日曜の夜と月曜の朝
馬野ミキ

精子を出さなければ苦しい
その苦しみに耐えながら日曜の家族の団らんを過ごした
雨が止んだのでパンクした自転車を自転車屋に持っていった
側面に穴が開いていていたずらの可能性があるらしい
世界には、他人の乗り物に穴でも開けなければやってられない奴らもいるだろう
でもそうして許容していけば自分はいつ怒ったらいいのか分からなくなる時がある

久々に本を読んだ
嫁さんと話すよりは気分が晴れる
本当に人生に困ったときに読む本や聞く音楽があればよい
本棚は自分を苦しみから助けれてくれるものにしたい
俺はあまり多くの作家については知らないがどうでもよいことだ
知識ではなく俺には体験が必要なんだ
直接誰かに助けられる体験!

よい作品に出会うと創作意欲が湧いてくる
創作
それこそは社会との接点である
この頃てんでやる気はなかった
昔は歌詞や詩の断片をメモったりしていたことあったが最近ではやめていた
伝えたからといってどうなるって言うんだ?
詩や音楽をするのはただ単に他にしようがないからである・・

だがおっさんがいじけていても仕方ない
世間はいじけているおっさんにやさしくはない
愛する息子はまだパパを信じている
作品、アート・・ きどりやがって 
俺もいつか自分の創作物で食えるようになったら、この作品はですね このセカンドアルバムはですね、と言ってあごひげでも触りながら解説しだすのだろうか
だがそれも悪くない。


自由詩 日曜の夜と月曜の朝 Copyright 馬野ミキ 2014-06-23 09:43:33
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