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私は幼い頃早口で
軽いが、どもることがあった
母親でさえ、聞きなおすことがしばしばだった

さすがに長ずるにつれ、本人も自覚して
早口をおそくするように心掛け、発声に気をつけて
治そうと努 ....
凍結する
冬の寒風に身を晒し 、立ち泳ぐ
辺りには静寂が満ちていて
指先から徐々に冷えてゆく

あらゆる感情の蛇口は
かたく閉じて
それがいいことなのか
悪いことなのか
判断すること ....
手渡しされた新しい年は
少し
湿り気を帯びていて
私の砂時計は
サラサラと流れていかない

古い年に取り残されたものたちが
色を失い
塵、となって積もっては
風に吹かれて
冬空に溶 ....
北風が吹く、この街の
行き交う人々を眺めている
もう皆、すっかり冬の装いで
どことなく落ち着きがない
しかし、私の目に
それは映ってはいるけど
どこか、よそよそしい

その先に続く
 ....
無だけだった
光も音もなにもない世界
始まりはだれも知らない
気の遠くなるような時間だけが流れる

*

今日は平日だが、代休で感覚的には日曜の気分だ
余り良い気分とはいえない
明日 ....
台風も去って
朝焼けが静けさを演出する土曜日
時が少しずつ動きはじめる午前四時半
遠くの方から
いつもは聞こえない
名神高速道路を走る車の音が聞こえる
そろそろ
雀が起き出して朝を歌って ....
 トントントン
 コトコトコト

包丁でなにか刻む音
味噌汁や魚を焼く香ばしい匂い
いつもの朝の風景
ありふれている

それは
繰り返す風景である
そして
同じようでいて
 ....
あおばさんの小林螢太さんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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_冬静_- 小林螢太自由詩14*14-1-12
明け惑い- 小林螢太自由詩12*14-1-5
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