいすきだ だからブログをはじめようとおもった

金魚のことや植物のこと 夕陽のことや病院のこと  ....
一度も私のものだったことがない君を
果てしなく喪いつづけている
その喪失が胸に生む波紋の美しさに
{ルビ彩=あや}なす言葉でうたわずにはいられない
象の柄の蓋をしている赤い色の練り香水、
透明の香水。
「ありはしないと思いながらきらり」
アラウンド・フューチャー。

ジャスミンの効能を数え上げて寝て死んで起きると朝、
(思い出さない) ....
ひとりごとを聴いている耳がある  
福の種をききながら、ビールをぐびぐび

柿の種を、一粒、二粒、

あれあれ、福の種未満に見えてきたよ




*YouTube 福の種 (チャクラ)
 http://www. ....
その古い家には
ちいさなあかりとりの天窓があって
夜ふとんに入ると
その窓がいやに気にかかってたまらなくて
ぎゅっと目をつぶった

星も見えないようなちいさな天窓
月明かりだけはぼんやり ....
あおばさんのおすすめリスト(15345)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
君の前で溺れるから人工呼吸してください- 北大路京 ...自由詩613-8-5
のこのこ- 藤鈴呼自由詩3+*13-8-4
銀河の鳥- 梅昆布茶自由詩1013-8-4
日曜日の午後の歌- 梅昆布茶短歌613-8-4
孤独だなんて- 藤鈴呼自由詩2*13-8-2
ファイナルしあわせファンタジー7- るるりら自由詩11*13-8-2
セピア色の時間- 梅昆布茶携帯写真+ ...613-8-2
せつに歌う- 吉岡ペペ ...自由詩713-8-2
鶴見線- kauz ...自由詩7*13-8-1
本当のこと- 葉leaf自由詩513-8-1
油照り早足になる乳母車- 北大路京 ...俳句213-8-1
無職でサラリーマン川柳を吐く- 北大路京 ...自由詩713-8-1
ムーンカクテル- 藤鈴呼自由詩2*13-7-31
腹話術でラジオ出てるのか- 北大路京 ...自由詩313-7-31
恋するシーラカンス- るるりら自由詩20*13-7-30
跡地- ……とあ ...自由詩9*13-7-30
ピーカン_キラリ- 藤鈴呼自由詩1*13-7-30
こころなんて蟻さ- 吉岡ペペ ...自由詩813-7-30
土用波志賀原子力発電所- 北大路京 ...俳句213-7-30
それだけでそこは海だった- モリマサ ...自由詩813-7-30
twitter- 葉leaf自由詩213-7-30
居眠り- 春日線香自由詩213-7-29
闇は_花火の_背景となる- 藤鈴呼自由詩3*13-7-29
九官鳥- 壮佑自由詩11*13-7-29
君のブログが好き- 梅昆布茶自由詩413-7-29
- 塔野夏子自由詩9*13-7-29
フューチャー- 榊 慧自由詩413-7-29
ひとりごとを聴いている耳がある- 北大路京 ...自由詩1013-7-29
福の種をききながら- 殿上 童自由詩7*13-7-28
しょうけらのいる窓- 佐々宝砂自由詩9*13-7-27

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