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戦争って誰ですか?

水面がゆれる

戦争は私たちと生まれたの
ずっと一緒だった
でもあの子も最後まで残ることはできない
不完全だから
私たちと一緒にこの世を去るの

 ....
誰も住んでない荒れた庭の
梅の木の下にしゃがんで実を拾った
洗ってヘタをとって凍らせて
たっぷり一年梅づくしだった

味をしめた私たちは
今年も荒れた軒先に座って
梅の実が落ちるのを待っ ....
いつから過去を先送りできるようになったんだろう
私が消えた後の世界からあなたの声がする

先に死んだのはそっちでしょう?
なんで未来で生きているの?
またあなたに会いたいわ
他に好きな人が ....
待ってる待たれてる
いつも雨の下というわけにもいかない

会えても会えなくても
変わらないものなんてない

私たちはたがいの
重力でだけ惹かれ合って

ボードゲームの駒みたいに
そ ....
いつも姉は変な顔をして
私の髪を引っぱったり
口に入れたりした

足のつかないプールで
私の背中にしがみついてる

バースデーケーキのロウソクを消す
ソファで寝てる
ギターを持ってジ ....
草の間を
誰かの幸せを約束した風が
走っていく

固く閉じた地面から
這い出た夏の蔦が
頭を伸ばしていく

夜になれば
プールを洗浄する
機械音

落ちてきた十八等星を拾う
 ....
誰もしらない場所で
自分だけ信じて生きていたら
突然、世の中が平行線になって
あちら側へと移れないかしら

4日遅れの誕生日プレゼントですね
それとも、その日に届きましたか?


 ....
絡み合う蔦が入り口を隠してくれる
夜になれば安全に河口まで行けるだろう

ジャングルで
黄熱に苦しんでるときも
農民から盗むなと
彼は言ったのよ

エンデが昔話をしている

す ....
ハヤブサのような男が
上空から舞い降りた
「ここは千歳海岸か?」
「いえ、水谷団地ですけど」
「フン、ずいぶん目測がずれてしまったな」
「転移ゲートならあっちですけど」
「それには及 ....
防波堤に待雪草が咲いていた
みぞれまじりの波風の下
錆びた自転車をとめて
老人が釣り糸を垂れている

釣れなければいい
そんな素振りでリールを巻き
また投げる

そして海に沈んで ....
青い雨が降る惑星で
ディーラーの投げる裏表のないコイン

表に賭け、表だと告げる

なあ、あんたなら
この星が買えるまで稼げるぜ

女たちが歌う

誰も外を見ようとしない


 ....
海外にきて1ヶ月
ずっと風邪を引いてる
ホテルのベッドで横になりながら
音楽をきいて本を読みネットをして
また眠る
ルームサービスにも慣れてしまった
途中から贅沢とは考えなくなった
ベラ ....
仕事中ふと
椅子の数を数えてみたくなった
ずいぶん移動しているけれど
小さな店なのでそんなに難しくはないだろう
幼児用の椅子が足りなくなったり
学生がテーブルをまとめて島を作ったり
床のコ ....
「もう冬だね」
「ずっと夏だよ。私は」
「じゃあ、夏に死んだのね」

「海に落とさないでよ!」
スコープで遊ぶ子供たちを叱る
エリザベスの声

観光客から離れた場所で鉄柵にライフルを並 ....
その塔は永遠に近い高度だった

人々は街を作り
補給点をつなぎながら
天を目指した
何世代も
何世代も
いつしか
塔外部の螺旋階段から
地上は見えなくなっていた
足もとに広がる空を ....
探査星という名前の
もう戻ってこない人工矮星を
私たちは見送っている
稜線に海面が沈み
草原がブルーに染まっていく
追いかけるように
次々と浮かび上がる船団は
私たちの乗れなかった最後の ....
当たり障りのないものだけど
俺の部屋だって飛行機だと思えば
それは
ビジネスクラスなんかよりも
ずっと快適になるはずさ
酒も机もでっかいテレビだってあるし
毛足の長いカーペットを敷いてる
 ....
あなたはここで生きなさい
あなたはここでしか生きられない

そう言われたわけでは
ないんだろうけれど

ビーチで遊ぶ人たちは優しい
それは見てるだけでもわかる
どこか遠い国に隕石が落ちて大変だったらしい、と
地面に広げた新聞紙を父さんが読んでくれている
僕はその声を聞きながら

イカれた導力エンジンの分解に取りかかる
それはもう何十年も前の新聞 ....
昨日きみがくれた指輪を、右手の小指にはめて
部屋を出た。
真夜中近くのロビーはとても静かで
カウンターにふたりの女性が立っていた。

外はまだ雨が降っていて
このまま濡れてしまいたかったけ ....
自転車で手をつないで
ビーチのバイクレーンを
飛行機みたいに走った

昨日の雨でまだ濡れてる木のベンチに
ハンカチを敷いておにぎりを食べた
水筒にはそば茶が入っていて
すごいでしょう?
 ....
ここはなんて広いんだろう
と、ただ愛しくて、心配した

たくさんのみんなを招待して、
どんなに遅くなっても家まで送ってまわった
バスがすこしゆれて起きると
愛しさはそのままだった

今 ....
ヒーターの前で
犬とネコがひとつに丸まって
弟は買ってもらったロングボードを
組み立ててる

新しく買ったココアの缶を
さっそく開けてお湯を沸かす
お姉ちゃん

冬が終わったら
 ....
あおばさんのmizunomadokaさんおすすめリスト(23)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
母の名前- mizunomadoka自由詩415-8-14
ume_plum- mizunomadoka自由詩415-7-3
- mizunomadoka自由詩215-7-3
wait- mizunomadoka自由詩215-6-2
pics- mizunomadoka自由詩514-8-24
おかえりなさい- mizunomadoka自由詩614-8-7
AJ- mizunomadoka自由詩214-4-24
Carlos- mizunomadoka自由詩314-4-24
夕焼け- mizunomadoka自由詩314-3-11
underwater_flowers- mizunomadoka自由詩414-3-10
heads_or_tales- mizunomadoka自由詩313-6-10
- mizunomadoka自由詩312-11-18
椅子- mizunomadoka自由詩412-11-15
ベンズ岬- mizunomadoka自由詩212-11-3
迷宮- mizunomadoka自由詩312-5-28
月の波形- mizunomadoka自由詩411-7-3
夜中の夜景- mizunomadoka自由詩211-7-3
santa_monica- mizunomadoka自由詩310-4-22
セントニコル地方- mizunomadoka自由詩310-4-11
ドルフィンホテル- mizunomadoka自由詩110-4-10
dance_with_venice- mizunomadoka自由詩410-4-7
bus_me_out- mizunomadoka自由詩210-4-7
Fence_of_lettuce- mizunomadoka自由詩310-4-7

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