半そでの季節になると
肌の匂いが懐かしく
やがてそれは
真夏の音に掻き消されて
懐かしさはまるで
現実とは言えないほど
曖昧な記憶になる

半そでの肌を
すっと
初夏の風が通るた ....
さよならと
言ったあの日に
返りたい

もう一度
やり直せるなら
返りたい

好きだった
好きだった夜に
還りたい

今私
ここは何処なの
帰りたい

還りたい
ゼロ ....
あの日
びるのてっぺんは
どれだけ
さみしいひかりがみえたの

むてっぽうなことで
きみも
やっぱり そんを したのだろうか

そっとちかづこうとすると
花をちらすみたいに ....
楽器を操る人から
音楽が聞こえてくる
ジャンルを語る人から
うたが聞こえない
欲しいものはなにかの名前
なんかじゃない

   百科事典が世界を壊していく
   たとえば民族
    ....
季節の変わり目は
こころのどこかが騒がしい

きちっと折り目のついた夏服を
着ている君はいつもと違って見えて
気持ち良さそうに風が吹いてる

話しかけたら
振り向いてくれそうな距離 ....
くちばしが作る青空がある
ストイックな
灰色の水たまりが震えていたな
もしかしてー、でも、
ミミズが鳴くといったのは誰だろう?
郵便屋さんの原付バイクが
通り過ぎるか過ぎないかで
外に出るかどうか決めるような私です

一丁目の角を曲がると犬がいて
それがギャンギャン吠えるものだから
いまどのへんにいるのかわかります ....
四つ足のけものは
君にはみんな わんわんだ
からすはわかるのカア カア
あとはみんなこここ

音の並びと

ねえ
大好きだよって言葉を
知っているんだろうか
今日もせんせいは 嘘を ....
一日働いていれば 
あちらこちらから 
いろんな形をした石が 
飛んで来る 

痛みなんかはないふりで 
ほんとうは、あちらこちらに 
こぶは膨らみ 
あざは残り 

なんでもない ....
仕事帰りに立ち寄った 
ファーストフード 

若い女の店員が 
次から次へと
メニューに追われ 
調理に追われ 

カウンター内を 
ひいひいとした顔で 
荒っぽく動いているのを見 ....
毎年
命日にも帰ることができなくて
申し訳ありませんでした
ずっと歩きまわって
とても広い世界を見ていたのです
が結局
この縁側に戻って来ました

少しの間だけ
かけさせてもらっ ....
05/08(木)

携帯メールが大好きなあの娘は親指姫



05/09(金)

そのかたまりが人間とは知らずに乗る



05/15(木)

わたしの中の海が波打 ....
足のツボ押して痛い 痛くてしょうがない
胃が弱ってるみたい
過労かストレスか 反射投影
トラブルが起こってる

とにかく僕は 味付けのりを食べ
喉の渇きを感じながら 君へのメールを打ってい ....
緑色の雨が降るとき
どこかで誰かが泣いている
そんな気がしてならないのは
あの日君と出会ってから

やさしい心の奥で
僕は君を求めている
このままやるせないままで
雨に打たれるのもいい ....
三丁目を知らずに
僕らは生まれた

三丁目のことだけは
なにも知らずに
僕らは僕らのふりをして
住所を持たずにどこかで生きて
どこかへ歩いていくのだろう

恋かもしれなかった ....
ありもしない
過去を記憶として
ありもしない
今を現象として
ありもしない
未来を描き尽くす
夢はありもしないのに
ありもしえたものとして
それがわたしの
世界のすべてだった
まるめたしっぽの
ちいさなおさるが
まっしろなてーぶるに
のせられた

おさるは
おうさまに
あいさつする
とうめいなこえで
あいさつする

おまえは
せかいでいちばん
みに ....
「国宝薬師寺展」の垂幕が 
灰色の壁に掛かった
上野の美術館 

瞳を閉じる 
観音像の絵が待つ入口へ 
長蛇の列は
ゆっくり進む 

 ぽつり ぽつり 

曇り空から
降り出 ....
俺は散歩の達人になんかなりたくない
大体「散歩の達人」って何だよ?
散歩に上手も下手もないだろう
散歩にまで格差を持ち込まれたらたまったもんじゃない
上手か下手かなんか気にして散歩などしていら ....
電車を降りたら
小雨が降っていた
セブンイレブンで傘を買った
駅前の商店街を抜けると
道は一気に暗くなる
細い道の両側から漏れる
家々の明かりがメインで
わたしは足早に家路を急ぐ

 ....
心音をメトロノームに
できるなら埋もれていたい
いつか来る安寧のなかに
誰かの投げたボールが 
もしも飛んで来たならば 
投げ返すよりも 
よけましょう 

( いずれ背後に、ボールは消える ) 

誰かの投げたボールが 
もしもよけきれなかったら 
胸 ....
空晴れて上手にさよなら出来たから卵を一つ割ってお祝い


晴れて空開けた窓から草いきれ鳥は去って海は残った


空晴れて二匹のいもむし糸を吐く指に絡まる欲と欲と欲


晴 ....
私の心臓は
金属で出来ているから
感情なんて持っちゃないと
君は思っているのだろう

ステンレスの指先を握られて
公園の木陰へ導かれる時
胸のこぶし大の金属は
かすか ....
窓を見ていました
身体のどことも違うガラスの質感でしたが
手などの白いあとはかすかな
生きていたものたちでした
あの窓の向こう側に
はたして外はあったのでしょうか
ただ立ちつくすだけだ ....
影が一人増えた


灯された
蝋燭が役目を終え
また
一人影が増えた


重い空気が
脂汗を誘う
冷たい空気の下では
音の伝導率も高い

影が座り込む
行儀よく
影が笑 ....
血のにじむ空をゆびでなぞる
なぞりながらする自慰の必然性で結わかれた髪の毛のリボンがほどけていく
地下鉄の券売機の中に吸い込まれていく札をみている
どこにいくんだろう
あたしはこれに乗っかって ....
雨のそぼふる 
路面に一人 
いつまでも濡れている 

あの丸い小石に 
僕はなれるか 
酒のつまみに
キュウリを切る
塩で喰う
少しこしょうも振る

まな板からキュウリが
ひとかけら床に落ちる
キッチンマットの上で
転がったキュウリを
そっと拾い上げる

これをゴミ ....
{画像=110719004209.jpg}


ヒュール ルルーと
消防車が喜びの声を上げ
夜の町を躁(はしゃ)ぎ回る。

初夏の夜は
不思議に透明で、
サイレンは色硝子の曇りのよう ....
あおばさんのおすすめリスト(15345)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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