よく思われたいからか
肩がこる
からだに何枚も皮膚ができる

できもしないのに
できます
という顔をする
顔がこる

並んでしまう
ほしがっている
みんな という札の順番待ち
 ....
春がやさしく微笑むと 
白く積もった嘘が融け
ぬかるんだわたしの心を
悲しい泥水となって流れ下る

ひび割れたアスファルトの肋骨
空に頭を踏まれたままの道あるいは時間か
仰向けに開いた記 ....
つまりそういうことにしておこうかな)あっちこっちで閉じ忘れた括弧をあつめて閉じて廻ってみたりして)立派なカメラを持ってるくせに何もしないから)こちらからタイミングよく飛び込んでいかなくちゃならない)背 .... なぜなら奪うものは最終的に奪われる
不幸のうえに成り立つ幸福などありはしないのだよ

これは友人のこくはくなのだが

彼女はぼくに聞いたかつてちょっと好きだった人だが
彼女は僕の後輩と浮気 ....
こんな日に限って
ケータイ忘れた

夜桜、
休み明けまで
散らんといてや。
【カタツムリの抜け殻】


実家には もう人の気配は無い
生気のない 家に行くには 迂回路しかなく
すぐそこに家はあるのに ふるい路は
家を まの当たりにしていながら ゆるやかに曲がり ....
きゅうりの存在感ってば 凄いんだゾ!
昔は 何だか 味気もないし
どっちかって言うと 彩豊かな
トマトの方が サラダの主役!

な〜んてコト 思ったって ひ・み・つ☆
だって だって
お ....
君と同じ空を見上げたかったのだ

お雛様みたいに仲良くちんまりと並んでいるんだよ

桃の花だって咲いているし重箱には煮物バスケットにはサンドイッチ

おまけにスパークリングワインなんぞも冷 ....
【 そのあとがある 】


「ソ」の次は 音叉の「ラ」の音が 来るよ
    さあ チューニングしようぜ

空を超えよう
    人間 ....
ツタヤにただついていくだけなのがとにかくめんどーだった、ってあとから思ったから
いやがらせ、あなたがえらそーに選んだDVDの、隙間という隙間に
わたしのてきとーに選んだ『皇帝ペンギン』を挟んでおい ....
なにものでもありはしないでもあるんだ
誰も好きになれないでも好き

二律背反が風のなかで舞う
とっても素敵な世界なんだそう
君の本来の色さえわすれそうさ

それでも走り続ける週末に向かっ ....
酸素も窒素もありはしない
ヨウ素の要素の感得力だとも思うのだが
まだ朝は吸収し切れないものでいっぱいだ

きみの整理が終わるまでぼくは待つのだよ
するどく
かたほうによって
なにかを
 ....
「宇宙人を噛んだら歯がぬけたの」

あなたがこんなはなしについて、ひゃくまんかい租借したあと
つまんない意味をやさしく添えてくれたけれど、おっきなお世話だった。
だっただったと駆けていったから ....
最近詩を読んでいません。
退屈な自分がくすんでいます。

最近詩を書いていません。
解体された自分が飛び散っています。

最近死を考えています。
活き活きとした自分に幻滅しています。
 ....
枝の先端の鳥
影だけの猫
小さな足裏を見つめるうた



花の衣裳で踊る子の
悲しげな指に気づかぬまま
皆は拍手をしつづけていた









 ....
夜遅く風に揺れているブランコは軋む音させ何か言っている

ゴミ捨て場カラス集まり散らかした環境破壊がそうさせている

限りなく宇宙の色に近い夜囁く言葉に喜んだ君

いつも通り朝がやっ ....
震災関連番組を見ている
私の背中に
六歳の娘が不意に覆い被さってくる

今朝思い切り叱られて
「ママなんか大嫌い」と
涙を溜めた目で私を睨みつけていた娘が
「ママ、大好き」と言いながら
 ....
しどけない午睡から醒めやらぬ眠り姫は
一人寝の孤舟の岸辺で戦の終わる日を待ち続けて
夕陽をぼんやりと眺めていた

眺望のよい塔のうえに幽閉された魂は自分の捕虜としての価値も知らずに
幼い時に ....
 
