鈴の音と言われると
何だか 
呼ばれているような気分になっちゃって
少し くすぐったいような
はずかしいような
恥じらいの乙女時代を追想するような
不思議な角度に 
心が かくん と ふ ....
日本製の電化製品?
別にいらないよ
電化製品なら
ウチでいくらでも作れる

日本製の車?
別にいらないよ
車ぐらいなら
ウチでいくらでも作れる

日本製のファッション?
別にいら ....
 カゲがひとつ減った
 またひとつ減ってこれでは
 カゲの家族が家族ではなくなってしまう
 カゲの家族の個々のカゲすらなくしてしまう

 とつぜんの惨劇ではなく
 しのびよって ....
生まれたばかりの魂は天高く
地に還るのを只管に待っているだけ
君はどのくらいの高度を征くのだろう
死にかけの魂が空を指さして笑っている
大地の重力に押し潰されながら

天国の近くで笑うのが ....
 
 
青い空でした
どこまでも澄んでいました
こちらの方が戸惑うくらいに
名前がありませんでした
形がありませんでした
ありがとう、も
言うことができませんでした
ごめんなさい、と ....
言葉は同じなのに
言いたいことが
混がらがって しまったり

意図みたいに
簡単じゃあ ないんだ
ティッシュで こよりを編めば
とても楽しい お食事の時間

周りは 大人だらけで
 ....
バドミントンの羽根の形
ふわりと 浮き上がる 瞬間に
不思議さを 覚える

固い レースのようだ
そう 連想すれば
見たこともない 小さな妖精に
着せてあげたい ドレスを 
妄想する
 ....
さらさらな、ざらざらなソーセージを、
焼いたり、ゆでたりして、
こしょうをかけたり、
ソースを垂らしたりして食べる。


あちらこちらで、
敵にしなければならないものが、
大きな声で叫 ....
自覚がない

でも あたしの肩は
パンパンに張っている
 
他人にコリを指摘されて
気づく

足の先端も冷たい
脚も冷える

上半身は熱いのに

冬でも半袖ワンピに
綿カー ....
正しいことなんて知らない
正しいことなんて在るのか
ただ一つの正しいことなど

そんな言葉を抱えたままで
世界と対峙するからまよい
流されるだけなのだろうか

空が燃えつきそうな夕刻に ....
 冬のあま雲に
 のぼってゆくように
 クルマで雲に
 わけ入っていった

 国道の
 あま雲のなかは
 濃いキリが視界をさえぎる世界で
 アスファルトに刻まれたセンターラ ....
神楽坂を下る

「いっしょに帰ってもいいですか?」
「あぁ」

宴席でのお酌も拒むあなたと
いっしょに帰る

ーー 合評会の後だから?
ーー 「ゆきうさぎ」が好きなのかな?

 ....
芝生の海に
レジャーシートの筏を浮かべ
寝っころがったその先の
青い宇宙の奥行きを考えないで
ただ
平面の広さとして
憧れるだけであった
その日は
確かにあったのでありました

芝 ....
「無人島に持ってゆく本を、一冊だけ」
 誰がいつ考えついたのだか分からない、自意識の穴に生温い風を注ぎ足す如雨露みたいなクエスチョンが世の中にはあるから、寝ぼけまなこの作家はいびきを呑み込んで「字引 ....
せんせいの言いつけ通り
いちにちに三度
色とりどりのくすりを飲んでいます
そのせいか
痩せこけたカラダもふっくりとし
わたしは死ななくなりました


(服用後は車などの運転をし ....
おはよー と
おやすみ は

大切なひとと
いい合いたい

おはよー
 
今日も貴方と
いっしょだね

おやすみ
今日も貴方と
いっしょだったね

それだけで
満たされ ....
光が運ばれている。

進行方向の反対側から、ふつふつと泡のように
ほどけて流れてくるものがあった。あれが街灯。
ひとびとは円く集い、なくした星のかたちを思
い出そうとしている。(それはあくま ....
 
