初富士を拝む背中がガラ空き 地上の灯りが胸を刺し魂は飛翔を続けて
まるで未知の惑星系を探索するように浮かんでいる

永劫の時の打痕と蓄熱された空間
斜めに切り取られた過去の累積をトリミングしてみる

太陽が眼に焼きつ ....
千年の恋を織る
記憶の斑
泣いてこんにちは
そして笑い合って
「さようなら」

百年の愛を知る
秒単位の海馬
争い殺し奪ったあとで
守った者たちへ
「ただいま」

ねえ神様
 ....
空気いれが必要なんだぺしゃんこのぼくのために

君はうしろに乗って流行り歌でも歌ってていいよ

僕もすっかり日暮れてしまったさ

目抜き通りをフラフラ歩く

ぼくは探し物なんてしてない ....
 
 
短い枕の中で
魚が溺れている
手紙を
食べ過ぎてしまったから

夏の道路を整備する
乾いた犬の
音が聞こえる
気持ちだけはいつも
敷地みたいに眠たい

ノートの中に
 ....
違う衣装を纏っていても白い花がよく似合う。
場所がどこであれ、香りが君の輪郭を形作る。
その傍、墓標のようにボトルが並び―
行き来するヒールの群れに
何万回も踏んづけられた吸殻を敷きつめること ....
努力は人を裏切る
努力は人を麻痺させる
努力とは
麻薬だ
努力したことに
陶酔して
努力のための
努力を求め

気づけば
残っていたものは何一つない


憎しみは人を強くする ....
つぼめて 槍のように立つ
咲いたら 雪にとらわれ
爪の先 包み乞う 花びら

紫 赤 黄色のスクリュー
破る葉と土 ほどけた傾斜

雪の香りに 身をひめる







 ....
粘りついている私

張り付いて剥がれない

経験なんてなんだろう

一回性の事実


誰も愛せなくて

こころ焼き付いて

悲鳴はいまさらあげないが

次のことを思うんだ ....
コック って 
捻る瞬間の音にも 
似ているのかなぁ

そんな響きが するから
コックって 名前が
ついたのかも 知れないネ☆

書道セットについてくる
細長く 銀色の文鎮は
ちょ ....
オーダーは いかがなさいますか
出来れば 銀色のアレを 巻いて下さい

加熱すると 調理は出来ますが
時節柄 怒りの焔が撒かれては 困ります故
ひと思いに やっちゃってください
 ....
漠然とした砂の続く大地
平らな線が限りなく遠くに
つなぎ合わせればおそらく丸い

砂の山の起伏もさらなる飛翔の末
なめらかな肌になるのかもしれない
女の柔い背中の上を飛んでいる

細胞 ....
押さえつけているのは 目に見えぬ 釘。
見えても 避けられるとは 限らないのが
厄介な 処

真鍮の兎と 心中しよう
真綿で 苦しめられるのは もう ごめんだと
固く 抱きしめた 縫い ....
あんぱんのゴマを数える春の闇 進む道を 阻むのは 看板では無く
目の前に 見えぬ 釘なのかも 知れない

描かれた 矢印も 信じられないで 立ち竦む瞳に
ぴょこん と 他人を喰ったやふな 真鍮の兎が 映る

銀では無い ....
飛ぶだけが飛行機じゃない八重桜 みんなの三連休はオレの三連勤 母子手帳で突く 遠い海の平原で

誰かが眠っていようと

俺の心は目覚めている

世界の起床に合わせて

クジラが潮を吹く時

俺の魂は凪いでいる

この大海の前に全てを供出した

その見 ....
【 桜の散った街を往く 】

立ち止まるしかない 踏切では
たちどころに 遮断機がおりて
多くの人の思いが 通り過ぎる

伝えようとした言葉が
伝えられないときは
立ち止ま ....
存在するということは いつも決まって挨拶だから 時間が渦を巻くところに 僕も決まって挨拶を返す 今日も歴史が生まれましたなあ いえいえ単なる磁場ですよ そうして僕は踵を返し 存在しないということは い .... 水分補給を したいから
空を見上げて 口開けてみる
それじゃ 駄目だよ 笑いつつ
君が 海辺の 砂 投げ付ける

あはははは
あはははは

五回 笑うのは
誤解のないように

次 ....
 
