「ちょっとわかって、ちょっとわからない」詩が、人気がでる詩のひとつの条件である。と書くと、怒る人が多いかもしれない。例えば詩は自分の心の素直な表現であって、わかるとかわからないとかの問題ではなく、真実 ....
「詩」というものに、
「誰かのありのままの感情や思考」を覗き見する楽しみ方があるとするならば、
その際の「詩」は、誰かに伝えようとして作りこまれたものであるべきではない。
そして、その際の「詩」 ....
らっきょの「ら」
らっぱの「ら」
つるつるって食べるのも
あったよね。
そばぢゃないよ
わたしって。左利きで
不器用すぎるから
はさみさえ上手く扱えなくて
型紙から
あなたを ....
さあ勇気を出して飛んでごらん
怖がらないでいいその腕は翼だ
君は忘れてしまったのだろうが
かつてその両腕を繰って大空を
自由に飛んだじゃ ....
眩しい路上の中心に
倒れこんだ青い服の少女は
かつて僕の姉であった
(記憶)黒い鉄格子の向こう側に
姉の通っていた巣鴨小学校があり
僕は毎日、黒いアスファルトから
柵越しに姉の姿を探し ....
{ルビ鈍色=にびいろ}の鉄を見ている
あくまで照り返しでしかない光が
滑って離されて放たれる
今目の前にぎっしりと詰まった木々を越えた
越えてうんざりする
体温よ ....
足がつった
魚を釣った
痛さにのたうつ小指が
餌に見えたのか
少なくとも自分の足の小指くらいは
何をも傷つけないと思っていたのに
魚は同じようにのたうってる
口をこじ開け
引っ掛かって ....
山高帽
トレンチコート
マスクから漏れる
チェックメイト
春のフェアリーサークル
新緑生い茂る丘
(世界)の中心で
足許にチェス盤
黒 白 茶色い声と温い風
私達の為のオペ
木陰の ....
詩は売れない。詩で収入を得ることは困難だ。はっきり言って詩は絶滅危惧種だ。なのに絶滅しない生命力を持ち合わせている。
なぜ詩は絶滅しないのか?どのように詩人は生計を立てているのか?いくつかのパターン ....
‥¢‥ ‥£..∪.. ..£‥∪ ‥★....‥ ▽ ... ‥ ‥‥* .....▼‥ ‥◆... ‥ ‥▽‥▼‥→
ランタン、℃-,ep・タンジェント 或るbeeノ琥珀の緋'mィツ、hon ....
ぽちむは家を出ました
モスクワに行きました
それで売春婦に会いました
自分もなろうと思いました
その売春婦にいくらって言えばいいのって聞きました
売春婦ははっきりしたことは何 ....
+
石橋を叩いて割る
君の動きはハンマーで
その働きは引力だ
物体の俺だから
耳を澄ます必要がある/繋ぐ必要がある
手を、手を!
飛行機がブゥゥゥ・・・ん。
超低空でやって ....
「現代詩フォーラム」の出現はある意味相当な事件であった、と思う。それは単に新しい詩の場を提供したのではない。新しい「質」の詩の場を提供したのだ。既に言及されているのかどうか私は寡聞にして知らないが、「 ....
あなたが中にいる時は
わたしはずっと外にいて
見下ろしている、。心臓
二つ((十五度ずれて
地球が振り向く
その音に
カーテンは揺れ
隠れた場所を明かしてしまう
鳥が
....
どうして人は空を飛べないの
小さな少女のふとした疑問
どうして人は空を飛べないの
人は大地を守らなければならないのです
大空を自由に飛びまれたら
人は守らなければならない大地を
破壊し ....
春の気配に恋、を思えば
こころが羽根を持って
菜の花畑の上を旋回する
拙い愛情が
地球上のすべてだったあの頃に思いを馳せると
おぼろに陽炎は立って
咲き競う花の匂いが
わたしを空 ....
朝起きたら
いつも台所に立つ母が
地を這う赤ちゃんになっていた
家を出て
電車を待つ駅のホームには
はいはいのまま赤ちゃん達が並び
全ての席は座る赤ちゃんに埋め尽くされ
....
小学生の
ガキ大将が子分に肩を組み
「 お前はまだ{ルビ0=ゼロ}人前だ 」
と言いながら
目の前を通り過ぎていった
大人になっても0人前のわたしは
誰に肩を組まれるでもな ....
今日は朝時計を見て遅刻かと思ったら
一時間時計を早く見ていたらしく池袋駅で下りて煙草を吸って少し歩いて
うんこをしてから交番の横で煙草を吸ってから松屋に入った
交番の横の喫煙スポットで煙草を吸っ ....
ものつくりを真剣にやっている人は冷たい。頭の六割が常に制作に使われているから。
あとの四割は、生活とか美味しいご飯とか、1日のスケジュールとか、そのとき一緒にいる人に使われていると想像 ....
もう気が済んだ?
君の愚痴ならいつだって聞いてあげるけど
ホントはね 紡がれる言葉に
たいした意味なんてないんだよ
ただ僕と君がいるから
この時間に意味が生まれるんだ
きっと明 ....
先日あるシンポジウムで、「活字」の場の現代詩のシーンで活躍しておられる瀬尾育生氏と話す機会があった。氏を嫌うインターネット詩人は多い。なぜなら氏は「ネット詩は認めない」と公言しているからだ。しかも氏は ....
ケンちゃんは、かえるに似ている。どこを見ているのか分からない黒目。目と目の間が離れている。真ん丸で、キョトンとして、漠然と正面を見ている。口は真一文字で、ほとんどしゃべらない。ふくらんだほっぺたの右か ....
かなしいものなんて
ボクにはないよ
やわらかいものなんて
ボクにはないよ
空に
一杯に手を広げ
防波堤のひらたい丘で
じりじり
ボクは乾いてく
太陽を
こんなに間近 ....
大通りがあるでしょう
そうまっすぐのアスファルトの大通り
右側にショッピングセンターのあるあの大通りよ
その大通りをまっすぐ行って
どこもカーブしてないからまっすぐ行って
三つ目の信号を左に ....
私はここにいたんですよ
時にはそっと問題を解くけれど
街灯が点いたり消えたりするから
羽のように笑っています
千切れた場所を見せびらかして
添い寝に意味なんてないのに
ベッドはやたら飾 ....
2007-03-17
今日は南千住タワービルで生コン打ち
ポンプ屋、土工、監督、電気屋、おれ、鉄筋屋、大工、鳶
知らない人たちがひとつのことの為に協力しあったり感情を発揮してるのみて何 ....
みぞれがぴしゃぴしゃと眼鏡にはりついてくる
3月のそれは忘れてくれといわんばかりに
一刻もたたず跡すら残さないで消えた
植物も物思ことがあるとすれば
この気の早い桜はさぞか ....
ローズマリーの茂みにうつる
わたしの形
この中に
わたしの心もうつっているの?
今年も
庭のかたすみで
春が来たよと
知らせてくれる
ほったらかしに
されてても
毎年なかまが
増えてるね
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