リコーダーを葉巻のように咥えてもアウトはアウト
雨にとけてしまいそうなウチ
それでも傘に入れてくれるん?
いっしょに流されてくれるん?
遠い日
私をすこやかに育てなおしてくれた人よ
今
あなたの真似事をしています
背負ってしまった陰を呑み込んで
人知れず水鳥の如く足掻きながら
あなたは
微笑むことを忘れません ....
言葉なんて要らない
あんなにも人を動かす言葉なんて要らない
街のさびれた一角の
小さな自転車屋の店内で
カンカン音を立てながら工具で自転車を直す
あのおじさんの鋭い技術が欲しい
....
純金のモビルスーツや鱗雲
にぎりしめていたこぶし
ノックすることも許さず
かたくなに
閉じられていた小部屋から
誰にもうちあけたことのないまま
幾重にも折りたたまれていた
願いが
決意のように
ひらく
....
僕が君にかけた言葉に
足りなかったひとつまみの愛
投げやりになって疲れ果て
忙しくってもこれにまさるスパイスはないんだ
わすれちゃあいけないひとつまみの愛
ありあまるものでは替え ....
誕生日にひとつ歳をとる
それにぼくは一年くくられる
ぼくはなにかと似ているなあ
なんだったっけと考える
そうだ水だ
実体は変幻しながらも
本質を失うことのない
....
赤い夜青い列車が空を飛ぶ風の香りは寂しい黄色
一筆書きで行けるとこまで行くつもりの眼をしている
言わないでいたダジャレを口にした奴がウケている
雪だるまは旅に出たことにしました
***********************
*
* おばけあります
*
***********************
居酒屋の柱に 【おばけあります】ってあるから
....
繰り返す毎日
何度も同じところを回り続けるペダル
チェーンでタイヤとつながって
前に進んでいく
毎朝同じ道を行くとしても
繰り返す毎日
いつも同じ時刻の電車に乗って
早足で乗り換えを ....
誰かが犠牲にならないといけない
そう考えるようになったのは仕事を失ったからかもしれない
あの日も同じようなことを考えていた
巡る空想のなかでぬいぐるみは道化師と暮らし
少年は日々道化 ....
それから
すべての君の中から僕のすべてがいなくなってしまえばいい
それから
ふつうになにげに生きてゆく
それから
今日はやたらと月がきれいに見える
とかは気のせいで
ふつうに ....
最前列に磔刑宛ら固定され
急な坂をゆっくりと上って行く
頂上に何が待ち受けているかは分っている
(何故こんな日に雨が降るのか) から
(何故雨の日にこんなことをするのか)
思いを行き来する疑 ....
目が覚めた
揺れていた
固定電話のコードが揺れていた
部屋の四隅が揺れていた
テレビをつけた
緊急地震速報だ
アナウンサーが原発のことを繰り返していた
そ ....
糸瓜忌や新郎新婦の始球式
黒ヤギさんが食券を食べてしもたんや
【記憶の塩漬け】
すべての壁は白い それぞれの壁が白さの中にも蔭を落し
直線で構成された 迷路
一陣の風がふいて 一粒一粒の白砂が
皺やよじれとなり集まり
....
女の首と肩をよく揉む日々が続いている
というのは
マフラーを編んでくれたお礼にふと
思いつきで裸で肩車をしてヤリたくなり
女は勢い天井にしこたま頭を打ったからだ
....
薄暗い博物館の
階段下 脇
上半身だけの
腕組をした文覚像
その見開かれた眼
その視線の先には
首無き骸の袈裟御前
聞こえぬ絶叫の声と
絶望の表情
何思うか苦悩と ....
あの日、
そうです。あの日からわたしは詩をつ
くれなくなった。何も浮かばないので
闇が静かに明けてゆくのを待っていま
す。ほら、ありふれているだろ。君の
言葉は素晴らしい。必ず朝を呼びすべ
....
