好きなAV女優がいる
だが名前は忘れた
真実の女は俺にとっていつもたった1人だ
だから名前のことを忘れてしまう
誰も宇宙全体に名前をつけたりしないだろう?
今までに二度、セックスの最中に女の ....
精子を出さなければ苦しい
その苦しみに耐えながら日曜の家族の団らんを過ごした
雨が止んだのでパンクした自転車を自転車屋に持っていった
側面に穴が開いていていたずらの可能性があるらしい
世界には ....
紙飛行機がララララ
ファルセットを響かせて
離陸していくその数は
およそ無量大数を越えて
どんなカメラなら
星の小さな輝きを写せるのだろう
消えそうな白いシャツの向こうに
見えない体 ....
風船をふくらませる
ギリギリまで、ひといき、またひといき
これが、わたしの 愛
夕凪の前に漂う溶けた粘土の身体
ただいま、という言葉を言わなくてよい
そんな自由に
かりん島のここここ鳥という物語を思い出す
殻を破り、あと少しで孵ることができる、というタイミングで
托卵性 ....
夏野菜をピクルスにする
間引きのキュウリと
大根と
色鮮やかなパプリカと
あなたの傍にいつもいられますように、と
ピクルスは今日も味わいを醸す
灰色を塗りたくっている雲
散々泣いても
飲み込んでいくのだから
カッコつけた言葉を書いているのは
悟られたくない内側を
どうやって抱えていればいいのか
途方に暮れているから
貴方は大丈夫 ....
一生の趣味にしようとしてたのにタップシューズは押入れの奥
亡き母に買ったワインをひとりで飲んで寝る
咥えた指が、ガラス張りの胃袋の中で蠢き、
吐出したいグニョグニョの悪夢を掻き回してる
肘からゴボゴボと沈んでいった頬杖
まばたきをしても何も変わらない
絶え間がない
そう気がつく
....
{画像=140622083456.jpg}
*
言葉が漲っていますか
心が漲っていますか
前を見ていますか
手を握っていますか
感じていますか
感動してい ....
自分探しの旅に出たまま
消息を絶って
もう5年になる
それまでは
詩人と称して
ネットに書き込んでいたが
チャリで転けて
頭を強く打ってから
自分の詩とやらが
箸にも棒にもかからない ....
夏が降り
降り終わり
何もないはざま
何もない宵
明るい
曇だけの
静けさが
滾る
横切っては消える
声と光
水たまりには
別のものが沈む
....
あの子がゴミだって捨てちゃったもろもろを
一ヶ月くらい水車の横に隠しておいて
さざなみがつくる境界線のもっと向こうまで
もういいやってなった一歩手前まできたら
僕ん ....
星を食べた少女は
嘘ばかりついていたから
みんなから仲間はずれにされていた
私の涙はどんな花も空色に変える、とか
私のくしゃみは太陽をほんのすこし
地球から遠ざけることができる、とか
....
出産を終えた私に指立てて「グッジョブ!」と言う2歳の娘
合格の通知来ぬまま卒業式
空になったグラスに飲み干した俺が恨まれている
私の スカルは 玻璃(はり)の うつわ
スキルは からっぽ なにもないわ
I am a ボーンヘッド頭が固いって言われてる
けど いつかきっと はじけるのよ
石頭なりに 夢見ているの
....
瓦礫の残る空き地は、日差しに
揺らめいていた、陽炎の向こうに
はるか彼方に、元気の良いビルが林立する
忘れ去られた、この空き地に佇んで
滅んだ営みの亡霊が語る
工員たちの笑い声や、怒鳴り ....
ただしい孤独は
凛として涼やかな音色であった
愛しい憂鬱は
窓辺に花をさして髪を梳かす
美しい季節は
褒めそやされて散る花びら達で
そこそこ保たれるものだ
どうしようもない時 ....
元彼のアカウントあり冬の暮
飴を取るときはひとつ
飴を頂くと手のひらにふたつある
言葉の意味を調べてひとつ知る
誰かと話をしていると
いつの間にか言葉の意味をふたつ知る
買い物帰りに今川焼きを買うときは
ひと ....
