虹色の
鱗がきらり
冬の午後
タナゴがゆらり
昼を楽しむ

らんちうの
静かな泳ぎ
かいま見て
今宵の夕餉
楽しみにする

梅花藻の
ゆれる水槽
眺めては
こしかた想い
 ....
(制作)進行がはっぱをかけるので
窓から逃げだした。

ドアが激しく鳴っている。
ベルも激しく鳴っている。

「うああああ!!!」と叫んで
僕は駆け出した。

UP日に追い立てられた ....
「家に帰りたい。」と譲らなかった時
もうすぐ死ぬ事が解かっていたのでしょうね。

「譲らなかった。」と言うよりも
最後の抵抗にも見えました。

「ここは俺の家だ!!」と
取り上げられるの ....
コレハ自動再生デス脳内で加藤清正の虎狩りについて語り始める貘さんの眼鏡は丸くないからさきほど青い鳥で見た藤田嗣治を並べてまん丸く収めることにするすると伸びたあの猫の腹にはなにが収まっているのだロウカ現 .... たぶん外国の人が食べにくい物は

いかの塩辛
くさや
納豆
梅干し
生卵
鮒ずし
筋子

まだまだ在るけれど
メジャーでないので
ここでおしまい

ラーメン屋で観察している ....
潮騒の岩鼻に立って
潮の流れを見つめてゆけば
そこにどんな大魚が潜んでいるかは
だいたい察しがつく

今日は石鯛狙いなので
サザエに間借りしたヤドカリを金槌で一撃を加え
遠くの潮目に放り ....
岩山の岩壁の岩棚に
産み落とされたぼくは
産声もあげず
銀の龍に鷲づかみされてしまった

遠い記憶の底

あれから言葉など誰も教えてくれなくて

ぼくは誰とも話などしたことは無い
 ....
赤ちゃんが泣く
その理由はたぶん
単純なものだろう

なのになぜ
怒るのだろう
許さないのだろう

親とよばれるひとは
赤ちゃんからみたら
どうみえているのだろう

少しはなれ ....
ざわざわとささくれだった霜は
冷たい空気に張り付いて浮いている
朝の街から聞こえてくるざわめきは
熱を持たずに乾いたまま遠くへ響く

冬の朝は平等に残酷で
どんな生き物にも降り注ぐ

 ....
私は会社に絶望していた。私は上司からパワハラを受けて、心に深い傷を負い、一時休職しながらもかろうじて復職した。だが、私に対する周囲の目は冷たかった。私は自らの受けたありのままの被害を幹部に .... 頬をつたって
涙は

地面へ落ちる

落ちながら、砕ける、
落ちて、
砕ける、

その

砕けたしずくに映るのは
砕けた我が身に
あらず

砕けたしずくに映るのは ....
この街は寒いのに 雨を雪に変えない
小さい傘を君にさして僕は濡れてしまう

クリスマスツリーの点灯は君との別れの時間
またねと改札を抜けていく 一度も振り返らずに

雲の上には眩しいほどの ....
コインランドリーで千円札を崩す目的で買う定価の炭酸飲料を半分飲んだら半分崩れていく
退屈のカタチに色褪せたジーンズの右ポケットで縮こまる銀河
音のない戦争がはじまる
担架の上できみ、いや、ぼくは ....
隣のゆるいおばさんが貸してくれたレディコミに男と女がえがかれて
9歳で知った
それは海に骨をまく話
ぼくが死んだら海に骨をまいてくれという話
言いながら
抱き合う話

あの歌手が歌った歌 ....
できの悪い推理小説のプロット
夢の死に絶えたファンタージェン

造物主のいない創世記  
すべての夢がわずかな因果の隙間に託されるなら
いつもつまずいている僕はニッチな日雇い漂流生活者

 ....
ニュースに続いては経済ナウです
最近「遠慮交際」と言われる
新たな交際が広がっています
これは、誰かとの交際を求めて
お金を支払うのではなく
誰かと交際したくなくて
お金を支払うというもの ....
ちいさい秋見つけた
帰り道

ちいさい秋実をつけた
輝いている

ちいさい秋差をつけた
キミとボク

ちいさい秋目をつけた
羨ましい

ちいさい秋火をつけた
悔しさに

 ....
イトヨリの虹色美しき

脂が誘うサバの文化干し

アジの開きにたまごかけごはん

イワシを購い飯をかきこむ

鮮やかなカツオをさばく母の面影

サンマの煙りに涙する

冬の寒ブ ....
どこまでも吹き抜ける青空

伽羅を焚き明日の夢みる

銀河鉄道どこまで続く

青い青い海のいろ
とても食えないから
詩人の食事は貧しくて
目玉焼きと納豆が精々のところ

まてまて!
立ち食いの天玉そばを思い出せ
松家の朝定食でもいい
そこに天国があるのだから
貧くともプライドを忘 ....
てのひらに
転がる大粒のガーネット
それは血の色
珠玉は明日を占いながら

