ひとよりさきに
さくひんがある

げいじゅつも
いきざまも
いのちも

このさくひんは
だれかが
つくるはずだった

というような
さくひんを
つくった
わたし ....
あぁ全てのひとは 
透きとほったぜんまいを背中に巻かれて 
晩夏に樹からぽてっと落ちる 
あの蝉に似ています 

(宇宙の銀河の果てから観れば 
 ひとの百年は一瞬です・・・) 

あ ....
嫉妬という言葉を 
あなたは教えてくれた 
無防備に眠る 
あなたが憎らしい 
そっと首に 
両手をかける 
胸の奥で 
ちろちろと燃える炎 
このまま力をいれたら 
あなた ....
参考資料の提出があった
瑣末な誤字脱字が散見された
作図と細則の改正が必要と思われた
差額についての催促を済ませて
採光のためにブラインドを開ける
サッカー場の方が
先ほどから騒が ....
徹底的に吟味されたまちに住んでいる。
公園にはサンドイッチが整然と並べられ。

そのかどをまがると20mほどでいきどまりだ。
そうした指摘になすがままにされ、
いま、ここがどこだかしっている ....
{画像=120412064801.jpg}

多くの季節を生きて
わたしは幾度も春を迎えてきた
そして 毎年 
いろんな桜と出会っている

真新しい制服に身を包み
新たな出会いに心躍ら ....
町の喧騒の外れで
川のほとりに佇み 
一台の車が、風を切って 
傍らの道を通り過ぎた 

ふと、耳にした水の音に 
下の方、下の方へと 
へりくだってゆく 
水のすがたを思う 

 ....
障子に無数の白い桜が舞っている 
流れてないのに流れてる 
風の姿であるように 

旅先の花巻の宿にて 
窓から射す日向には 
あの黒い帽子を被りうつむいて 
畑を歩く賢治さんの影絵が  ....
コトバは音声と意味を結びつけるしくみの総体である
コトバの本質は意味を伝達する道具

それはぼくの頭の中の愛という概念を体の生理的機能にしたがい
aiという2音素の物理的波動に変換してきみの鼓 ....
死神を副業にする桜守

満開の冷えた桜に沈む船 

堕天使も枝垂れ桜で白くなり 

漆黒の翼の痕に桜KISS   

JOKERが姿を消して花吹雪    

夜桜の影で小悪魔服 ....
私のDNAの塩基配列に
「ケ・セラ・セラ」という
遺伝子情報が組み込まれている
膨大な螺旋構造の宇宙には
母から降ってきた星屑が潜んでいる


突然の父の入院で
しばらくぶりに会った母 ....
病院のベッドに三日間泊まった
聖なる牢獄に三日間も居たんだぜ
すごいことさ

可愛い看護師さんは小首を傾げて言った
何処に居たってあなたの生きる不安は同じでしょ
そう彼女はとても魅力的でセ ....
{画像=120407235731.jpg}


その一本の桜の木は
古い民家の門扉の横にあって
左右に大きな枝を広げていた

ごつごつとして人を寄せ付けず
大地の力を漲らせ
雨風にそ ....
やわらいだ寒さに薄着で出かけたいあたたかいものをいれた水筒


日を束ね春と呼んではいるものの二度と同じ日は集まらない


だれ一人おなじ人間などいない一回きりの春も同じだ


 ....
 
 
ありがとう
そんな簡単な言葉を
忘れたまま
一応の今日がある
体積は権利
表面積は義務
肉体は続く
魂の原野
そのつきあたりまで
 
 
自己保身を 考えてしまうと
動けなく なって しまうから

行動しようと 思った 気持ちは
偽善だったのか と
ハッとする 瞬間 

でも 気持ちは 本物だよって
自分を 自分で 慰め ....
「お世辞」


お世辞を言うのは
下手ではない
お世辞を言われるのが
下手なのだ

流れ落ちるほど
ユルユルに頬を緩ませて
頭の上に八分音符を
乗せてりゃいいものを

野 ....
心まで 灰色の瞳で 見つけた雲は
やっぱり どんよりモードだと 思うだろう?

違うんだ
余計 クリア スカイ

惑うんだ
虹色 クリスタル

パーツ集めを 始めてサ
初めて 出会 ....
いらっしゃいませ
からん ころん と 小気味良い音

中に入って来るなり
怒った風な声で 叫ぶ

コーヒー!!

