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上を向いて歩こう

BGMに流れてる

もう
最後の花束は
貴方の胸に飾られた

貴方は
生粋の大阪気質で
ほら おととしの父さんのとき
斎場の菓子パンを
残らず全部持ち帰っ ....
大統領が来るので
私たちの街は
なんとなくそわそわしている

当日は
大渋滞になるだろう
車で来るの やめよっかな
広電ならいいっしょー
みんな人ごとで
どこか
案じて

すで ....
ほんとうのことは
ネットには出てこない
ランキングにも載ってない
誓って

受け身でいるのはいい
誰かの
せいにできるから

みんな
楽々とルールを破る

私は時々
赤信号で ....
ベッキーちゃん

あなたの味方です
そりゃ
いろいろイケナイ
こともあるでしょ
軽率だったと
そりゃ言われるでしょ
だけど

ベッキーちゃん
あなたのライン
ネットでみました ....
国道から路地ひとつ入ったその商店街はかなり古くからあって、そこそこ人通りも
ある。だがしかし交通の便が今ひとつ。圧倒的集客を誇れるようなキーテナントも
なく、それゆえだんだん寂しいことになってしま ....
友人のライブに
行ってきました
友人、とまでは言えないほどの
顔見知り、くらいの範疇の

ライブのタイトルは
何年か前の
大震災のチャリティーだ
本日の入場料の幾ばくかを
明日
フ ....
世界には
無数のルールがあって
その
ルールの狭間で
私たちは生きている

お愛想、お願いします
そういったら
友人にたしなめられた

それは違うらしいよ
お愛想は 
お店の人 ....
雨が去って
夜が去って
嗚呼
今日も
道路は道路のままで
そのことに
私は安堵する

もう
ずっと長い雨が
私を覆う
黒い雲が

急ぐよ

たましいが
しっぽがそこに
 ....
コンビニも
真夜中のファミレスも
あなたといるとどうして
あんなに
輝くんだろう

ありきたりの
ミニパフェが
あなたと食べるとどうして
あんなに
素敵なんだろう

さみしいと ....
すごい勢いで
サイレンが幾度も通り過ぎ
私を追い越して
角を曲がり 止まる
止まる

真夜中の繁華街
わらわらと
遠巻きに人が集う
救急車 パトカー 
赤いライト 無線の声

 ....
青い空が広がる
絶好のボランティアデイズ

晴れ、ときどき孤独
フェイスブックは
今日もだれかれ楽しそう

どうかな
書き込む話題もないし

晴れ、ときどき孤独
 ー 行方不明 ....
八月。

私たちの街は。少し空気が、変わる。
街宣車が増える。黒塗りの車。
スピーカーから、流れるテープ。

ツーリストが増える。
大型バイクが空気を、揺らして。

外国人が、増える ....
半年間
使ってきたダブルネームを
本日
解約いたしました

なんつか
どうにもならなかったんですよ
分裂して
そのまま
どうにかなっちゃいそうだったんで

犯罪者にならなくてよ ....
マリッジブルーと
マリンブルーは
よく似ている

透きとおる
深い青と
私のゆううつが
たぶん同じで

だいたい
結婚は束縛である
水圧で
胸を押されて
呼吸できないその様子 ....
なあ、うさぎ
おれが罪を犯したら
おれの愛したものたちも
みんな
燃やされゆくのかな

なあ、うさぎ
あいつの作った歌は
もうショップには並ばない
おれはあいつを知らないし
だが
 ....
むくろと暮らしたことがある
たった数日

むくろは
案外しずかで
ちょうど
子供がいたずらに
掛け布団の下 座布団を仕込み
あたかも眠ったふりをした
そんなふうな

かつて肉体だ ....
先日
とある公共TVの討論番組を見ていました
テーマは若者、若者世代とオトナ世代の一騎打ち
スタジオに集まってあーだこーだと、進展のない議論

