さよならと書けずにsayonaraと書く僕らのポエムは今日も悲しい



鼻のにきびをさっきから気にしてるあなたは僕の大切な人



誰にも食べさせないよと子牛を抱きしめ泣いた従兄弟と ....
朝が昼に
昼が夜に
夜が朝に
かわってゆくのを
空を
見つめていると
ああわかる
さかいめなんて何処にもないよ


こころもきっとおなじ
つらいこころも
かなしいこころも
み ....
{引用=───それは全宇宙での
   些細な惑星衝突なのだ
   おまえとわたし
   という星の}


角を曲がったとたんに
猫と目があった
どこにでもいるような
ありふれた灰色猫 ....
憧れはわたしに
足りないものを教えてくれるけれど
足りないものを足す方法は
教えてくれない

どんな大人になったらいいかを
わたしは知らなくて
憧れる人はいたけれど
どんなに頑張っても ....
本を開くと
そこは遠い昔の日本のお寺 
お金持の人々が行列をつくり 
次々と賽銭箱に大判小判を投げ入れて 
ぱん ぱん
と手を合わす 

そこへ 
ひとりの乞食があらわれて 
薄汚 ....
 私はとうとう詩が書けなくなりました。ついては他人も巻き添えにして、全詩人を廃業に追い込むべく、「自動詩作成プログラム」を、世界征服の野望を持っちゃってる悪人のごとく作成する次第です。
 そうです、 ....
なにかがうごきだすとき
すいっち
のおとがきこえると
ほっとした
とてもとおくで
かすかに
かちっ
おとがして
そうするとあとは
まえにすすむだけでよかった
そのつみかさねが
い ....
大切なのは忘れたもので

必要なのは失ったもの


私の欺瞞に笑顔で答えた君は
きっと聖者なんだろう

だけど私に必要なのは
どろどろとした、気味の悪ささえ感じる


君じゃな ....
かみ合わない歯車に、また少しだけ時がずれる

秒針のきしみは それでも
壊れたメトロノームのように 私を、
追うから
逃げ込んだいつかの雪原で 私は、
細雪がわずかに切れる夢を見た

 ....
女にふられたので、
嘘だと思うかもしれないが、ほんとうに、
女にふられたので、
レッド・ツェッペリン聞いて死のうと思った。
なんでレッド・ツェッペリンかとゆうと、
彼女はサイモン&ガーファン ....
手で触れようとすると崩れてしまうおそれがあります。
できることならば遠くから眺めているのがよいでしょう。


 *


 雨だれ

 雨の音がするのです。
 理由はそれだけです。
 ....
どこにも行かないバスに乗りたい。君の拙いお弁当を持って。


雑草といっしょに雑草以外のものも抜いた真夏の裏庭


家に帰る途中、下水道工事をする父を見かけて手を振る


ノック ....
10番テーブルの
クローン皇女たちを二羽
手に入れる

それはジョークでも女の子でもないよ

まもなく偽の輪生が
香りを放つ

5月は美しい

     nockable

 ....
     1 序章

慎ましい木霊の眼から、
細い糸を伝って、子供たちが、
賑やかに、駆け降りてくる。
溺れている海の家の団欒は、
厳格な父親のために、正確な夕暮れを、見せている。
見開 ....
Tシャツで過ごし来た身に桜降るスーツの重みに耐えてゆかねば


学校まで2.6kmあるけれど1分間で着いても遅刻


「ダ・ヴィンチ」で対談をする一青窈「一青」が並べば違和感だらけ

 ....
市場通りに一尾の魚が落ちてゐる
眼は赤く悲しげに潤み
視線を曇天へと彷徨はせる
そして
路面についたもう一方の眼は
闇の地の深みを透視してゐる

魚は期せずして
天国と地獄を
同 ....
http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/fs/

全ページと項目のリストは
http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/fs/md/li ....
 昨夜は職場の女たちが集まって慰労会をした。
 一年ぶりだった。
 家計のためにパートタイムで働く女が、自分の楽しみのために一人家を空けるのは、それがたとえ数時間のことであっても容易なことではない ....
ベッドが泣きべそをかきながら
部屋の中をうろうろしていた
寝ぼけて
もう何が何だかわからないのだ
思わず笑いそうになったけれど
どの引き出しが口なのか
自分でも判別がつかなかった

 ....
高く澄み切った青空が
宇宙に向かって
ぽっかり
口を開けている
そんな午後三時二十七分
たそがれまで
ほんの一時間とちょっと
それでも夜になると
街の灯りに負けずに
宇宙はこんな ....
  あなた、セロリの透明なきりくちに
  恋をしたことはあって?