はい。如何にも 此処は 喫茶店ですが
個々の判断に 委ねておりま ....
光る虹を追ってぼくは飛び出した

確かにそこに虹はあったけれど

ぼくにはもうぼくがない
 
 
また春が来て
命のあるものは
業務の引き継ぎに忙しい 
高層ビルの死骸が並ぶ 
空に一番近いあたり 
乾物屋の娘が
花を手向けている
 
 
 
4月1日につく嘘は難しい
 
もちろん傷付ける嘘はだめだ
嘘でも言っちゃいけないことはある
 
リアリティーだけのつまらない嘘は
騙されても不快な思いしか残らないから良くない
 
 ....
どっちかって言うと
好きだった 気がする

小回りが効くからとか言う訳を
素直に聴けた 若さ故だろうか

体内を流れる 液体の色と同じは
危険を齎す教訓

もたらすって こう書く ....
いなかみちを ふつうに歩くと
つくしの基地があるよね
勘で解るよね 
え わからない? あらそ

スーパーの文房具コーナーを ふつうにあるくと
「こころばかり」という封筒は こわ ....
寒さがやわらいできた
薄着でそとにでかけたからか 何かあたたかいものがたべたい

季節はくりかえさない
春とわたしたちがよんでいるもの
一度としておなじ春はこなかった

世界にはいままで ....
恋人の心変わりを感じていた頃、辞表を出してくる社員がいた。

彼らはぼくをひどく傷つけた。

ひとのこころなんて分からないものだ。

思い返してみればそんなそぶりもあった。

そぶりかあ・・・・

人 ....
 
 
学齢期をむかえた父が
レジに並ぶ
帳面と鉛筆を買ったのに
店を出ないで俯いている
帰る場所がわからないらしい
どこから来たの、と聞くと
わからない、とだけ答える
やがて見かね ....
色の持つ イメージは
人に寄って 違うから
自分に 酔って しまえば 情熱の赤も
恋に落ちてしまえば さも有りなむ

痛みに 震えてしまえば 
悲しみ色に 変わるから

斬新なアイディ ....
「こわれた護岸をなおしています」
私にはたしかにそう聞こえる。その男は画家だったので、「こわれたゴーガンをなおしています」だったのかもしれない。アトリエには花瓶にいけられたカサブランカがあった。「ひ ....
{画像=120323010313.jpg}



忘れられた想い出 / 勘太郎川 紅橋付近


ぶらり ぶらぶら
裏町通り
場末の路地の夕餉時

さあさ いらはい いらはいよ
 ....
あおばさんのおすすめリスト(15345)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
作品- 小川 葉自由詩212-4-13
夢の惑星_- 服部 剛自由詩812-4-12
虹色ポエム- RT自由詩812-4-12
サマータイム- たもつ自由詩612-4-12
徹底的に吟味されたまち- はたらく ...自由詩3*12-4-12
【_桜アルバム_】- 泡沫恋歌自由詩20*12-4-12
春のうた- 服部 剛自由詩412-4-11
賢治の影絵_- 服部 剛自由詩3*12-4-11
aiという音素- 梅昆布茶自由詩1812-4-11
桜ユグドラシル- 北大路京 ...俳句23*12-4-10
ケ・セラ・セラ- 渡 ひろ ...自由詩38*12-4-9
自由或いは生きる意味- 梅昆布茶自由詩2212-4-8
桜木_/_その大きな木は生かされている- beebee自由詩28*12-4-7
はるについて(ホットケーキ)- 木屋 亞 ...短歌5*12-4-7
age45(一応の終わり)- たもつ自由詩912-4-7
堂々巡り- 藤鈴呼自由詩2*12-4-7
刹那的発泡詩_<_1_>- nonya自由詩26*12-4-7
虹色クリスタル- 藤鈴呼自由詩2*12-4-6
あと五分の幸せカフェ- 藤鈴呼自由詩2*12-4-4
無題- そらの  ...自由詩4*12-4-4
age42- たもつ自由詩412-4-4
4月1日- 次元☆★自由詩9*12-4-2
光る_モーターボート状態- 藤鈴呼自由詩2*12-3-30
『↑』というより『i』_- るるりら自由詩23+*12-3-29
春について(ホットケーキ)- 木屋 亞 ...自由詩4*12-3-25
思い出のなかへ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...16*12-3-23
age30- たもつ自由詩1012-3-23
赤き液体- 藤鈴呼自由詩2*12-3-23
こわれた護岸をなおしています- 木屋 亞 ...自由詩3+*12-3-23
忘れられた想い出_/_勘太郎川_紅橋付近- beebee自由詩24*12-3-23

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