空へと還る器官は

僕には無いようなので

灰になれたらエアーズロックにでも

ばら撒いてやってください
お兄ちゃんは一生しあわせになれません だって死ぬまできょうだいだもの




ぶさいくかかわいいかじゃなくお兄ちゃんと同じ苗字のこどもがほしい


法律よりあたしの羽をなめるとかそ ....
わたしのカラダ。
植物のツタのようにほそくねじれて、
せかいの天蓋にむけて、
のびていきます。

くるぶしまでのひたる水。
は さざなみのように、
わたしをすくめ。

日のひかりいっ ....
うちの紫陽花は
空に恋したスカイブルー
緑濃くなる毎日に
徐々に徐々に青ざめていく
雨にけぶる緑に
空が忘れないでと
呟いていくの
夜に、わたしは 
はしたないほど口を開けますから 
どうぞそこから私の中に 
入っておいでなさい
 
内側から私を喰い尽くして 
やがて空洞になった私の躰は 
それでもまだぬるま湯ほ ....
あなたが僕の夢に現れなくなって
ひと時が経ちます
幾度あなたの御姿が
僕を切なくさせたでしょう

僕の思い描くあなたの像が
西から東へと傾き
照れたように笑っています

お母さん
 ....
 *

朝起きて色を塗る
テーブルの上にある
野菜ジュースの中を
遠くまで行くことは
とても難しい

 *

虹を壊し
虹に壊されながら
走る子どもたちの足音が
回覧板でまわ ....
空を飛ぶことを夢見て
ニワトリ、ペンギン、ダチョウたちは
スキージャンプに挑戦する
「スズメ達が見てきた景色と同じものを見られるだろうか」と
高く高く飛ぶ

陽気なオウム、九官鳥たちは
 ....
奇妙に融けあった
二つのクノップフが
二つの正方形の
触れあうかたちに浮かんでいる




金の枠にふちどられて
腰と背と後頭部を
翼に犯された天使が
無表情 ....
午後の熱に散乱する
私の欠片を
拾い集めているひとがいる

ポケットのなかの綿くずのような
灰色の球が
ふよふよと窓から入ってくる

これが夏だったろうか
こんなのが夏だったのだろう ....
キャー!
と悲鳴をあげる彼女は、
スクリーミング・クイーンです。

彼女はほんとにいろんなものが怖いのです。
ゴキブリが怖い。
ヘビが怖い。
ナイフが怖い。
電車に乗れば乗客の視線が怖 ....
わたし
夜に写真を撮ったわ
あなたの家の
木を

あの頃
毎晩見ていたわ
あなたのことを思いながら

わたし
夜の写真も撮ったわ
あなたを
夜のあなたを

それはもうないわ ....
雨が降って
窓にはかげろをがびっしり
もうすぐ おとうさんが
おとうさんが迎えにくるから
わたしは、河原にせりだしてつくられた
お店の椅子にこしかけて
2分おきにかげろの数をかぞえてる
わたしの女友達は
「わたしのどこが好き?」
と男性に聞いたとき
「顔」
って言ってもらうのが
一番安心するらしい

中身が好き
心根が好き
性格が好き
趣味が合う
センスがいい
 ....
あのころに比べたら変わったと思うけど
やっぱり君の前に立ったら
あのころのように僕は泣くだろうな
やっぱり・・・

始発を待つ 4月の風
今朝も小鳥が空に歌って
無理やり世界を明るくして ....
五月の あまりの美しさに

ことばを 失ない

その 緑 みどり…


 透きとおる五月

 優しさにみちて

 息 と 声 は

 とおくあおく 呼ぶ
 ....
たんぽぽ畑の真ん中で
わたしは
しろつめくさの冠を作る
わたしは王女様
けして王妃さまではなく
「まだ早い」
その瞬間 誰もが手を握りしめた
第2コーナー
その馬はこらえきれずに前へ出た

からだ中で訴える
もっと前へ
もっと先へ
場内アナウンスが聞こえる
「1,000m 58 ....
鈍色の雲に覆われた空は
湿り気よりも寒さを貼り付かせ
初夏のはずの陽気に楔を打ち込む

絶対、赤が足りない

蓄積されていくのは垢ばかり
くすぶっていく気分は盛り上がらず
爽やかな ....
(改革派神学校ニテ、AM6:20)

 1.酩酊ノ中デ
咲き乱れ-i-ル.都市のシルク原野rdノ零雨肢タ原罪ノ音ニ
レヴィ記-血文字ノ沸点ヲ知る.√のセラフィ夢、図書室ノ司祭繰るSui症ト
 ....
足りないんだ

なにか

必要なもの?