 
すべての子どもたちが夢や
夢とは違うものを見ている頃
誰もいない教室では
白墨が生徒の名前を
一人一人板書している

名前の下に記されているのは
その生徒にあった今日の出来事 ....
貴方がスキといったから

白いランジェリーを
選んだの

あたしの好みはピンク
ライブのときは気合を入れて
黒にする

最近ではあまりみかけない
白のブラとショーツを
手にとった ....
空に浮かんだ白い雲も
涙を抱えて浮かんでいるのですが
独りぽっちの時はじっとこらえて雲のまま
みんなが泣き出すまでは っと
涙を抱えて ぽっかりと

空を飛び回る鳥たちは
空を見ながら飛 ....
きみでありわたしで
あり、反復
する、終わることができた
ひとたちの夜に
たとえばこんなふうに
過ぎていく時間
雨がしきりに降っている
うす暗い部屋の中で耳をすまし
雨の打つ豊かな重みを聞いている

それはそれでよかったのだ
時間はきわめて人工的な
観念 ....
 
 
友だちの家に遊びに行った
門のところで、久しぶり、と挨拶されたので
久しぶり、と答えた
もてなしてくれるのだろうか
和室に案内されて
お茶とお大福を振舞ってくれた
正直な話、あ ....
泣いてる少女の頭上に灯る
青色発光ダイオード
泣いてる少女は轢かれる少女
赤色発光ダイオード

わらう少女は哲学わずらい
大事なことまで四捨五入
わらう少女はおかしな少女
死んでといっ ....
あたしの上等な蜜を用意してあげるから。
貴女は家で待ってなさい。

 ほら、
  貴女の指を蜜壷に
   入れて
  掬って
 取り出して
  舐めて。

さぁ、召し上がれ。
長い間
ふくらんだ 開花寸前の
蕾だったあたしは
Nの言霊で

開花した

言霊は身体をまとい
脳の奥まで
浸透して
いった

そして
音・・・

Nの声

声は直に ....
 
 
バスが山道のカーブを曲がりきれずに
ガードレールと  
摂食した
バスとガードレールが何を食べているのか
ここからはよく見えなかった
ただ黙々と摂食を続けていた
いっしょにバス ....
 いくつもの
 ヒルとヨルとを重ねあわせた
 一枚の都市の風景画と
 そこのみで生きる人物が描かれているとして
 かれは
 どこのマチカドを
 いくど
 折れまがり
 バス ....
けろっとしたかおして
ぶなんな こたえばかりさがしてる
でこぼこも じょこびょこも なんにもないじゃない
そんな おめん うしなってしまえば
いいのに しろすぎたつるんとした おめん
あいつ ....
真っ赤な お鼻は、呑んでるし・る・し〜♪
焼酎片手に〜 テレビと喋る〜♪

不景気といえど やっぱボーナス出たら、嬉しいなぁ

初ボーナス♪

久しぶりに贅沢して、美味しいものでも食べよ ....
あおばさんのおすすめリスト(15345)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
イブイブ☆- 藤鈴呼自由詩3*10-12-23
中国様のお買い物- yumekyo自由詩3*10-12-23
飛翔するカゲの家族- 石川敬大自由詩10*10-12-23
生命線- ピッピ自由詩410-12-23
童話(空)- たもつ自由詩710-12-23
早く来い来い、だけど…- 藤鈴呼自由詩2*10-12-22
本物の雪- 藤鈴呼自由詩6*10-12-22
タコさんウインナー- クマクマ自由詩210-12-22
循環- 森の猫自由詩11*10-12-22
唯一の答えなんて知らない- kauz ...自由詩10*10-12-21
キリにわけ入る- 石川敬大自由詩13*10-12-21
コロッケ- 鵜飼千代 ...自由詩17*10-12-21
幽霊筏- 北村 守 ...自由詩810-12-21
無人島に、一冊だけ- 佐倉 潮自由詩310-12-21
お弁当箱- 銀猫自由詩20*10-12-21
おはよー_おやすみ- 森の猫自由詩7*10-12-21
going_down- アオゾラ ...自由詩710-12-21
教室というところ- たもつ自由詩610-12-20
オンナ心- 森の猫自由詩5*10-12-20
ぽっかりと- ……とあ ...自由詩9*10-12-19
きみでありわたしであり- こもん自由詩710-12-19
訪問者- シホ.N自由詩310-12-18
おもてなし- たもつ自由詩1110-12-18
いつまでも青信号が点滅しているみたいに- ピッピ自由詩510-12-18
Honey- 水穏(み ...自由詩210-12-18
開花- 森の猫自由詩4*10-12-16
- たもつ自由詩610-12-16
戦場の外れにあるコーヒーショップで- 石川敬大自由詩13*10-12-16
髪の毛いじり回し過ぎた- うんち自由詩5*10-12-15
赤い服の取り立て屋- 北大路京 ...自由詩13*10-12-15

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