世界からわたしが消えたら
悲しむひとはいないだろう
そう口にすると
「親御さんが悲しむよ。」
必ず誰かが
醜い笑顔で鬼の首を取ったように言ってくれる
ナニモシラナイクセニ


母は生 ....
 
 
最近6なことが無いよ、
と7が言うので
6が無ければ7も無いんだよ
と言うと
7は5になって
軒下で雨宿りをする
押し出された5は
黙って雨に打たれている
水にも溶けないか ....
こんな風に 暑い一日 始まった
朝から 晩まで 汗っかきかな

未だ 分からないけれど
ツツーッと 伝う

それが 合図
それは アイス
それを 愛す

一瞬でも 冷たくなる 瞬間 ....
ときどき饂飩を無性に食べたくなる
とくに関西風のダシの効いた薄いいろのスープが好き
それにお揚げと葱をのせていただく

幸せな饂飩の世界に恋してしまう親父約一名

ときどき蕎麦も無性に食べ ....
何度振り返ってもあのタンポポ
踏まれる場所に咲いている
アスファルトから芽を出して
どうしてもそこが良かったんだね

風からの問いに頷くように
そよいでもみたそうな
けれど地に這って咲い ....
ぼくはそもそもひとりでぼくなのだから
ぼくのみているせかいをこわさないで
ぼくのたからものをこわさないで
たいせつなものはぼくにしかわからない
まちがってる?
いいんだ ぼくはぼくをまもりた ....
種々(くさぐさ)の根に吸い上げられる水の轟音。
あなたのその脚は、根。土に喰い込んだ根。
その根はあなたの地上の背丈よりずっと、地下高くひろがり、吸い上げている。

根の国の暗渠には、歌が ....
 
 
父は会社を辞めて
小さな薬局を経営していた
母は近くの
ガソリンスタンドで働いていた
僕が社会に出る頃には
薬局もガソリンスタンドもなくなって
父と母だけが残った
僕の仕事は ....
?公園に女の子が八人いました。
さらに後から男の子が何人か来ました。
全部で子供は十五人になりました。
公園に男の子は何人いますか??

レスリーは両手の指を曲げたり伸ばしたりしている

 ....
どこもかしこも駅なのです。通過点で、とどまれない。
数瞬、隣の人の肩とふれ、見知らぬ生活の匂いと、わたしの皮膚細胞とが、ほのかに混じる。それは、一個体として存在する孤独の、群れへの譲歩。
わたしの ....
うつ伏せに寝ていると
今日はたまたま息子さんが居て
こっちへやってきて髪をさわる
中国語の心地良い抑揚
髪の匂いがいいよとお母さんに言ったらしい

色々なマッサージや整体を経てここにやって ....
街を歩いていると
まるで宝物のように
我が子を抱く母親を
見かけることがある。
いや、きっと母親にとって
我が子とは宝物なのだろう。

そういえば僕はいったい
どうだったのだろう
ど ....
カトケンを神と崇めた幼少期ひょうきん族は悪と教わり ミュージカル調で怒られている 初富士を拝む背中がガラ空き 地上の灯りが胸を刺し魂は飛翔を続けて
まるで未知の惑星系を探索するように浮かんでいる

永劫の時の打痕と蓄熱された空間
斜めに切り取られた過去の累積をトリミングしてみる

太陽が眼に焼きつ ....
千年の恋を織る
記憶の斑
泣いてこんにちは
そして笑い合って
「さようなら」

百年の愛を知る
秒単位の海馬
争い殺し奪ったあとで
守った者たちへ
「ただいま」

ねえ神様
 ....
空気いれが必要なんだぺしゃんこのぼくのために

君はうしろに乗って流行り歌でも歌ってていいよ

僕もすっかり日暮れてしまったさ

目抜き通りをフラフラ歩く

ぼくは探し物なんてしてない ....
 
