溯れない川の流れに似た
時間に浸りながら
自分の座る椅子を捜し回っていた
私の片割れの具象化した腫瘍は
いつまで経っても不定形の
気味の悪い生物で
恐ろしい程脆い
その割りにはしぶとく
....
ふいに 風がカーテンをゆらし
とおいあの頃が 窓の外にある 気がした
みわたすかぎりの原っぱの向こう側には
そこなし沼に こわれかけの小舟が一双
沼を取り囲む山に続く なぞの けもの道 ....
ずいぶん おそくなりましたが
みなさまのおかげで 楽しい時間をすごさせていただきました。
ただ 前回までは 私は全レスだったのですが、
全レスはかないませんでした。
それが くやしいので ....
ボウルいっぱいのサラダにドレッシングを一滴た
らして食べる人が登場したのはハルキのどの小説
だったっけって思いながらフォークで串刺すキュ
ウリにレタスの七月六日は記念日だってどこかの
歌人が詠 ....
私は生きることが好きだから
すべての生き物が好きです
犬は子どもの頃に
一度だけ飼っただけで
それ以来
飼ったことはありません
彼らはあまりにも人間に
忠実すぎて
どんな理不尽 ....
人波の一つ先行く赤とんぼ
信号変わりて人赤を追い
コンセント代わりに鼻を使ってもいいけどタコ足配線はダメ
沈んでる気持ち隠して星空を綺麗とか言う興味ないのに
私は誰もが知っていることを知らない。
私は誰もが知らないことを知っている。
誰にもみえるものが
私には見えない。
誰にもみえないものが
私には見える。
あなたは今、
笑 ....
オレ抜きで二次会をするつもりだなやけに激しい風が吹いてる
わたしは今朝目が覚めた、それとあなたが仰るような「時間」まで記憶していられるほど能力は高くない、勘弁してくれ。
いいんです、わたしはあなたに言いましたよね? 「わたしはわたしと向き合うためにあらゆる ....
葉が
笑うように
波うつ
五線紙のうえに
窮屈そうに
散らばる
音符と休符
人は
歌うことを
ためらっている
それでも
陽は
けなげに昇りつづけ
詩の一行が
....
清らかな小川の流れに言葉は産まれ消えてゆく。
願いは祈りになりあの山の向こうへ放たれる。
初夏の訪れと共にやってくる想像を
使い古した手帳に書き留める。
白樺の林の中で虫たち ....
くっきりと分かれた空に
あの日の私を垣間見る
別れて しまったか
白と黒は
もう 二度と
交じり合う ことは ないのか
グレーゾーンの狭間で
うふふと笑う若者を
横目で ....
レゴ製のバベルの塔が崩される父の上司の娘によって
割りばしにまとった電気アメみたいに 暗がりのなかをぼうっとしたい
さよならを言うまで朝まで矛盾したい最終回またどこかで
ひとっこひとりいない駅前で七月ピスタチオの価値を知る
....
朝顔の
色をみながら
想うのは
絹に染めたら
何色になる
鬼灯の
ともしび垂れる
夏のよい
線香花火に
願いをたくす
いまはみぬ
巨大ヒマワリ
紅ダリア
入道雲の ....
ぼくは宝物によって支配される
さまざまな伽羅や沈香
ナイフ、鉈、小刀、包丁、鑿、鉋
剣鉈、巨大な砥石
使わない電動工具
何百の食器
茶道具
香水たち
四十種類の生豆の珈琲
四 ....
一
罪深い朝よ
おまえはそんなにはりきってどこへ行くというのか
時空を超えて宇宙の滝まで行くというのか
俺を待ってはくれないだろうが
朝よ、おまえは嫌いじゃない
おまえが夜に吐き散らか ....
生あるかぎりです
だれしも遮れない旅をしているとおもうのです
たぶん滅びるのもちかいのかもしれません
ちょっとなにかを選択するのもめんどうくさいのですが
いつも可能性と不可能のコードの端を ....
集まるということは
弾け
飛び散る為の
エネルギーを貯める行為であったが
されど
全てのエネルギーが
その
飛散の為にのみ
使われるというわけではなかった
別離の為の決意という
破 ....
