初恋の人は 今も地元にいる。

小5から高1まで彼のことを想っていた。



28才のときに再会して 結婚しようって言われた。

けど。

あたしは東京での仕事と生活を選んだ。
 ....
桃色の四角い顔で
素朴にほほえむ 
ぱすも君 

無数のバスや電車にのりうつり 
街から街へ今日も走る 

今日は職場の老人ホームで 
婆さま達に囲まれて 
歌って踊ってすごした   ....
夢をみた

影のない夢

脈絡もなく

断片ばかり

夢の最後は

あさっての新聞を手にして

冷や汗をかいている自分

不安な焦燥に身を焦がして

紙面に目をやると ....
こうふくを
くださると
いうから

れつにならび
こうして
まっているの

せんとうは
はるかかなた
うしろもおなじ

すこしあきて
ふとみると
れつからひとり
 ....
朝食を終えたファーストフードを出たら 
偶然、夜勤明けで店内から出てきた私服の君が 
駐輪場からスクーターに乗り 
アイスコーヒーのストローを咥えて 
立ち尽くす僕の前を走り去っていった 
 ....
淡いブルーの
ツメを乾かしたら
出かけよう
サンダルをはいて
軽やかに
白いプリーツを
ひるがえす


出会いはいつも自由


風を探しに
電車に乗って
どこまで行こう
 ....
母が心を病んでいると医師に言われてからはや5年が過ぎようとしています。
その1年ほど前から軽うつと診断されて、薬を飲んでいたのですが、どうもこれは「アダルトチルドレン」とか「中年危機」の症状が強いと ....
 無表情に首を傾げた 
 自転車の整列する駐輪場の上 

 線路に吊り下がる 
 モノレールは監獄の面影で走る 

 昨日の重たい疲れを残し 
 眠りながら吊革にぶら下がる人々 

 ....
 
遺影のある家に行くと
線香の良い匂いがして
羊羹を一口食べた
奥さんがずっと昔からのように
右手で左手を触っている
側では子どもたちがわたしの名前を知っているので
窓から外を見ると
 ....
別に何言われたっていいや
って思いながら
平気な顔して
行ってみる
負けず嫌いなんかじゃない
悔しくも
悲しくもない
理由とか必要とか
みんないろいろ言うけれど
考えるからダメなんだ ....
ゴミ箱を作ったので
いらないものを捨てた
だけど、ゴミ箱はまだ満足していなかった
仕方がないので
最近、増えすぎて
持ちきれなくなった不安を捨てた
ゴミ箱は少し満足したようだった
その日 ....
あなたはいつも
わたしの
開かれた窓でした
そこにはいつも
新鮮な空気が流れていて
清潔な水色の空とつながっている

たとえばそれは
岬の草はらの淡いスケッチで
たとえばそれは
ガ ....


それは私の手じゃない
10数えるまでに360m離れて
ゆっくりでいいから手を繋ぎにおいで
(ドクドク ドク ドク)




まだなの?キミの心へ届くのに
まだ慎重に?そっ ....
 
男は椅子に座っている
頭の上には青空が広がっている
けれど屋根に支えられて
男は空に押しつぶされることはない
屋根は壁に支えられ、壁は男の
視線によって支えられている
目を瞑る、それ ....
こどもの頃

僕はポポという おもちゃの兵隊に優しくキスをした

ポポは照れ臭そうに 真っ赤になって土に潜った


ポポを知ってるのは僕だけ

僕のことを知ってるのもポポ ....
上昇する空に
なすすべもなく
はじめて聞く翼の音に
耳をかたむけた朝
土は懐かしく湿り気をおびて
無数の記憶が飛び立つと
残された孤独の夜が
夢の中から
僕を見降ろしてる
ごらん
今日は特にそう

湿った空気のせいで
星がまたたいているよ

ずっと見つめていたら
涙が出てきそうなほどなんだ

とぼとぼと歩きながら
ずっと手をつないでいた

良く見 ....
それはどこか懐かしく

心の柔らかな部分のどこかを占めている

夜明けの藍に包まれて

荘厳なリズムを刻みながら

点滅する金色の光

僕の心の中で

鼓動する信号

ダリ ....
ひとつの優しさ
今日の朝振り向いて
ひとつの喜び
今日の朝テーブルの上にそっと



あたたかな温もりに抱かれるように
背中から朝は訪れた
おはようと
ちいさな声であいさつする ....
にぎりこぶしに
ひかる心臓
はーと逆襲せよ
学習
なんちゅー
なにちゅう
航行中
どこ中?
たぶんいなかの
誰もしらない学校
ちゅー
ちゅーとはんぱにっく
心臓
 ....
煙突の、
屋上へと続く螺旋階段。
登りきったおまえは
吹き出された
シャボンの中に飛び込む
弾けちった光の粒が降り注いで
町中、
石鹸の匂いがする
いたいけな経験値が
ちくちくと目玉を刺す夕暮れ

