斑入りの朝顔の葉
白い斑
子供の頃は病気の葉だと思っていた
今では朝顔の個性であると想っている
今では斑のアクセントに自然の美を感じる様になった

斑入りの朝顔の葉
不効率な自然の葉 ....
優しい言葉ばかりを 紡ぎ出す事は 容易い
思っても居ない心を 並べ立てて 
笑顔で お喋り
そういうモノでは 無いでしょう

一つ 一つの 糸を 絡め合えば
喧嘩にも なる

 ....
さそりはいい虫じゃないよ
少年が立ち上がり主張する
だけれど姉さんは落ち着き払って
さそりが星になったときのお話をする

だからさそりはいい虫

空焦がす大花火
さそりは年中燃えている ....
今日も同じ場所で立ち止まれば
聞こえて来る 母の明るい声

「あんたはヤクルトが大好きでね、
 お風呂上がりに必ず一本飲まないと寝てくれなかった。
 ある時買い置きがなくなっちゃった時があっ ....
.
{ルビ蠍=さそり}って食用の虫だって知ってました?
中国では、蠍を養殖しています。

ペキンで食べたフルコースのデザートは蠍の唐揚げ。意外に美味でした。イナゴよりはよほど旨いです。。。 た ....
はずされるかいかんえるの手錠してM一錠じゃ足りないかしら


ろうそくはともすのなわはとぶものよおやすみド(エス)はねかせてね


あわよくばガードル越えたらしげみへガードレール跨 ....
あの夏を忘れない あの夏を忘れない

あの夏を忘れない あの夏を忘れない



ウラシマタロウ君(28歳)のナツヤスミに終わりはない

何故なら高校3年のナツヤスミからずっと

1 ....
アトピーを掻きむしることのほかに
何ができるわけでもない夜
手の甲をがりがりと掻けば
私がこぼれる

私であったものが
はらはらと床に落ちて蓄積する

少し血の滲んだ指に絆創膏を貼って ....
『鋏』


月が、
夜に噛まれる。
欠けていく姿は
溶けて海となった
残り少ない流氷
その上に、
この足は立つ
諸手は木の柱に括られて
身動きができない。
足 ....
夢の成分が星ひとかけらに相当するとしても
幸せな豊穣には私はもう生きていないかも知れない
と私は手の沈む先の海に密告しなくてはならない
ただ生きているってことは私が海であることだから
まだしも ....
心細さを擽る風が
お腹の底を吹いたかと思うと
今朝からは

おびただしい数の赤い蜻蛉が
突然現れたにしては
脅威的な確率の高さで
ペアを組み
次々に風を横ぎっていく
二匹ずつきちんと ....
あの日以来、
君のその瑪瑙色の目を見てから
すべて吸いとられてしまった
この腕にじみついていたものすべてが
洗い流されてしまった

君のその瑪瑙色の目を見てから
ぼくの黒い目 ....
ピキッと入った 切れ目が
縁の切れ目と 呟いて
円形の 筒を 見詰める

堆く 積まれた 其れは
彼方迄 伸び
留まる事を 知らない

トクン トクン
この 心臓を
赤い 血液が
 ....
『腕』      あおい満月

しかくいまちの
しかくいまどから
しかくいそらをみている。

陽炎の向こう側を
車が走る
人々はアクセサリになって
街の腕を滑っていく  ....
夏の陽射し

猫の影くっきり

耳をぴーんと立て

猫の影くっきり

二匹の影が重なり合う

世界中の地面や壁に

夏の陽射し

猫の影くっきり

尻尾をぴーんと立て
 ....
{引用=あなたがたはそのふたりを町の門にひき出して、石で撃ち殺さなければならない。‥あなたはこうしてあなたがたのうちから悪を除き去らなければならない。(申命記 22,24)}
古代イスラエルでは、石 ....
 