親指以外の四本の指を折り曲げて爪を揃えて確認
する癖があるのだけれど、ラクダの彼はその上に
自分の揃えた爪を重ね合わせるような素振りをし
た電車の長い座席に隣り合わせて犬の前足みたい
だったん ....
黄色いシーソーが二つ
同じ方を下げて
ならんで寝ころぶ恋人同士みたい
ブランコも二つ
風にほんの少しだけこぎ出して
仲睦まじそう
のっぽの滑り台はひとり
空を見上げている 雨が ....
牛飼いが一人佇む天の河
お互いの幸せ願う短冊が寄り添うように七夕の夜
雨の日は別の海月となりにけり
星飛んで乙女に戻りまた踊る
中学生の頃のよう
なんとも言えぬ息苦しさに耐えてます
あの頃もてんかん発作に怯え
呼吸のしかたが分からなくなりました
あれから十年以上たったのに
今はがんが怖くなりました
いいえ、ずっと怖 ....
手垢にまみれたコトバたちを 洗濯機に放り投げて洗い流す
駅前で叫んでいた主義主張たちを アイスノンにして頭で溶かす
空っぽの冷蔵庫から 私が居そうな卵を見受けて目玉焼きにする
フライパンか ....
キラキラ光る夜空の星よ、そんな気はさらさらない
もう死んでしまいたい、そんな気はさらさらない
二度と誰とも恋をしない、そんな気はさらさらない
今日は食べ過ぎた、そんな気はさらさらない
僕は ....
あおばさんのおすすめリスト
(15345)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
長椅子
-
……とあ ...
自由詩
10*
15-7-14
おしえて_のすたる爺
-
るるりら
自由詩
15*
15-7-14
七夕祭_自然と終了してますのおしらせ
-
るるりら
自由詩
2
15-7-14
サウザン/即興ゴルコンダ(仮)投稿.54
-
こうだた ...
自由詩
4*
15-7-14
どうぶつ
-
一 二
自由詩
5
15-7-13
_
-
プル式
短歌
2*
15-7-13
コンセント代わりに鼻を使ってもいいけどタコ足配線はダメ
-
北大路京 ...
短歌
4
15-7-12
沈んでる気持ち隠して星空を綺麗とか言う興味ないのに
-
北大路京 ...
短歌
5
15-7-12
蕾
-
あおい満 ...
自由詩
8+*
15-7-12
オレ抜きで二次会をするつもりだなやけに激しい風が吹いてる
-
北大路京 ...
短歌
5
15-7-11
さあ、わたしはわたしと、向き合うために、あらゆることをしまし ...
-
陽向∮
自由詩
10*
15-7-11
わたしが誕まれた日
-
伊藤 大 ...
自由詩
4
15-7-11
蛍の光
-
ヒヤシン ...
自由詩
14*
15-7-11
スッキリイミテーション
-
藤鈴呼
自由詩
2*
15-7-10
レゴ製のバベルの塔が崩される父の上司の娘によって
-
北大路京 ...
短歌
4
15-7-10
最終回またどこかで
-
さわ田マ ...
短歌
6
15-7-9
夏休み
-
レタス
短歌
3*
15-7-9
玩物喪志
-
レタス
自由詩
2*
15-7-9
小さな_五つの詩篇
-
山人
自由詩
5*
15-7-9
生あるかぎり
-
梅昆布茶
自由詩
20
15-7-8
離れ離れになり会えない人々と自分
-
北村 守 ...
自由詩
2
15-7-8
星合/即興ゴルコンダ(仮)投稿.52
-
こうだた ...
自由詩
5+*
15-7-8
雨の日の公園
-
ただのみ ...
自由詩
18*
15-7-8
七夕
-
……とあ ...
俳句
5*
15-7-8
お互いの幸せ願う短冊が寄り添うように七夕の夜
-
北大路京 ...
短歌
5+
15-7-8
雨の日は別の海月となりにけり
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北大路京 ...
俳句
5+
15-7-8
星飛んで乙女に戻りまた踊る
-
北大路京 ...
俳句
2+
15-7-8
父へ
-
川瀬杏香
自由詩
13+*
15-7-7
暮らし
-
為平 澪
自由詩
8+
15-7-7
そんな気はさらさらないってつぶやく口のなかでだけ
-
クローバ ...
自由詩
2+*
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