よくわからない

足りないことはわかってる
だから 内緒で探してみる
だから ついつい拾ってみる
時にそれは枯葉だったり
時にそれはカ ....
人を愛するということに
流儀や作法があるのなら
どうか教えてほしい

風がそよぐ 
けれどそれは
私をいたずらに惑わせて 
答えなど示すはずもなく
通り過ぎるだけの風 

やが ....
街よりも少し高く
空よりもずっと低い
僕はここにいます

街には今日も
ひとりきりがひしめいていました

あなたがはぐれているのは
海です

僕がきらきらの粒を
あなたのため ....
五年かかって庭の木にやっと
たわわにおっぱいが実った
刺身、焼き、しんじょ、シチュー
いろいろあるなかで
やはり茹でて食うのが一番うまい
マヨネーズは味が濁っていけない
つけるのなら酢醤油 ....
発車ベルが鳴ると
髪の毛が風に笑ったね
誤算だったね
脚の長い女の子の
脚が長くてきれいだったね
「栞」を「おしり」と読んで
男の子がはしゃいでいたね
それはきっと僕だったね
 ....
あの 鳥のような こんな日は過ごしたい
あの 雲のような こんな日に消えてゆきたい
ぼく等は
なぜ ここに居るのだろう?



http://www10.ocn.ne.jp/~hidam ....
千の書物に埋もれたみずたまりが閃光している。
赤ぶどう酒のかおりが溢れるほど、注がれている、
豊穣なページの眼差しは、街路樹の空虚な、
灰色の輪郭を、水色の気泡の空に浮き上がらせてゆく。
その ....
真夜中の懐中時計はチクタクと
つまらぬ音を刻みましては
しゃがれ声の車掌が錆びた切符鋏を片手に
ガタゴト揺れる
三等列車に寝転んで
古書を読み耽る僕に
慣れた様子で歩み寄り
 ....
日本から3時間半、高度に慣れた躰は世界初の時速431キロの風景に晒される。南京ロードに花吹雪は散らない。圧倒的な人ごみが蹴散らす埃が舞う。暗躍するのはスパイではなくスリばかり。資本主義の国で引 .... イスタンブールの地下鉄は
地上ばかり走っている
アクサライから旧市街へと
銀色の車体は
まるで路面電車のように
地上を走る

髭面で大きな
トルコ人のラッシュの中
日本人 ....
あおばさんのおすすめリスト(15330)
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遺言- 完食自由詩2*06-5-25
お兄ちゃんあたしにデフラグしてください- ピッピ短歌806-5-25
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*あじさい*- かおる携帯写真+ ...9*06-5-24
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ノート(36Y.5・20)- 木立 悟未詩・独白106-5-22
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スクリーミング・クイーン_Part.2- 佐々宝砂自由詩206-5-22
夜の木- チアーヌ自由詩406-5-22
あまやどり- 藤坂萌子未詩・独白306-5-22
- チアーヌ自由詩406-5-22
始発電車- ケンタロ ...自由詩206-5-21
五月の朝- まどろむ ...自由詩4+*06-5-21
王女- チアーヌ自由詩306-5-21
セントライト記念にて- 降旗 り ...自由詩1*06-5-21
*_(´・ω・`)*- かおる自由詩5*06-5-20
改革派神学校での朝の戯詩- 六崎杏介自由詩106-5-19
かいがらやなにか- 降旗 り ...自由詩8*06-5-19
立葵- 落合朱美自由詩18*06-5-17
ヴィーナス・ブリッジ- Rin K自由詩12*06-5-17
おっぱい- たもつ自由詩906-5-17
(´・ω・`)- たもつ自由詩18*06-5-17
ぅにゅ.。- ひより自由詩2*06-5-17
街頭へ- 前田ふむ ...自由詩15*06-5-17
[_真夜中の懐中時計_]- 渕崎。自由詩106-5-17
*豹、その速さで壊れるな*- かおる自由詩7*06-5-16
道路をゴロゴロ走る地下鉄電車のこと- 遊羽自由詩2*06-5-16

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