(そっちにいってはいけないよ)
(あっちにいってもいけないよ)

泣くことも忘れて
瞬きばかりをして今を耐える
手を引かれ ....
ぞうきんがけでもありません

クッキーなんてやきません

ただ、たいくつなにちようび

いのるように

ハーモニカをみがくんです










 ....
小花の、シナモンとマーブリングしている
庭先で教科書を開くキミの紅茶
ユルユルした{ルビ蜉蝣=かげろう}になる朝

キライなともだちのプリクラ
姉妹の関係に似ている 笑顔
笑顔笑顔笑顔 ....
名も知らない鳥が空を切り裂いて飛んでいく
(あ、鳥だ)
隣に立っている人が言う
声の無い声

(本当だ、でもあの鳥が何と言うのか私は知らない)
想像空間上の問答

そうだったらロマンチ ....
五月が
裏口から入ってきて
玄関から出ていくところだったので
私は少し呼び止めて
今こうして二人でお茶を飲み
別れを惜しんでいます

何もはなさずに
はなすことなどもうなくなったから ....
アノマロカリスほど有名ではないけど
僕はアロマノカリス
グリーンランドのシリウスからやって来た

石くれをハンマーでかち割るときには
用心深くやってくれ
醸されつくす前の曙の生命が
ひと ....
夕方色したセーターを
柔らかく羽織った女の子
ガラス玉の眼は水色で
悲しい程に深く澄んでいる
何もかも

灰に侵されて


ここ都の西
東京タワーの見える 丘陵は包まれて

驟雨に煙り
高層ビルは霞んだ

遠く 近く 雨垂れの音は
軽い放心に誘うから


純潔の水 ....
{引用=ふたりきりでも まだ
さびしいので
ラジオをつけると あなたは
雨音だけで充分だと言った}

愚痴を云わないけれど聞けない
つまらない女ですから
晴れ女でいいねと羨ましが ....
あおばさんのおすすめリスト(15345)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雨の記憶- 高杉芹香散文(批評 ...11*08-5-24
ぱすも君_- 服部 剛自由詩2*08-5-24
あさっての新聞- ジム・プ ...自由詩7*08-5-24
【れ】_れつ- RT自由詩408-5-24
硝子の破片_- 服部 剛自由詩3*08-5-24
風がやさしくキスをする- こゆり自由詩6*08-5-23
わからないことだらけ.- ふるる散文(批評 ...26*08-5-23
「_新しい家_」- 服部 剛自由詩408-5-23
遺影のある家- たもつ自由詩1908-5-23
考えないこと- チアーヌ自由詩208-5-23
ゴミ箱- 小原あき自由詩32*08-5-23
あなたという風景- 佐野権太自由詩22*08-5-22
鼓動する信号- そらの  ...自由詩5*08-5-22
連鎖- たもつ自由詩608-5-22
おもちゃの兵隊- 末上シン自由詩5*08-5-22
無数の記憶- 小川 葉自由詩508-5-22
「鼓動する信号」- ベンジャ ...自由詩3*08-5-21
鼓動する信号- ジム・プ ...自由詩4*08-5-21
朝のスケッチ- 乱太郎自由詩22*08-5-21
はーとの逆襲- 末上シン自由詩308-5-21
シャボン- プテラノ ...自由詩208-5-21
鼓動する信号- RT自由詩208-5-21
スナフキンのしごと- 末上シン自由詩508-5-21
MY_SWEET_HOME- 西日 茜自由詩11*08-5-21
無題22(敬具)- ねろ自由詩108-5-21
五月- 小川 葉自由詩608-5-20
芳香のアロマノカリス- 海里自由詩208-5-20
夕水- 小禽自由詩308-5-20
浄雨- アハウ自由詩408-5-20
- よしおか ...自由詩21+*08-5-20

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