手を伸ばせば届きそうな位置に一つの星がある。しかし手を伸ばしたら、なぜか手がつることばかり恐れて、結局どの星だったか、見失ってしまう。
探しあぐねて、必死に色んなところへ手を伸ばす。そうすると、ほん ....
後ろ指 指される 生活よりも
蜂に 刺された方が マシですか? なんて
本気で 聞いて来るんだから 困っちゃう

ブン・ブン・ブン
ぷんぷく 怒っている訳じゃあ ありませんヨ
君の事は ....
私たちは降りしきる雨の中、草むらに腰を下ろし、川の流れを見ていた。
彼はしゃべり、私もそれに応えるようにしゃべっていた。
ただそれは、衣服の内を流れる雨水や汗の流れる感触を誤魔化すためだけに会話し ....
人形の家のノラのようにように妻は家を去った
軽薄でもなく明るく出て行ったものだ
公証人のまえで離婚の書類を書いた

そのあとでコーヒーでも飲もうと言い出して
でも埼玉の東松山などにはマックさ ....
 
サインは明日につなげる送りバント

ホームランを要求されても困るけど

たまにはフルスイングしたいものだ




 
 諸手を振って、天仰げ。頭の上つねに青く、遮るものなど何もない。ひたすらに振れ。何のためかもすでに解らなく、けれど無心に振りつづける。涙を流す姉さんが、「万歳、万歳」と言って、何処も彼処も感染症の菌の .... エンゼル・パイばかり
食べていると
エンゼル・パイ禁止令が
出るので
まだ食べてない
エンゼル・パイを
裏庭に埋めた

あくるひ、下校途中の
てんくうの一画をしめる
ユーフォーみた ....
終わりを
 惜しみたいのに

始まりを
 準備している

じんわりと、
しずかに

余韻が
 満ちていくのを  
  
   手がかりに


 それは
求めは ....
大都会へ行けば行くほど大きな看板がある
当たり前だよね
こんなゴミゴミした場所で 目的地のホテルに行くには
デカイ看板でもないと無理

大きなホテル程 大きな看板が名乗りをあげて
 ....
はやにえ
しるべ
ひかりが開けた穴
いそいで




雨の肩書き
午後のおさがり
陽の水母に
別れを言う


溺れかけたのは
羽の子ども
空気の傷が ....
熱中症の蜂が 花びらに躓く
ちょうど昼寝時
樹陰のない夏の蜂が 躓いた
まるで羽の折れた言葉のように
何でもありの蜜の中へ
フラフラに 脱水した蜂は 真っ逆さまに
琥珀の決意とともに
 ....
くるりと回すと宝物は潮の匂い、使い込まれたそれらはところどころ錆び、いっぱいあるけど違いがわからないって言うと笑う顔に歯がない、かつてキスやらクサフグやらと一緒に愛車のトランクに入れられたそれらはこれ .... 春 そよ風の優しい囁きに
夏 肌を滑る熱い眼差しに
秋 想い出の肩を包む腕に
冬 肌の温もりの静けさに

とろけても ながされない
自分のかたちを失くさない
凛としてつめたく だけど 
 ....
戦争を知らない世代の私にとって
原体験は高校1年の夏休み、先輩から渡された一冊の文庫本だった。
原民喜著「夏の花」
爆心地近くに居て奇跡的に生き延びた彼は
五感のすべてに焼き付いた惨状を克明に ....
 
 
プラスチックが降り積もる
世界は彩と形に満ち溢れ
ラジオからはいつものように
幸せな物語が流れている

どのように話したらよいのか
君に話したいことがたくさんあるのに
話すべ ....
右をとるか、
左をとるか、
減点で埋めつくされた
スマートフォンは
昇るように階段を降りる。

 ....
あなたは何処に生きていますか
過去に未来にそれともめちゃめちゃ現在ですか

どこにいようと生きていてくださいね
高校野球もたけなわで猛暑のなかでもけっこう人間は
9回ぐらいの攻守もできるもの ....
人間は本能が壊れた生き物だから
自分で物語を作らないと誰も救済しないよ

淡々と生きることをくり返す
それで満足してちゃ面白くもなんともない
人間は物語を自分で造ってしか前に進めない
それ ....
頭が良いのは病気なので
俺は頭が良いんだなんて
思っている奴は
医者に行った方がいい
きっと正露丸を飲まされる

俺は他の人とは違うんだ等と
真剣に思っている奴は
大概プラスの方向に違 ....
終われない瞬間は
追われない瞬間と
似てる

途切れない関係と
閉ざされた関係を
振り返りながら
考えている

ら抜き言葉と
ラブソングの狭間で
あと一音
誰にも出せぬ 
ハ ....
大脳皮質は、
前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉の四つに区分されますって いうじゃない
それって クローバーみたいなものかしら
だって 四つの葉だもん

鮮烈な夢が炸裂するとき
きっと 脳内の ....
それは、
いつも見えない
激しくもゆるやかな
みなものような
風からはじまる。
それは、
いつもひとつの
 ....
等速運動をつづけているうちに鳥は羽根をもがれて
上腕二頭筋と三頭筋間のしがらみに別れをつげる

慣れない歌をうたいつづけて喉が嗄れたよるは
冷蔵庫のかたちをした夢をみる

B♭ないちにちの ....
十年前、私はまだ子供だった。私は人を疑うことが極めて苦手な子供で、また嘘をつくことも苦手だった。音楽は私の唯一の友で、この年から楽譜に書くことを始めた。私が、はっきりと自分の曲を書き上げたのは、この年 .... 昆虫採集の一団が
帰ってきた
今日は夏休み自然教室

予定の時間をはるかに過ぎ
バッタみたいに跳ねて
バスから次々おりてくる子ども達
汗だくの引率者が言うには
みんなそれぞれお目当ての ....
週刊少年ジャンプください
広げられた右手に
ちょこん載せられた
100円玉2枚
足りません

ごめんね
集英社がバカでごめんね
謝るのだけど
子供はジャンプを離さない ....
車は簡単にイメージできる
猫は簡単にイメージできる

頭ん中で確かな像が
手短に適当に描かれる

そのイメージする像は
だいたい似ていることが多いらしい

けど
愛を ....
ことばの数と
人間の数と
どちらが多いだろう?
生まれてくる人間の数と
生まれてくる言葉の数と
どちらが多いだろう?

だれにでも
おまえだけの言葉ってのがあって
生まれてから死ぬま ....
平常心を保つことの難しさを
一番 知っている あなただから
赤いリボンを 一つ あげる
あなたが ときわはぜ 一等賞

時が流れて 風も流れて
太陽の光と 雲が乱れると
同じ 色 ....
青い陶器に詰まった白い骨

その欠片を一つつまんで
ぎゅーっ。と握り締める。

すぐに崩れ落ちた手のひらの欠片は
流れ落ちるはずの涙に代わり
手のひらの上で水滴のように散らばった。

 ....
あおばさんのおすすめリスト(15345)
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ばらばら。- 梓ゆい自由詩315-8-5

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