許された種族はボヘミアに彷徨うジプシーだけだった
インスピレーション
暗い森の声がする

夜の帳な ....
大きくはない講堂で
詩人の声がしている

詩人の声は講堂よりも小さく
低いところを這うように響くから言葉のつぶは分からない
絨毯だけが分かっている
水を吸い込む時のように、そこだけが深い赤 ....
下町の神社の端にクリスマス ヤモリの張り付いた電信柱が
オレンジ色の灯りをともし
夜の歌を静かに歌っている
夜の秒針を刻んでゆく
ぼくは落ち着けないでいた

あの中華そば屋までの果てしない
道のりは
とても遠くて ....
夕暮れがやって来る頃決まって私の腕に止まる君
ねぐらへ帰る途中なのだろう
一羽であることもあるし
友達を連れてにぎやかにさえずることもある
いやもしかしたらきょうだいだったのかもしれない
あ ....
永遠の 青薔薇への妄想は 
尽きぬけれども

生身の姿と 写真や動画が違うのは 
仕方のないお話だけれども

やはり 蛍のラジウム光のような色合いと
実際見た時の LED光のよう ....
五円玉と五十円玉



出来のいい兄弟みたいに
二つ揃って穴のある
可愛らしい小銭の
五円玉と五十円玉
どっちが兄ちゃんだろうね
そりゃぁ、五十円玉が兄様だろね
五十円玉一つでいい ....
死にたいという衝動が一日中私につきまとう
死が人々の中でたらい回しにあっているのか
私が死の中でたらい回しにあっているのか
でも、死にたいと思うたび、私は私に立ち止まる
死を望むに ....
夕陽は波の音を残して
海と空の混沌に溶けていく
松の梢から昼の光が消えると
ぼくの中で映像がうずきはじめる

 時を忘れて遊んでいたぼくらに
 夕餉を告げる母の声がとどくとき
 一日 ....
こどもたちか
いい年したおとなたちか知らんが
感受性の制服着て
隠喩を教科書に
無意味の羅列の学校に
隊列なして通っている
あおばさんのおすすめリスト(15345)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
陽だまりの水槽- レタス短歌415-12-9
アニメーターの独り言。- 梓ゆい自由詩2*15-12-9
だだっこ。- 梓ゆい自由詩315-12-9
虎と丸眼鏡/即興ゴルコンダ(仮)投稿.94- こうだた ...自由詩3*15-12-8
世界の味覚- レタス自由詩315-12-8
磯釣り- レタス自由詩715-12-8
仙境- レタス自由詩515-12-8
赤ちゃんというひと- 朧月自由詩215-12-8
枯葉朽つ- 藤山 誠自由詩8*15-12-8
真実- 葉leaf自由詩315-12-8
砕けたしずく- 千波 一 ...自由詩315-12-8
雲の上には眩しいほどのシリウス- 北大路京 ...自由詩1415-12-8
26歳の風景- もり自由詩4*15-12-7
夜間飛行- ともちゃ ...自由詩515-12-7
季節はずれの蜃気楼- 梅昆布茶自由詩1515-12-7
遠慮交際- イオン自由詩9*15-12-6
ちいさい秋踏みつけた- イオン自由詩4*15-12-6
- レタス俳句3*15-12-6
透明- レタス俳句1*15-12-6
詩人の食卓- レタス自由詩415-12-6
旅人- レタス自由詩415-12-6
朗読の講堂- マチネ自由詩7*15-12-6
下町の神社の端にクリスマス- 北大路京 ...俳句315-12-6
闇路- レタス自由詩11*15-12-6
すべての梢は止まり木である- そらの珊 ...自由詩2515-12-5
日日草系- 藤鈴呼自由詩6*15-12-5
五円玉と五十円玉- 月形半分 ...自由詩9*15-12-5
思う- 月形半分 ...自由詩3*15-12-5
夕焼けの海- イナエ自由詩14*15-12-5
感受性の制服- 天竺葵自由詩115-12-5

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483 484 485 486 487 488 489 490 491 492 493 494 495 496 497 498 499 500 501 502 503 504 505 506 507 508 509 510 511 512