それはいいんだけど

びっくりしたのは学 ....
ひんやりとした
季節になりました
誰かが

口にしなくても
もう
夏ではないのです

あなたに

やさしい気持ちで
メールを返し
そう
口にはしないけど

自然に終わって ....
違う私になりたいなんて
思ったことは一度もない

違う私になってしまえば
たとえば
眼もくらむほどの美貌とか
今より
たぶん7センチ
すらりとのびた背筋とか

だけど
あなたに出 ....
見えない敵と
戦うよりも

たった一人に
向かう心を

少しずつ
羽ばたきながら
空の広さを
私は思う

あげは
風の強い日は

少し低きを
私は飛ぼう

あげは
 ....
シロツメクサに
私はなろう
遠い
異国のビードロを

木箱に
そっと包み込む
同胞たちの
笑顔のように

こわれてやまぬ
あなたの心
私は
そっと包み込む

花で
ある ....
人は
何のために祈るのだろう

自分のため
家族のため
社会
世界
宇宙
それから

私たちは知っている
幸せは
すべての人にはこないこと

多分に
相対的であり
他人 ....
母の作る
遠足のお弁当
いつでもそこには
りんごのうさぎ

黄色い躯体に
赤い耳

役に立たない耳の端(は)を
世界に
ぴん、とそばだてて

ああ
君がい ....
スカイブルー・スカイ
去年の私は
もういない

テロメア
擦り減って
私は少し身軽になった

あなたのメール
まばらになって
私は
一歩踏み出す準備

愛してるって
転写し ....
ありがとうも
ごめんなさいも
また今度も
いらない

生きている
私たちに
また夜が
祝福する

エレベータ
昇って 
降りて

繰り返す
夜の波だ

打ち寄せる
 ....
グラウンド・ゼロに何が建つのか
私は知らない

おそらく
洒落たショッピングセンターと
御影石のモニュメント

原爆ドームを見上げると
青空が見える

ドームの小ささを
私たちは ....
あと
いくつ夏があるだろう
母のいる夏

母に
もしものことがあったら
私は
どんな風に送るだろう
出来れば

いくつかの詩と
数え切れない花束で
彼女を 包んで

黄泉の ....
私たちは
おりがみのくに
二次元を

小さくたたんで
つるになって

おなかの隙間から
ふう、って
息を吹き込めば

祈りを宿した
強い記号だ


メレンゲを
淡く
 ....
雪だ
雪だ
窓いっぱいに
あふれるように
こなゆきは舞う

一心不乱だ
目的もなく
それが
私の恋だったのに

誰かのことばを気にしている
失う事実に揺らいでいる

雪だ
 ....
紅く色づいて
ひとひら
メール

葉緑素はもうこない

じゃあね
またね
永遠に

あなたはそらへ
私は海に

私は
おどけて手を振りながら

ありがとう、って
最後 ....
あおばさんのuminekoさんおすすめリスト(187)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
上を向いて歩こうよ- umineko自由詩12*16-11-15
大統領前夜- umineko自由詩7*16-5-22
プリペア_- umineko自由詩8*16-5-22
ベッキーちゃんに捧げる歌- umineko自由詩4*16-1-25
きつね- umineko自由詩15*15-12-30
未来族- umineko自由詩8*15-9-20
横断歩道を斜めに渡る_- umineko自由詩15*15-8-21
雨期_- umineko自由詩8*15-8-4
さみしいときに_あなたはいない- umineko自由詩10*15-8-4
サイレンと誘蛾灯- umineko自由詩14*14-11-10
晴れ、ときどき孤独- umineko自由詩11*14-9-2
八月のそらの夢- umineko自由詩15*14-8-2
ダブルネーム- umineko自由詩8*14-7-1
マリッジブルーとマリンブルー- umineko自由詩19*14-6-9
うさぎライト- umineko自由詩20*14-5-22
むくろ、と- umineko自由詩25*14-3-1
あなたたちが作ったシステム- umineko自由詩26*14-1-13
寂寥- umineko自由詩14*13-9-2
東京恥ずかしい宣言- umineko自由詩18*13-5-14
あげは- umineko自由詩17*13-3-24
シロツメクサ- umineko自由詩24*13-1-22
負けるもんか- umineko自由詩14*12-10-14
りんごうさぎ- umineko自由詩28*12-10-8
スカイブルー・スカイ- umineko自由詩20*12-3-20
いらない- umineko自由詩12*12-1-15
グラウンド・ゼロ- umineko自由詩17*11-11-27
朝の蛍- umineko自由詩12*11-7-2
おりがみのくに- umineko自由詩22*11-6-6
ゆきしるべ- umineko自由詩8*11-1-19
楓の子- umineko自由詩2*10-11-21

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