 
短い枕の中で
魚が溺れている
手紙を
食べ過ぎてしまったから

夏の道路を整備する
乾いた犬の
音が聞こえる
気持ちだけはいつも
敷地みたいに眠たい

ノートの中に
 ....
違う衣装を纏っていても白い花がよく似合う。
場所がどこであれ、香りが君の輪郭を形作る。
その傍、墓標のようにボトルが並び―
行き来するヒールの群れに
何万回も踏んづけられた吸殻を敷きつめること ....
努力は人を裏切る
努力は人を麻痺させる
努力とは
麻薬だ
努力したことに
陶酔して
努力のための
努力を求め

気づけば
残っていたものは何一つない


憎しみは人を強くする ....
つぼめて 槍のように立つ
咲いたら 雪にとらわれ
爪の先 包み乞う 花びら

紫 赤 黄色のスクリュー
破る葉と土 ほどけた傾斜

雪の香りに 身をひめる







 ....
粘りついている私

張り付いて剥がれない

経験なんてなんだろう

一回性の事実


誰も愛せなくて

こころ焼き付いて

悲鳴はいまさらあげないが

次のことを思うんだ ....
コック って 
捻る瞬間の音にも 
似ているのかなぁ

そんな響きが するから
コックって 名前が
ついたのかも 知れないネ☆

書道セットについてくる
細長く 銀色の文鎮は
ちょ ....
オーダーは いかがなさいますか
出来れば 銀色のアレを 巻いて下さい

加熱すると 調理は出来ますが
時節柄 怒りの焔が撒かれては 困ります故
ひと思いに やっちゃってください
 ....
漠然とした砂の続く大地
平らな線が限りなく遠くに
つなぎ合わせればおそらく丸い

砂の山の起伏もさらなる飛翔の末
なめらかな肌になるのかもしれない
女の柔い背中の上を飛んでいる

細胞 ....
押さえつけているのは 目に見えぬ 釘。
見えても 避けられるとは 限らないのが
厄介な 処

真鍮の兎と 心中しよう
真綿で 苦しめられるのは もう ごめんだと
固く 抱きしめた 縫い ....
あんぱんのゴマを数える春の闇 進む道を 阻むのは 看板では無く
目の前に 見えぬ 釘なのかも 知れない

描かれた 矢印も 信じられないで 立ち竦む瞳に
ぴょこん と 他人を喰ったやふな 真鍮の兎が 映る

銀では無い ....
飛ぶだけが飛行機じゃない八重桜
あおばさんのおすすめリスト(15345)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
世界からわたしが消えたら- 伊織自由詩8*13-4-26
7,6,5- たもつ自由詩813-4-25
ギリギリのライン- 藤鈴呼自由詩2*13-4-25
饂飩- 梅昆布茶自由詩913-4-25
靴とタンポポ- もっぷ自由詩1313-4-25
あのね- うんち自由詩6*13-4-25
根に吸い上げられる水のはなし- 凍湖(と ...自由詩513-4-24
家族の仕事- たもつ自由詩713-4-24
中庭のある小学校で- 夏美かを ...自由詩26*13-4-24
駅で。- 凍湖(と ...自由詩113-4-24
中国整体院- 灰泥軽茶自由詩7*13-4-24
幼き日の母と僕- 清風三日 ...自由詩413-4-23
カトケンを神と崇めた幼少期ひょうきん族は悪と教わり- 北大路京 ...短歌513-4-23
ミュージカル調で怒られている- 北大路京 ...自由詩1013-4-23
初富士を拝む背中がガラ空き- 北大路京 ...自由詩113-4-23
夜の翼- 梅昆布茶自由詩1313-4-23
千年春- 村上 和自由詩313-4-23
こころのかけら- 梅昆布茶自由詩413-4-23
草むらを走る- たもつ自由詩613-4-22
[:chain- プテラノ ...自由詩213-4-22
釣りからの帰還- 北村 守 ...自由詩413-4-22
クロッカス- 砂木自由詩13*13-4-21
妄執- 梅昆布茶自由詩1613-4-21
銀色の文鎮- 藤鈴呼自由詩3*13-4-21
ガスのコックさん- 藤鈴呼自由詩2*13-4-21
- 木屋 亞 ...自由詩5*13-4-20
真鍮の兎- 藤鈴呼自由詩2*13-4-19
あんぱんのゴマを数える春の闇- 北大路京 ...俳句713-4-18
ワタクシはマーメイド- 藤鈴呼自由詩2*13-4-18
飛ぶだけが飛行機じゃない八重桜- 北大路京 ...俳句413-4-17

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