椎茸の炊き込み御飯母の声 恋でした。
次のページをめくっても恋でした。
川があった。

大きな川だった。
その川の中腹に、一人で立っていた。

ときどき、強い風が吹く。
そのまま川面に倒れ込んで、
流れに身を任せてみたくなる。

いつしか、辺りは暗くなっ ....
ボトリ と 落ちるから 
哀しいね、と 言うのも 然り

パチパチ 跳ねて 
一瞬の 花が 
一番 近くで 見えるから 
楽しいね、も 然り

その夜により 見方の変わる 
線香花火 ....
瞬時に言葉を
デジタル化させて送信する
そこにわたしの姿はなく
肉質を失って
闇の中には音がない
音がなくした闇は 門となる
両手で 門の形をつくり
ひかりにかざす



 ....
とけ込めぬ家族とともに鰯引く わたしはまだ生まれていない

さるすべりの上を
からすが何機も飛んでいた
わたしはわたしの屋根を吹き飛ばすものを
そしてそれがやがて生まれくる箱の首を
絞めたのです
そっと
やわらかな ....
走りまわっていました。)図書館でファ
ミレスで墓地で迷惑の意味を知りませ
んでした。そして悩んでいました。校
庭で部屋で商店街で孤独に憧れていま
した。私はいつから空気が読めるよう
になった ....
「そら君」の 好きな 色は
空色なのか どうか 分からないけれど、

もし そうだとしたら
赤いザリガニは 映える色と なって 
そら君の心に 留まるんだろう、

空色には 白い雲のほう ....
認知症進んだ祖母が見る国は津波きてない原発もない ある日85さいのうそ美がトイレでうんこをしたらうんこが流れなかった

よく見てみるとうんこに糸がついててじぶんのこうもんとつながってた

糸をはさみで切ろうとするが糸が鉄のようにつよくて

 ....
追分の池の周りの  
畦道は  
木漏れ日の光と影が交差して  
晩夏の蝉は  
静かにじぃ…と経を詠む  

くっきりと膨らむ雲は
絵画の空を、東へ移ろい  
池の向こうの緑の木々も ....
南瓜煮て生まれる命死ぬ命 生前の祖父のことをよく覚えてはいない
祖父はわたしが物心つく前には亡くなっていた
抱かれた話を聞いても
、抱きおとされた怖さを聞いても
、色の剥げた写真に並ぶしわくちゃな姿だけが写る
 ....
「one person, two persons, three persons」と数えてしまう人がいたら、
おしえてあげよう
「違う、one person, two people, thre ....
たぶん今頃あなたは
見知らぬ女のために
木綿豆腐を切り分け
お出汁にすべりこませる
積算書にメモ書きをしてみせた
やわらかく白い指先で


一方残業を終えたばかりのわたしは
娘のお迎 ....
吐きたい
ということは
感動したい
ということだ
けれど
どちらも
口にはだされない
低い
紫色の空から
隕石が
落ちるのを
待つことはできない

朝に濡らした手で
夜まで ....
 
 
アパートに似た生き物が
背中を掻いている
古い窓を開ければ子供の声が聞こえ
秋の風も入るようになった

父が死に
母が死に
君は僕と同じ籍にいたくないと言った
もう昔みたい ....
小ぶりのスイカみたいにも 見える 
これが ウリ

今が 売りどき
いえ 買い時ですよ と 声がする
 
スーパーでは 細長いヤツが
微笑んでいる

似たような 色合いで 
去年あ ....
遠くから 眺めると
赤い テイルランプが 道標

大好きな あの光景
マンションの 最上階から 眺めては
笑った

夕刻
未だ 疲れ過ぎていない
サラリーマンだとか
オフィスレディ ....
今日の昼餉。どう言うわけか月の終いになると、かならずと言って良いほど
芋のたぐいが余っているのだ。取っておいたつもりは毛頭無いのだけれど。
別にその状況が嫌いではありませんが、何だかちょっとば ....
梟が集まり
少女になった
左目を連れて
飛び去った


虹彩の失い
光のまばたきを残して
どしゃ降りがトゲトゲにした海原を優しい風が静かに寝かす 青春を連れてきた人の睫毛が長い 無理矢理
脱ごうとしたら壊れた
泣きたいけど
自分が雌だか雄だか誰だか
どっちでもいいような気がした


あ、そう

抜け殻
っていい響きだよね

とか言いながら
かけらを集 ....
朝届いた
君の事を告げる手紙が
消えた

ノックはしなかった
答えもなかった

いつまでも

何もないという思い出だけが
残った





{引用=即興ゴルコン ....
だから
さよなら

君に会えてよかった


だから
さよなら

もうすぐ冬の鳥も来る



だから
さよなら

だから
さよなら


もうすぐ冬の鳥も来 ....
「の」の字は
「ま」とか
「ぬ」と 違って

絡まることも ないかと 思われがちですが
「の」びやかに 描いてしまうと
こんがらがっちゃう ことも ありそうです。

でも 大丈夫。
 ....
羽矢と霧矢は まゆみの木を みずからの眼力で選び
切り落とし弓と成し、その矢を射る。
深い霧の中に 白百合が群生している
この村には いまは おなごしかおらんけんど さすけね

 ....
薔薇に酔う少年の肩痩せていく鎖骨に溜まる雨がワインに
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薔薇に酔う少年の肩痩せていく鎖骨に溜まる雨がワインに- 北大路京 ...短歌413-9-7

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