路地裏を通り抜ける豆腐屋のラッパは
夕暮れによくにあう

かくれんぼの時間が削り取られて
ひとり帰り ふたり帰り 
隠れたまま鬼から取り残さて
気がつけば夕闇につかまっていた
どこ ....
心を 解放して欲しいけど 今は 無理だから
せめて 開放して 少しでも 楽に なって欲しい

誰かに話せば 楽になれると 知っていても
第一声が 難しいことって 良く有るね

その 誰か  ....
いつもその日一日生きれればいいとおもっている 多くは望まない
望んでも身の丈に沿わないものは無駄になるだけ 誰かに進呈しよう

身の丈に合わない結婚生活のなかで似合わない幸せを願った事もあった ....
水滴の柱が
ゆうるりと地に立ち
午後と夜を映し
震えている


沈みきるまで
樹を見つめる月
荒れた青を
荒れた灰の的に射る


諦められた水色のむこう
 ....
行き場のない さみしい汗
スリッパの底に 刺さった画鋲
崖の上の銃声
まるく重なり ゆらぐ虹
深夜にたなびく衣の群れ
何かを殺める夢から覚めた
行き場のない さみし ....
からだが
前に前に傾き
おおいかぶさる
眠りつづける
四つんばいの少女
自分もそのまま
眠ってしまう


ぶおう ぶおう
ざば ざば ざば
自分もそのまま
 ....
波音にとける言葉を汲み取って砂に名前を書いたりしない 邪魔者がまさか僕とは思わずにふたりの間転がっていた 見つめたい目がない アイスピック連打して出鱈目プラネタリウム 第二ボタンたくさん用意している 初夏の北の港町
突き抜ける青 鳥の舞う空
ビットに繋がれ漁船数隻
塗装の剥げた漁船たち
小さく体を上下しながら
早朝の漁から帰還して
体を休めるまもなく人だかり
そのあたりの漁師たち ....
ポケットに辛口の酒詰め込んで貨物列車に飛び乗って旅 万有引力を拒否している 谷中ぎんざの通りには 
石段に腰を下ろした 
紫の髪のお婆さんが 
せんべいを割り 
群がる鳩に蒔いていた。 

向かいの屋台は 
木の玩具屋で、おじさんは
「ほれっ」とベーゴマを   ....
朝、カーテンを開いたら 
眼下に広がる野原に幾千人のブタクサが 
黄色い房の身を揺らし皆で何かを言っている。 

物書きを志す{ルビ故=ゆえ}に  
家族に慎ましい日々を送らせてしまっている ....
雨が硝子を 舐めるので
時間すら 舐めまわすので
歩くことの意味や 進むことの意味も舐めるので
この世界には もう 紫陽花しかありません

飴細工のように 雨に舐められて
窓の向こう ....
彼女さえ太ってなけりゃ夏の海 神様がいたりいなかったりする おとなになってもわからないことがある ぽつぽつと音を立てて、しずく
さらさらと流れる、時間
満たされてゆく、速度は
かたつむりよりも遅いくらい


忘れそうになったとき、あふれる
盛り上がった水面を覆う皮に、亀裂
其処を ....
ポーチュラカって なんだか いいよね 
ポーレシカポーレ みたいで さあ
ポーチュラカって 日照りに強い花だよね
ポーレシカポーレ は ロシアだけどさ

沖縄って なんだか いいよね ....
駅ビルの中で方角を見失ってしまう
エレベーターの混雑や
エスカレーターの昇り降りで
心は6Fあたりをいつまでもさまよう

閉店間際に
ようやく辿り着いた書店では
探している本は見つからな ....
_
嫌いなものがたくさんできた。
景色に溶け込んだBMWも見たくないし
晴れた日曜日も憂鬱で
屋台のわたあめも
カエルのおもちゃも
褒めてくれた髪型も
無くなればいいと思った。
いつ世界が終ってもいいように生きるのが大人のたしなみ
例えば手を繋いで歩いているこの瞬間が永遠に続いていてほしいと言ったら
それは違うと怒られそうだけど


このひとと一緒に消えてしまうので ....
汽車昇る水平線の向こうから帰ってくるよ単身赴任 留守電の知らない声に励まされる 余計な一言が面白いと思っていらっしゃる 思い出を一番から五十六番まで
USBメモリに移動して
一息
私のディスクは空(から)になる
空(から)になった空(そら)に
星が一粒
もう一粒
繋がって
絵を描く
尺取り虫が
一歩 ....
可憐だったり清楚だったり 或いはとぐろを巻いて見せたりする君の中の花が好き
薄紅色だったり萌黄色だったり 或いは血を流したり

君の六十兆の細胞の隅々まで僕を行き渡らせたいのだ 君がどこにも逃げ ....
あおばさんのおすすめリスト(15345)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
日暮れ刻- イナエ自由詩25*13-6-27
再開- 藤鈴呼自由詩2*13-6-27
その日暮らしの手帳- 梅昆布茶自由詩913-6-27
こがね_ふちどり- 木立 悟自由詩713-6-26
ノート(50Y.6・26)- 木立 悟自由詩313-6-26
ノート(50Y.6・16)- 木立 悟自由詩313-6-26
波音にとける言葉を汲み取って砂に名前を書いたりしない- 北大路京 ...短歌713-6-26
邪魔者がまさか僕とは思わずにふたりの間転がっていた- 北大路京 ...短歌513-6-26
見つめたい目がない- 北大路京 ...自由詩513-6-26
アイスピック連打して出鱈目プラネタリウム- 北大路京 ...自由詩513-6-26
第二ボタンたくさん用意している- 北大路京 ...自由詩513-6-25
北の鴎- ……とあ ...自由詩9*13-6-25
ポケットに辛口の酒詰め込んで貨物列車に飛び乗って旅- 北大路京 ...短歌513-6-24
万有引力を拒否している- 北大路京 ...自由詩313-6-24
谷中日和__- 服部 剛自由詩1013-6-24
朝の声援_- 服部 剛自由詩3*13-6-24
紫陽花と砂糖菓子の関係- るるりら自由詩26*13-6-24
彼女さえ太ってなけりゃ夏の海- 北大路京 ...俳句613-6-23
神様がいたりいなかったりする- 北大路京 ...自由詩1013-6-23
おとなになってもわからないことがある- 北大路京 ...自由詩513-6-23
お洒落な言葉なんて要らない- あ。自由詩213-6-23
そしらぬ風- るるりら自由詩13*13-6-23
方向感覚- 春日線香自由詩213-6-23
あなたが居なくなって- なかうち ...自由詩4*13-6-23
ワールドエンド- 伊織自由詩6*13-6-22
汽車昇る水平線の向こうから帰ってくるよ単身赴任- 北大路京 ...短歌413-6-22
留守電の知らない声に励まされる- 北大路京 ...自由詩313-6-22
余計な一言が面白いと思っていらっしゃる- 北大路京 ...自由詩1613-6-22
こぐま座- Lucy自由詩24*13-6-22
君の中の花- 梅昆布茶自由詩713-6-22

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