星新一をポケットに、宇宙に出た
窒素酸素二酸化炭素アルゴン
石油が無くなった地球は温暖化し水を奪い合う戦争が起きた
海が陸地を浸食し人類は指の間の皮膚がヒレのようになりつつある
空気中の二酸化 ....
赤く透き通った
血の様なワインを飲んでいる
酔っているので
詩は
書いてはいけない
酔っているので
なおさら書きたい
自制心が効かない時ほど
熟成しないまま
今すぐ
投 ....
緑の通りは影にあふれ
小さな原には誰もいない
橋の上には足音の波
波を押し出す風ばかり
空から橋
橋から原
幾つかの歪みが立つ境いめに
音は残り またたい ....
蓮の下
蓮の下であった
花が
花が開いた
泥色の
花が
一つ二つ三つと
やがて
しばらくすると
いつしか
揺れて
....
小指姫
清水のはじまりを
そっと草をひろげて
ゆびさきで たしかめるとき
七夕の日の心の岸部から
あなたの冒険が 始まります
笹船に乙女がのることができるとしたら
親指姫 ....
ワガママをみじん切りするキッチンに誰も入れぬ結界を張る
お互いに歩幅を合わせようとしてカタコト進む七月七日
テコテコ歩く犬
テコテコ歩く祖母
織姫と彦星を横目に
犬のうんちは持ち帰る
外食するなら
インスタントラーメンに限るのだ
シングルバーナーに火を点け
無愛想な顔をしながら
無愛想なクッカーに水を張り
無関心を装いつつも
早く
早くと
急かしつつ
慌てるな
....
人形に悪口言わす腹話術やけに激しい風が吹いてる
近頃は笹の葉があちこちでさらさらしてるので、
私だってさらさら言ってみたかっただけです今日
は、朝から土砂降りで髪がくしゃくしゃしてやり
きれないから、毛布かぶって学校なんか休んでし
まえ全員 ....
人が笑っている
マユミが笑っている
マユミは母
オサムは父
オサムは死んでいる
首を洗って待ていろ、と
テルヒコに言われ
二十年、首を洗って待ち続けた
首だけがただ
....
「白紙にむかって歌うんだ」
返事のこない手紙を書くつもりでいい
短冊を前にして何を願えば、誰も傷つけないで済むのだろう
白いホール、病院の入り口に飾られた笹
僕が何も書けないでいると
宝 ....
わたしは わたしのふしくれた手で
ちっちゃな墓をつくる
アラビアじゅうの香料をふりかけても
消えない前科が わたしにはある
一篇の詩をつくるのに
殺してきたあまたの言葉
本当のことを書こう ....
誰も住んでない荒れた庭の
梅の木の下にしゃがんで実を拾った
洗ってヘタをとって凍らせて
たっぷり一年梅づくしだった
味をしめた私たちは
今年も荒れた軒先に座って
梅の実が落ちるのを待っ ....
いつから過去を先送りできるようになったんだろう
私が消えた後の世界からあなたの声がする
先に死んだのはそっちでしょう?
なんで未来で生きているの?
またあなたに会いたいわ
他に好きな人が ....
お揃いの指輪をはめて初めての台風がくるコロッケ甘い
KURE55-6でカラダを拭いてやる姫を守った錆びたロボット
言葉はなぜあなたにつたわるのだろう
あなたの脳内で維持されている
概念に呼応する音声あるいは文字列を
話し手と聞き手が相互にいれかわりながら
違和もさしてなく理解できる不思議
中国の ....
わたしの知っているかもしかは緑色だ。松脂がびっしりと体について光っている。つやつやした毛並み、つぶらな瞳、五メートルほど前に立っていたかもしかは「誰?」と小首をかしげてみせた。
一歩前に出れば向 ....
という訳で、と 切り出してもて わかる方は解るくらいに 回数を重ねてきた
るるりらのお祭りのお知らせです。
わたしたち 現代詩フォーラムのすべての参加者は、詩を介して より幸せになりたいと ....
おみくじが凶だったから賽銭を多めに払いお守りも買う
閉め切った雨戸の向こうパレードが通りすぎてく音だけがする
寝起きのクスリでお腹いっぱい
プラセボ効果なく弱冷車は弱冷車
袋開けたばかりのポテチが湿っている
私は多くの人の前で
私の歌を歌いたかった
ギターで 鳴らしたかった
そんな 頭の中で いつもいる
きぐるみぐるみな七つめ月のつめの
先までつきつめられタル梅雨の合間
のブルーなボトルは酸味があるから
好みじゃないのといっひとぅりんけ
びあをきどるの一杯だけでも気ぐる
ぐる身の隣の席では発 ....
雨をください
誰かが言う。
血をください
私が言う。
すると、
突然鼻の奥がむず痒くなってきて ....
故郷の水産加工場で働き始めて二年になる
腹を裂いて 卵を取り出す
完全な流れ作業
嫌な仕事 本当に
だけどこんな田舎ではまだましな方
特に何ができるでもなく
コネがあるわけでもない
男相 ....
あおばさんのおすすめリスト
(15345)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
How_you_doing!?_
-
クローバ ...