栗いろの瞳
かきあげる仕草
車椅子の少女は
細すぎる膝を斜めにそろえて



  やさしい朝のふりつもる ....
ぴょぴょがあふれたら、
もうきせつです。
ばすけっとにつめこんで、
のはらにでおでかけしましょう。

みんなまっていますよ。
さあはやくじゅんびをして、
 ....
つまずいて
はげしくころんだ
あしがざっくりきれて
ちがだくだくながれた
すると
きずぐちのなかから
こびとがおおぜいでてきて
ちまみれになりながら
よってたかって
はりといとで ....
すっかり日が短くなってしまったから
夕方の散歩のつもりが
夜の徘徊になってしまい
帰り道が見つからず困ってるんです

周りにいたはずの誰かも
いつの間にやらみんな帰ってしまって
とても静 ....
詩集が売れなくたっていいじゃないか
世界中に子どもをつくれば
                       
             みきを








 ....
二本の脚は胴につながっています
不潔
と言って男子の机に触れようとしない久美さんも
二本の脚がちゃんと胴につながっています
白い足首をつかみ
柔軟体操をしています

久美さんは高校生にな ....
中国人の女の子が
俺をじっと見ている
秋晴の真っ青な空の下
バスは
俺たちを乗せて
ゆっくり坂道を登ってゆく
母親が
女の子の目線をおって
俺と
目を合わせ 微笑む
 ....
              ―刺青


そこには船があって
ずっとずっと遠くで
何かを引きずりながら
航海を 続けている

そこには涙があって
ずっとずっと近くで ....
この連休は生まれ育った町へ行ってきました。
土曜は仕事でした。
日曜日は2番目の子どもの書写が展覧会に出ているというので
久しぶりに美術館に行ってきました。

私の生まれたところは山奥の盆地 ....
心がもう
使い物にならなくなってしまった
と言いながらも
あ、
涙 流れてる


何もかも捨てたつもりでも
夕陽は
別腹らしい
あおばさんのおすすめリスト(15345)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
sayonara.com- たもつ短歌2406-11-13
こころはグラデーション- ふぁんバ ...自由詩7*06-11-13
灰色猫とわたし- 石瀬琳々自由詩20*06-11-13
走光性- 北野つづ ...自由詩6*06-11-13
幸福のパン_- 服部 剛自由詩13*06-11-13
全詩人を廃業させるべく作成する「自動詩作成プログラム」- 紀ノ川つ ...散文(批評 ...4+*06-11-12
すいっち- アンテ自由詩7*06-11-12
new_your_name_.- 完食自由詩306-11-11
ささめゆき- Rin K自由詩45*06-11-10
レッド・ツェッペリン聞いて死のう- しゃしゃ ...自由詩1306-11-10
6月の取り扱いについて- 降旗 り ...自由詩28*06-11-10
最終バス- たもつ短歌1906-11-9
12月摘み- 鏡文字自由詩206-11-9
夜を夢想する海の協奏- 前田ふむ ...自由詩27*06-11-9
2006/10/01=2006/11/09- ピッピ短歌8*06-11-9
路上- 杉菜 晃自由詩14*06-11-9
「『水からの伝言』を信じないでください」のページへ- 小池房枝おすすめリ ...2006-11-9
女が家を留守にするとき- 渦巻二三 ...散文(批評 ...16*06-11-9
たんす- たもつ自由詩1206-11-8
*午後の空室*- かおる自由詩13*06-11-8
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「_ぴーたんいっぱい。_」- PULL.自由詩16*06-11-8
きずぐち- アンテ未詩・独白306-11-8
散歩- 水中原動 ...自由詩406-11-8
Peace- 馬野ミキ自由詩4+06-11-8
久美さんの脚- 渦巻二三 ...自由詩14*06-11-7
秋晴- 水在らあ ...自由詩40*06-11-7
船と涙- 水在らあ ...自由詩30*06-11-7
2006.11.6連休は天気がよかったね日記- 初代ドリ ...未詩・独白3*06-11-7
別腹_1_(夕陽)- AB(な ...自由詩806-11-6

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