サーカスも消えた広場に
日付が変わった南瓜の馬車
燃え落ちた隕石
既に 青くない地球
十二色のクレヨンを握り
極彩色のテレビに見とれている児
やり過ごされていく毒の風に晒さ ....
少年が黎明する正午に大きな鳥が日を遮った
その急襲する翳の奥にある形のない論理から
世界に緑の体系がこまごましく飛び火した
緑のいくつもの形態がその他の色と共に
少年の背骨から放射する ....
はこぐまに であったのは
白いマストが海岸に現れたときだった
お蝶夫人の待ちわびた人は 波止場には 降りてこなかった
かわりに降りてきたものは
かるい箱のようなものを頭にかぶった熊だった
....
粉々に木っ端みじんこ想い出を火薬の量で誤魔化している
きっと目に見えないほどの
花びら5まい広げる花を
見つけるのだろうね
やっと つった足指を
起きない体反らせて
伸ばしてみても
それがそんなミクロの花には
....
ナポレオン と 書いて あるのに
オレンジ色の
細長い
ケチャップ色の麺を 想像して しまったので
慌てて 伸びを してみた
こないだ作った ミートソースみたいだ
なんで ナポリタン ....
あおばさんのおすすめリスト
(15323)
タイトル
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カテゴリ
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日付
リコーダーを葉巻のように咥えてもアウトはアウト
-
北大路京 ...
自由詩
3
13-9-23
それでも
-
殿上 童
自由詩
18*
13-9-23
水蜜桃
-
伊織
自由詩
12*
13-9-22
雑踏の中で
-
葉leaf
自由詩
10+
13-9-22
純金のモビルスーツや鱗雲
-
北大路京 ...
俳句
5
13-9-22
風の花
-
Lucy
自由詩
15*
13-9-21
ひとつまみの愛
-
梅昆布茶
自由詩
17
13-9-21
誕生日
-
吉岡ペペ ...
自由詩
7
13-9-21
赤い夜青い列車が空を飛ぶ風の香りは寂しい黄色
-
北大路京 ...
短歌
9
13-9-21
一筆書きで行けるとこまで行くつもりの眼をしている
-
北大路京 ...
自由詩
8
13-9-21
言わないでいたダジャレを口にした奴がウケている
-
北大路京 ...
自由詩
5
13-9-21
雪だるまは旅に出たことにしました
-
北大路京 ...
自由詩
12
13-9-21
それでも
-
るるりら
自由詩
12*
13-9-21
それでも
-
木屋 亞 ...
自由詩
10*
13-9-21
それからは子熊のサーカスばかりみて暮らした
-
アラガイ ...
自由詩
9*
13-9-21
それでも
-
AB(な ...
自由詩
8
13-9-20
家族旅行
-
ただのみ ...
自由詩
26*
13-9-20
こころ
-
吉岡ペペ ...
自由詩
2
13-9-20
糸瓜忌や新郎新婦の始球式
-
北大路京 ...
俳句
2
13-9-20
黒ヤギさんが食券を食べてしもたんや
-
北大路京 ...
自由詩
8
13-9-20
【音】塩時計には音がない---三篇のオムニバス
-
るるりら
自由詩
15*
13-9-20
男は_女は_
-
ヨルノテ ...
自由詩
3
13-9-20
文覚像
-
……とあ ...
自由詩
6*
13-9-19
わたしは詩をつくれない
-
左屋百色
自由詩
14*
13-9-19
午後の祈り
-
Lucy
自由詩
19*
13-9-19
緑
-
葉leaf
自由詩
3
13-9-19
それからはこぐまのサーカスばかり見て暮らした
-
るるりら
自由詩
11*
13-9-19
粉々に木っ端みじんこ想い出を火薬の量で誤魔化している
-
北大路京 ...
短歌
7*
13-9-19
それならば
-
芦沢 恵
自由詩
20*
13-9-19
桃太郎ゴールドトマト
-
藤鈴呼
自由詩
3*
13-9-19
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