自由詩
3+*
15-7-7
赤い酒
-
Lucy
自由詩
15+*
15-7-7
水辺__越音
-
木立 悟
自由詩
2+
15-7-7
第三十二番札所_禅師峰寺の池
-
北村 守 ...
自由詩
1+*
15-7-7
小指姫
-
るるりら
自由詩
9+*
15-7-7
ワガママをみじん切りするキッチンに誰も入れぬ結界を張る
-
北大路京 ...
短歌
6
15-7-7
お互いに歩幅を合わせようとしてカタコト進む七月七日
-
北大路京 ...
短歌
4
15-7-7
テコテコ歩く犬__#poem24
-
北大路京 ...
自由詩
4
15-7-7
インスタントラーメン
-
北村 守 ...
自由詩
1
15-7-6
人形に悪口言わす腹話術やけに激しい風が吹いてる
-
北大路京 ...
短歌
3
15-7-5
そんな気はさらさらないってつぶやく口のなかでだけ/即興ゴルコ ...
-
こうだた ...
自由詩
4*
15-7-4
薔薇
-
たもつ
自由詩
20
15-7-4
「白紙にむかって歌うんだ」他6作
-
クローバ ...
自由詩
1*
15-7-4
卵塔場
-
伊藤 大 ...
自由詩
4
15-7-4
ume_plum
-
mizunomadoka
自由詩
4
15-7-3
笛
-
mizunomadoka
自由詩
2
15-7-3
お揃いの指輪をはめて初めての台風がくるコロッケ甘い
-
北大路京 ...
短歌
2
15-7-3
KURE55-6でカラダを拭いてやる姫を守った錆びたロボット
-
北大路京 ...
短歌
1
15-7-3
言葉
-
梅昆布茶
自由詩
20
15-7-2
かもしか、君が好きだよ。
-
チアーヌ
自由詩
13
15-7-2
★七月七日十七時七分七秒★七夕祭のお知らせ。★_
-
るるりら
自由詩
10+*
15-7-2
おみくじが凶だったから賽銭を多めに払いお守りも買う
-
北大路京 ...
短歌
1
15-7-1
閉め切った雨戸の向こうパレードが通りすぎてく音だけがする
-
北大路京 ...
短歌
2
15-7-1
寝起きのクスリでお腹いっぱい
-
北大路京 ...
自由詩
4
15-7-1
プラセボ効果なく弱冷車は弱冷車
-
北大路京 ...
自由詩
2
15-7-1
袋開けたばかりのポテチが湿っている
-
北大路京 ...
自由詩
2
15-7-1
帰りの電車で
-
番田
自由詩
1
15-7-1
だらけの至福/即興ゴルコンダ(仮)投稿.50
-
こうだた ...
自由詩
3*
15-7-1
さかさ
-
あおい満 ...
自由詩
6*
15-7-1
『遡上の果て』__卵から始まるはな詩⑥
-
ただのみ ...
自由詩
18+*
15-7-1
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
83
84
85
86
87
88
89
90
91
92
93
94
95
96
97
98
99
100
101
102
103
104
105
106
107
108
109
110
111
112
113
114
115
116
117
118
119
120
121
122
123
124
125
126
127
128
129
130
131
132
133
134
135
136
137
138
139
140
141
142
143
144
145
146
147
148
149
150
151
152
153
154
155
156
157
158
159
160
161
162
163
164
165
166
167
168
169
170
171
172
173
174
175
176
177
178
179
180
181
182
183
184
185
186
187
188
189
190
191
192
193
194
195
196
197
198
199
200
201
202
203
204
205
206
207
208
209
210
211
212
213
214
215
216
217
218
219
220
221
222
223
224
225
226
227
228
229
230
231
232
233
234
235
236
237
238
239
240
241
242
243
244
245
246
247
248
249
250
251
252
253
254
255
256
257
258
259
260
261
262
263
264
265
266
267
268
269
270
271
272
273
274
275
276
277
278
279
280
281
282
283
284
285
286
287
288
289
290
291
292
293
294
295
296
297
298
299
300
301
302
303
304
305
306
307
308
309
310
311
312
313
314
315
316
317
318
319
320
321
322
323
324
325
326
327
328
329
330
331
332
333
334
335
336
337
338
339
340
341
342
343
344
345
346
347
348
349
350
351
352
353
354
355
356
357
358
359
360
361
362
363
364
365
366
367
368
369
370
371
372
373
374
375
376
377
378
379
380
381
382
383
384
385
386
387
388
389
390
391
392
393
394
395
396
397
398
399
400
401
402
403
404
405
406
407
408
409
410
411
412
413
414
415
416
417
418
419
420
421
422
423
424
425
426
427
428
429
430
431
432
433
434
435
436
437
438
439
440
441
442
443
444
445
446
447
448
449
450
451
452
453
454
455
456
457
458
459
460
461
462
463
464
465
466
467
468
469
470
471
472
473
474
475
476
477
478
479
480
481
482
483
484
485
486
487
488
489
490
491
492
493
494
495
496
497
498
499
500
501
502
503
504
505
506
507
508
509
510
511
512