ああ神よ どうか
四十五パーセントくらいの誤解をお与えください
少なくても三十五 三十は行き過ぎです
勝手な想像と思い込みで
悩んだり喜んだり
怒ったり主張したり
素敵な誤解を捧げあって
....
綴った言葉は
ひとの目に留まったときが旬
綴っている間が旬
口にした言葉は
ひとの耳をかすめたときが旬
数年の後に思い起こすときが旬
秘めた言葉は
ひとに明かされ ....
草餅を摘んだ手にも指輪あり
地球から見えない場所で星になる
慈愛の糸でできた繭のような部屋は、安心だ。
管制塔のように 耳の中の音を分析する。
母の補聴器の購入のために 街にでた
街は祭り日。
耳の不自由な母と 私の世界は どれだけちがうのか
....
あの信号が変わる前に渡れたら
きっと うまくいく
ありふれた願を懸けた
決して走ってはならない
ありふれたルールを課した
早歩きがどんどん早くなる
早歩 ....
パソコンとかスマホの
画面に表示される
あの子の空とその子の空がくっついていくのを見てる
わたしの夕焼け
あちこちで
同じそれが
ひろがりつづけてひとつになるまで見ている
ここにも太陽が ....
あおばさんのおすすめリスト
(15345)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
下品と低俗を愛する
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馬野ミキ
自由詩
3
14-6-23
日曜の夜と月曜の朝
-
馬野ミキ
自由詩
2
14-6-23
空卵
-
木屋 亞 ...
自由詩
3*
14-6-23
風船
-
殿上 童
自由詩
20*
14-6-23
かりん島のここここ鳥
-
クローバ ...
自由詩
2*
14-6-23
ピクルス
-
鵜飼千代 ...
自由詩
12*
14-6-22
やさしいうた
-
クローバ ...
自由詩
2*
14-6-22
一生の趣味にしようとしてたのにタップシューズは押入れの奥
-
北大路京 ...
短歌
3
14-6-22
亡き母に買ったワインをひとりで飲んで寝る
-
北大路京 ...
自由詩
7
14-6-22
一つの現代詩
-
ハァモニ ...
自由詩
3*
14-6-22
自分に問いただす言葉_/_信じています
-
beebee
自由詩
24*
14-6-22
自称詩人ヒデ
-
花形新次
自由詩
1
14-6-21
ひとつ_不在
-
木立 悟
自由詩
2
14-6-21
だからあの子はくずみたい
-
カマキリ
自由詩
5
14-6-21
星を食べた少女
-
小原あき
自由詩
13*
14-6-20
出産を終えた私に指立てて「グッジョブ!」と言う2歳の娘
-
北大路京 ...
短歌
8
14-6-20
合格の通知来ぬまま卒業式
-
北大路京 ...
俳句
4
14-6-20
空になったグラスに飲み干した俺が恨まれている
-
北大路京 ...
自由詩
2
14-6-20
セモリナ_フラワー
-
るるりら
自由詩
15*
14-6-19
ネコジャラシ
-
山部 佳
自由詩
2
14-6-19
ただしい孤独について
-
梅昆布茶
自由詩
20
14-6-19
元彼のアカウントあり冬の暮
-
北大路京 ...
俳句
1
14-6-19
ひとつよりもふたつ
-
ichirou
自由詩
11*
14-6-19
イノルフリ
-
ただのみ ...
自由詩
25*
14-6-18
言葉の旬
-
千波 一 ...
自由詩
4
14-6-18
草餅を摘んだ手にも指輪あり
-
北大路京 ...
俳句
3
14-6-18
地球から見えない場所で星になる
-
北大路京 ...
自由詩
9
14-6-18
透ける_風嘯_(すけるとん_ほいっする)_
-
るるりら
自由詩
17*
14-6-18
早歩き
-
ichirou
自由詩
18*
14-6-18
ぼろぼろの木陰を歩いている
-
モリマサ ...
自由詩
5*
14-6-18
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