 
耳の奥の
遥か彼方から
青い空が
聞こえてきます
それが
歌でした

鳥は少しの記憶
むかしあったのに
触ろうとすると
水にも
よく溶けました

雲がぼんやりと
 ....
君の耳もとを吹き渡る無常の風を
僕もしっている
ただしそれは知ってしまえばとても優しい

すべての不条理は無常という雨のなかさ
積み残された問題のすべての回答がそこにある

降りしきる哀 ....
足柄山の中腹に
大きな栗の大木が
その巨木の瘤の中
蔓で編まれた黒い籠
籠の中には麻の布
布に包まれ赤子が一人
黒々とした髪を持ち
大きな体に漲(みなぎ)る精気

山の端,やまやま、 ....
僕たちは丘のうえのちいさな雲を思いだす
比企丘陵のなだらかな起伏のうえにそれはほっこり呼吸していた

風が窓辺を訪れて遥かな便りを伝えてゆくのだよ

荒川を挟んで大宮台地と対峙するかのように ....
チクリ チクリ
人の後ろから 
心を 射抜く 音がする

子供の頃 怖がった
あざみの花びら

美しいだけじゃあ
ダメなんだと
知った日

小さく 丸まって
押入れの中で
蹲 ....
コーヒーカップを手に取ろうとして
指がないことに気付く
指の付け根には掌もなく
掌の元には腕もない
外では桜の花が咲いていた!
不穏な蜜で大気はべったりしていた!

ワープロを立ち上 ....
 
 
空飛ぶ円盤が池に落ちた
脱出した宇宙人は池に溺れた
溺れた宇宙人は池の鯉が食べた
その頃、僕は恋に落ちて
恋に溺れていた
今思えば、身勝手な恋だった
鯉が溺れなかったのが
唯 ....
したを向いていると
ぼたり、ぼたり、服に
投下されていく、くろい染み。
先ほどまで、ぼくのたいないにあったイオンと水分。

ここは電車のなか。
花粉症に紛れて
涙腺が稼働しているのを、こ ....
あおばさんのおすすめリスト(15330)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
初富士を拝む背中がガラ空き- 北大路京 ...自由詩113-4-23
夜の翼- 梅昆布茶自由詩1313-4-23
千年春- 村上 和自由詩313-4-23
こころのかけら- 梅昆布茶自由詩413-4-23
草むらを走る- たもつ自由詩613-4-22
[:chain- プテラノ ...自由詩213-4-22
釣りからの帰還- 北村 守 ...自由詩413-4-22
クロッカス- 砂木自由詩13*13-4-21
妄執- 梅昆布茶自由詩1613-4-21
銀色の文鎮- 藤鈴呼自由詩3*13-4-21
ガスのコックさん- 藤鈴呼自由詩2*13-4-21
- 木屋 亞 ...自由詩5*13-4-20
真鍮の兎- 藤鈴呼自由詩2*13-4-19
あんぱんのゴマを数える春の闇- 北大路京 ...俳句713-4-18
ワタクシはマーメイド- 藤鈴呼自由詩2*13-4-18
飛ぶだけが飛行機じゃない八重桜- 北大路京 ...俳句413-4-17
みんなの三連休はオレの三連勤- 北大路京 ...自由詩413-4-17
母子手帳で突く- 北大路京 ...自由詩813-4-17
冥王星から- yamadahifumi自由詩113-4-17
【さくらの_ゆくえ__その二_桜陰編】_三篇- るるりら自由詩22*13-4-17
twitter- 葉leaf自由詩713-4-17
あはははは- 藤鈴呼自由詩2*13-4-16
歌は- たもつ自由詩913-4-16
無常の風のまにまに- 梅昆布茶自由詩613-4-16
金時- ……とあ ...自由詩8*13-4-16
丘のうえのちいさな雲- 梅昆布茶自由詩613-4-16
あざみ- 藤鈴呼自由詩1*13-4-15
- 葉leaf自由詩213-4-15
住処- たもつ自由詩413-4-14
そしてきっと、引きちぎる- 凍湖自由詩213-4-14

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