そうなんだよ

大スターも日常は

日常でいそがしい

そうなんだよ

大犯罪者も人生は

人生でせつじつだ


人間なんだ

どうしようもなく

ロレックスが時を刻 ....
 

象が並んで
観覧車の順番待ちをしていた

みんな休日だった

近くに
錆びたエスカレーターが落ちていた

午後になると
誰も海の話の続きなど
気にしていない様子だった
 ....
川沿いの村が栄えるのに港は重要だった、きみは雨ふりの続く時期になるとそんなことを考えている、南の大沼で採れるギチギチの草は売り物として扱われるのに一週間ほど天日干しを必要とした、おもうにお義母さん .... 雄弁なシベリア
の匂わない活字のS

心は{ルビ旱=ひでり}つづきだ
街に雨が降っていても

既に不実を知った朝
世界はかつて光だったことを思い出せずにいる

はるかな忘却 白い建築 ....
いく筋かの細い雲が頭上を
走っていた
左側は昼で
右側は夜で
右側に扉があった
開けた途端
音も無く壁は崩れ
かつては覚えていた季節の
断片が
足元に転がって
いた

誰がどこ ....
そばにいることは
叶わなくなったのですから。
煙草とレモンスカッシュを
傍らに置いて作業をするわけです。
形にこだわるのは
どうか、とも思いました。
大切なのは気持ちで
モノを用意するだ ....
僕らはカフェで向かい合わせに座り、ホットコーヒーとルイボスティを飲みながらそれぞれ本を読んでいる。彼女は女性翻訳家が書いたエッセイ集を、僕は高校生のころに読んだ小川洋子さんの小説を読み返している。
 ....
打ち損じた弾丸はまだ喉元にある。僕は咳払いをひとつしたあと、右足をほんの少しだけ前へ出して、声を出すために息を肺に吸い込んだ。「なぜ?」僕は言った。想定していたより小さな声だったがもう後戻りはできない .... 言葉を強いるのは
きっと
言葉の持つ力
が怖いからだ

だれかにそう言われても
ぴんとこなかった
ただ
大丈夫って思わせてほしい
それだけ

気になってた人が
フォローして ....
不都合な夏の陽に
白い肌は 非情にも灼かれ

沈黙を借りて 何か云おうとしている
あえかな蕾 文明の摘んだ失語症

こんな不条理があっていいのだろうか
うれしさの対概念としての ありった ....
おにぎりを握るてのひらで
詩を書いた
いつか
おにぎりのように
なるように
 

一面のハーモニカ畑で
郵便ポストが
風に揺れている

記憶を失った大砲の欠片は
小川の水底に涼しく沈み
命は
とても容易い

お互い皺が増えたね
僕らは最近特に
そのよ ....
卵はひとつの理想形だ
人間もまた卵から生まれれば
これほど母親との確執に苦しむことはない
乳と血の繋がりはどんな病的恋情より
互いを束縛しその愛は動物並に遠慮がない
その点 卵は完璧だ
無 ....
足音が響く焼き場の通路
父の姿が見えないものか?と何度も見渡した。
手帳に忍ばせた写真の中では
父と幼い三姉妹が
ディズニーランドではしゃいでいる。
進学時
家を離れる前の晩
 ....
バレンタインにもらった砂利みたいな
チョコレートうれしくってポケットに
突っ込んだ手で握りしめてもぜんぜん
溶けなくってへんだな一粒口に入れて
みたらこれっぽちも甘くないってやつ
ぼくの片思 ....
花冷えの誰もフォローをしない夜 ブリューゲルがすき

野間宏が「暗い絵」と表現した世界

描きこんだ風景を解釈する自由

それっていいかも
ヘビメタTシャツ率の高い老人会に行く わたしたち、ちいさな山のちいさなおうちで、朝食のお皿を並べて二枚、三枚、並べているうちに足りなくなって、並べても並べても足りなくなって、テーブル継ぎ足しても足りなくて壁つきやぶって外に伸ばして、それで .... やはり雨は
雨を招んでしまった
風の無能
鏡の前の
左脚の羽化


鳥が降り
見えなくなる
くりかえし降り
陰を ふくらませる


鏡の前で倍になり
曇 ....
 
 
雨が降ってきた
それに加えて午後からは
槍まで降ってきた

雨が降ろうが
槍が降ろうが
必ず行くよ
と言っていた友人は
終に来ることはなかった

窓を開けると
代わり ....
国会議員も大臣も負っている
憲法尊重擁護義務
安倍内閣の人たちにとっては
鼻クソみたいなものだろう

日本の軍国主義化なんて
他国に言われても
笑っていられたのに
今はもう
笑えない ....
幾重もの自己が折り重なる
形のない「私」の輪郭から
おろす瞼と塞いだ耳の感覚
閉ざされた世界で生まれる
殻が丁寧に剥がされてゆく
張った膜の内側で目覚めた
足りない酸素と視界の中で

 ....
――風よ 

木の葉をさざめかせ
やさしく掻き乱し

花房にそっと触れ
散り際へと誘う

子猫の背を撫でるよう
湖の面を煌めき立たせ 

風 おお風よ!

おまえが気まぐれに ....
20代の頃、10年間すごく仲がいい(と思っていた)友人に音信不通になられて以来(年賀状が宛先不明で返ってきて、電話も不通)友人というものへのほんわかした気持ちがなくなってしまいました。
すごく仲がい ....
革命家の雄たけびが群衆を動かし世を変革させるように
音楽家が奏でる音で聴衆を静まらせ割れんばかりの拍手をさらうように
宗教家が祈りと自他不二の行動で圧倒的弱者に笑顔を与えるように
芸術家の魂が創 ....
夢ではない証拠に
あーあー
情けない声が出る
やれやれ
また朝がやって来て
先へ先へと急き立てる
子供のころ
夏休みのラジオ体操が地獄だった
あれさえなければ
永遠に子供のままで ....
獣のていで眠っていたい青緑と朱色のなか昔々の
イギリスのサーカスの新聞広告ゆか一面バラまい
て六月は停滞するヒグマは玉乗りするリスだって
玉乗りすル?けもののけもの現実逃避はたのしい
ですもの ....
愛情遮断症候群
情緒剥奪症候群
悶欲淫痴性辱恥液

{引用=X51.ORG : オナニーをやめてみよう! }

心に野村ゆうかを持て

{引用=X51.ORG : やっぱりオナニーを ....
元カレのTシャツで牛乳拭いている
あおばさんのおすすめリスト(15345)
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中居くんのラジオ- 吉岡ペペ ...自由詩215-6-15
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明晰夢- 伊藤 大 ...自由詩215-6-14
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洗濯- たもつ自由詩215-6-13
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ヘビメタTシャツ率の高い老人会に行く- 北大路京 ...自由詩815-6-11
黒い山- 片野晃司自由詩11*15-6-11
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file:///Users/Documents/websit ...- nemaru自由詩1*15-6-9
元カレのTシャツで牛乳拭いている- 北大路京 ...自由詩1115-6-9

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