美・サイレントをききながら、口パクを真似てみる

「愛が欲しい」とか「すべてが好き」なんてちがうよなと思いつつ

こりもせず、もう一度、真似てみる



*YouTube 美・サ ....
蒸し暑い曇天にカミナリがときどき光っている

だいぶたってから音が聞こえる

町並みが湿っている

湿っている

悲しい気持ちが詰まってくる

戦争と疫病を向こう側に見ながら

 ....
鳴き止むなまだ鳴き止むな法師蝉 はじめて見たとき、
歩き方にピンときて。

お互い隠してはいたけれど、
やっぱり同じところが錆びていて。

嬉しくなって、
同じぐらい雨風にさらされて(笑)
同じぐらい錆びついて(笑) ....
 怖く無い
 たいていのコマンドは
 古いユニックスのそれで
 歴史的にMS社のアレより古い

 そもそも「端末」と言う
 考え方は
 大人数で一台のコンピューターを
 共有しようと言 ....
お岩さんを知っているでしょう
そう四谷怪談のひろいん
江戸時代
牡丹燈籠のお露さんと
番町皿屋敷のお菊さんと
三人で結成した
納涼しすたーず
せんたーでうらめしやをしていた
あのお岩さ ....
仕事のない妖怪が雲を見ている  カムシャフトや「回る部品」

 それには細心の指先を施す

 ピカピカに磨くが

 それは「抵抗軽減」だと

 甚だしい勘違いだ

 応力集中

 それを除くため

 傷 ....
愛を語るにふさわしい
距離がある

夢を語るにふさわしい
距離がある

それゆえ
あなたとわたしには肉体があって
ときどき、響き合う

過去も未来も現在も
その伝播のなか ....
川開妻の機嫌の直りけり 月のひかりを浴びながら
つめたくなってゆく
花たちの夏

大樹の枝に
かぜは寄り添って
静かに通過してゆく

静かに
静かに
無かったことになる

命あるものの
頼りなさ ....
太陽は常に西の空へと往きますが
この地球上に立っていると
まるで停まっているようです

花はゆっくり開いてゆきますが
開花はまるで、魔法です

孤児を育てる里親さんは、言いました
「親 ....
親父の血管は動脈硬化で、か細くなり
心もとないこれからの日々を思い
深夜にぱっちり目覚めた、僕は
汗を拭って、身を起こす

今頃、隣町の空の下
親父はすやすや寝ているだろうか?
気が気で ....
割れたスピーカーから朝のラジオ体操
あおばさんのおすすめリスト(15345)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
斑入りの朝顔の葉- ichirou自由詩16*14-8-19
やさしいことば- 藤鈴呼自由詩2*14-8-19
さそりの星/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...自由詩4*14-8-19
ヤクルト- 夏美かを ...自由詩48*14-8-19
さそり座と蠍のことども- Giton散文(批評 ...4*14-8-19
さそりの星- 阿ト理恵短歌5*14-8-19
夏休みをめぐる葛藤、と笑顔。- 猫道自由詩314-8-19
痒い夜- 佐々宝砂自由詩9*14-8-18
『鋏』- あおい満 ...自由詩814-8-18
ネアンデルタール人は誰何を強制しなかった- 由比良 ...自由詩6*14-8-18
アキアカネ- Lucy自由詩18*14-8-18
君の目- あおい満 ...自由詩5*14-8-18
湖面- 藤鈴呼自由詩1*14-8-18
『腕』- あおい満 ...自由詩7*14-8-18
夏・陽射し- ……とあ ...自由詩12*14-8-18
- Giton自由詩3*14-8-17
美・サイレントをききながら- 殿上 童自由詩16*14-8-17
湿っている- 吉岡ペペ ...自由詩514-8-17
鳴き止むなまだ鳴き止むな法師蝉- 北大路京 ...俳句314-8-16
お別れ- nemaru自由詩2*14-8-16
コマンドなんて- ドクダミ ...自由詩114-8-16
右と左- ただのみ ...自由詩22*14-8-15
仕事のない妖怪が雲を見ている- 北大路京 ...自由詩314-8-15
誰も知らない- ドクダミ ...自由詩114-8-15
あいだ- 千波 一 ...自由詩714-8-15
川開妻の機嫌の直りけり- 北大路京 ...俳句314-8-14
真珠- 千波 一 ...自由詩414-8-14
地球ノ時間__- 服部 剛自由詩11*14-8-14
形見の杖__- 服部 剛自由詩314-8-14
割れたスピーカーから朝のラジオ体操- 北大路京 ...自由詩314-8-13

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