 
キリンが首を伸ばして
夜空の星を食べていた 
星がなくならないように 
父は星をつくった 
どうしてキリンが星を食べるのか
なんて関係なかった
父はただ星をつくった
やがてキ ....
窓を開けると校長先生が欠伸をしていた

校庭ではポニーテールが僕に微笑んだ
片えくぼを連れて

まだ風は冷たかったが沢山の蕾が輝いていた

遠くの山では雪も消えはじめ
柔らかな表情へと ....
月は淋しくて蒼い光をそっと流すのだった

夜は哀しくて汽笛をひとつ響かすのだった

風は切なくて切れ切れに吹いているのだった

君は懐かしく僕の思い出の窓辺に座っていた

仄白い水仙の ....
玄関であなたの手を握り
じっと、見つめて「じゃあね」って
言う。

そとは風で荒れ
そらはひっくり返ろうとしている。
世界は脱皮をしようとしている。

脱皮する春の皮膚へ
あなたを見 ....
ぼくは冥王星の隕石です

神のいたずらで地球に落ちたみたいなんです

見るもの聞くもの触るものみんなみんなめずらしくて

キョロキョロ目をまわして暮らしています

空をみて ぼくの星を ....
待ち時間の最中

エンジンを止めた車の中で

ほっともっとの豚汁をすする。

イルミネーションを取り外した三鷹駅の北口

暗闇を恐れる人々が

路線バス・タクシーに飛び乗り

 ....
死と向き合う時

見えるものは何かと

振り分けを考える。

『故郷へと向かう高速バスは、静寂のターミナルに停車をして寒い空気の中に降り立つ私の心は、都会の無機質に揉まれて麻痺をしてしまっ ....
 単純なことほど難しく
 複雑なことは解らない


無器用なことを言い訳にしながら
いま退屈が僕を殺そうとする


出来ることと出来ないことの境目には
いつも壁があるから
仕方なく ....
チェシャ猫はティーパーティーが大好きでした

アリスも呼んで午後のひとときをなごやかに過ごしたら

白ウサギが言いました

すでに時は来たりまた次の物語を綴らなければ

不思議の国は終 ....
今日僕は何をしていたのかを考える
多分 青山の暗がりのどこかをさまよっていたのだろう
人と笑いあえるひと時を探し
煉瓦の壁を見つめ 考えた


だけど僕の思う理想が叶えられるわけでもな ....
果てと最果ての境界線上で
ひとつの紙飛行機を放る

ゆらゆらと
詩になりたがることばを
蟻のように背中に載せながら
飛んでゆく
まっしろく
息を吐きながら
晴天の
した

軽く、
多くのものに
通過されながら
わたしは
光に
耳を
すます


たやすいものを
幾つも集めて
したしんで
 ....
あおばさんのおすすめリスト(15345)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
名のみの春- 朧月自由詩1313-3-21
この春を何と呼ぼうか- ただのみ ...自由詩28*13-3-21
シャッター- 片野晃司自由詩1313-3-20
誰も幸福を奪ってはいけない- 梅昆布茶自由詩813-3-19
心あらば、初春- 伊織自由詩6*13-3-19
カタツムリの抜け殻- るるりら自由詩28+*13-3-19
かぼちゃくん- 藤鈴呼自由詩4*13-3-19
君と同じ色- 梅昆布茶自由詩18*13-3-18
【さくらの_ゆくえ_その一_開花編_】三編のオムニバス- るるりら自由詩8*13-3-18
『飛ぶわけない』- 未満ちゃ ...自由詩7*13-3-17
風のなかの魔女- 梅昆布茶自由詩1213-3-17
相対化の美学- 梅昆布茶自由詩913-3-17
地球外せかい- 未満ちゃ ...自由詩6*13-3-16
近況- ……とあ ...自由詩12*13-3-15
ノート(50Y.3・14)- 木立 悟自由詩313-3-15
ブランコ- 夏川ゆう短歌213-3-15
二千十三年三月十一日に- 夏美かを ...自由詩27+*13-3-15
眠り姫の薔薇- 梅昆布茶自由詩1313-3-14
星ひろい- たもつ自由詩1713-3-14
13番目の春- 梅昆布茶自由詩1113-3-14
寂しいものたち- 梅昆布茶自由詩813-3-14
あなたにつけられた寝癖- 凍湖(と ...自由詩413-3-14
ぼくは冥王星の隕石- 小鳥遊儚自由詩513-3-14
丑三つ時- 梓ゆい自由詩213-3-13
- 梓ゆい自由詩113-3-13
「退屈が僕を殺す」- ベンジャ ...自由詩9*13-3-13
時の種- 梅昆布茶自由詩613-3-13
青山を歩いた日- 番田 自由詩213-3-12
紙飛行機- ロクエヒ ...自由詩213-3-12
三寒四温- 千波 一 ...自由詩313-3-12

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