すべてのおすすめ
    風の入らぬ蒸し風呂部屋で
    汗を拭きつつもろこし齧る
    年に一度の逢瀬より
    うだる暑さに流されて
    来年こそはエアコンに
    冷たくされたい女の ....
   一筋の糸のように
   あとからあとから
              
    繋がっている

   連れてくるのだ
   思いだせない何かたちを

   そんな蜘蛛 ....
     おんなが笑う
     おんながしゃべる
     おんなが怒り
     おんなが泣いた
              
     おんなの寝顔に安堵する
      ....
      ちょっとすりむけて
      血がにじんでて
      痛いだろうけど
      絆創膏になって
      ぺったんって
      あなたの人生に
  ....
       うす汚れた魂を
       夜更けに洗う
       洗面器に冷たい水を張り
       ひとつまみの塩でもみ洗う
       不信と後悔がにじみ出て
     ....
    
    水道の蛇口を閉め忘れたようで
    寝ているうちに耳の方へと
    冷たいものが流れてきます
    明日は仕事なのだからはやく
    眠らなくてはならないと ....
      あなたにあげる
      おおいぬふぐりのあおい花
      うぐいすのなきごえ
      おひさまのあまい香り
      はるの日のはじまりを
 ....
   大通りを一本奥へはいった
   ラーメン屋の先の三叉路の角っこに
   その八百屋はあるんだ
   狭い軒先に段ボールが並べられ
   曲がったキュウリや
   太さも大きさもまち ....
あおばさんの石田とわさんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
笹の葉うだる- 石田とわ自由詩17*13-7-8
絡みつく雨- 石田とわ自由詩16+*13-6-28
暮らしの中で- 石田とわ自由詩13*13-3-28
転んだっていいじゃない- 石田とわ自由詩8*13-2-9
洗面器にわたしが溢れるとき- 石田とわ自由詩32+*13-1-22
蛇口がみつからない- 石田とわ自由詩12*13-1-9
はるをつめこんで- 石田とわ自由詩11*13-1-7
夏八百屋- 石田とわ自由詩12*12-12-9

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する