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もしもおまえがひとりで
いけないんなら
おれがおまえといっしょに
いってやってもいいよ

もしもおまえがひとりで
うたえないんなら
おれがおまえといっしょに
うたってやっ ....
「あ」と
「い」の間に
それが存在すると仮定して
そこにきみの姿を描いてみる

知らないから知りたくなる
知ってしまうと見たくなる
見てしまうと触れたくなる
触れてしまうと手に入れた ....
衣擦れの音の軽やかさが
春がすぎたことを告げる
夏のはじまりは
眠りの季節の終わり

彼方に見える稜線から
歌声とともに虹が湧き立ち
ゆるやかな目覚めが
きみの奥の火種に熱を与える
 ....
桜など本当はどうでもいいはずの
酒を飲んで騒ぎたいだけの花見客どもが
急に降り始めた雨に悪態をつきながら
しかしどこかしら楽しげにはしゃぎながら
コンビニの中になだれ込んでくる

最近テレ ....
コンビニのある風景の中で
あたりまえのように生きている

交差点に立って周りを見渡すと
視界に5軒ものコンビニが存在する
そんな生ぬるい便利さと手軽さに
日々愛撫され続けている生活を
無 ....
走り去る青い車の
テールランプながめながら
流線型の感情を抱きしめる

どうせ終わったことだから
もう悲しむことにさえ意味はない

遠雷が
湿った空気を震わせる

瞼の裏側で
す ....
藤永健さんの『もうすぐ現代詩フォーラムがができて11年経つという事実と11のレコメンド(http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=283829)』に触発されて、ぼくも .... スーパーで買った卵が
ふたつ割れていた

 ものごとには
 必ずしるしがある

リビングの時計の
電池が切れて止まっている

 ほんの些細な
 どうでもいいようなことだけれど
 ....
 年に一度か二度、真夜中に車に乗ってどこか遠くに行きたくなる。すれ違うヘッドライトもまばらな高速道路を、一人っきりで、ただ黙って車を走らせ続けたくなる時がある。
 目的地なんか必要ない。カーステから ....
殺人現場みたいな
コンビニエンスストアが
造られては壊されていく
次から次に
雨上がりに湧き立つ虹のように

美しいこの国の
新しいジェノサイド

電波の届く場所が世界の半分で
残 ....
おしまいの向こう側に
光なんか見つけて
ほんのすこしドキドキしても
そんなのはきっと残像

瞼の裏側にしか存在しない映像がある
って
前にも使ったことがある言い回し

だけど
それ ....
仕事と仕事の間の
エアポケットのような
30分間

中崎町と天六の真ん中あたりの
こじんまりとしたおしゃれなカフェで
居心地の悪さを背負いながら
コーヒーを飲む
午後2時

この街 ....
許せないのって泣きわめいてみてよ
血が混じった
ピンクの涙が流れるまでさ

許せないのって泣きわめいてみてよ
ぼくの胸ぐらをつかみながら
ケモノみたいに乱暴にさ

誰かの目を覗きこみな ....
何しに来た?
って
ぶっきらぼうに
訊かれて

機械みたいに
サイトシーイング
って応える

観光と書いて
サイトシーイング

笑える

遠い遠いところから
光を観にきま ....
思い出し笑いを
小さな箱に詰め込んだら
いつかのクリスマスプレゼントの
きれいなリボンで飾ってあげる

右手には甘いキャンディ
左手には苦いチョコレート
どっちもあげない
どっちもあげ ....
震える手で引いた線のおしまいの部分
そこから少しだけ離れたところに小さな点を打つと
その点から黒い煙が垂直に立ちのぼっていく
火葬場の煙突から吐き出されるものよりも弱々しく
煙草の煙よりはずっ ....
地球のてっぺんから
百万発のロケット花火を飛ばして
高原でバーベキューなんかやってるような
さわやかな連中を追っ払ってやりたい
乱暴な音楽が流れ始めたら
ちぎれるほどめちゃくちゃに頭を振って ....
ぼくは
腐った野苺を食べてしまったから

おかあさん

さよならです

片耳のちぎれた野良犬が
悲しい目でぼくを見つめているよ

灰色に濁った
その目の奥から覗き見る世界は
ど ....
朝の七時に電話が鳴るのは
たいていの場合
良い報せではない



受話器の向こう側で
母が

 お父さん、昨日の夜、シンキンコーソクで、


妙に軽やかな声で言った

 ....
塔のてっぺんにある
暗い部屋の
すみっこで泣いてる

よくわからない機械の
リモコンを握り締めて
ずっと泣いてる

何かが壊れるときの音を
上手に真似できる
それがぼくの特技

 ....
君は

言葉を見たか

路地裏の突き当たりの
饐えた臭いのする真っ暗闇の中から
ゆっくりと立ち上がる言葉を見たか

君は

言葉を見たか

見知らぬ星座の片隅に
燦然と輝く小 ....
スローモーションで放たれる
微細なスプレーのように
思念の粒子を空中に固定して
一粒づつていねいに色を投射してゆく
集中力を切らさないように
点と面のそれぞれに
力を加えるバランスを意識し ....
底なしの真っ黒な空に
銀色の鳩が
ゆっくりと堕ちてゆくよ

小さな子どもたちは
遠くに旅立つ準備を済ませ
みんなで手をつないで
風に向かって立っている

大人たちは
かすれた口笛を ....
あの彗星を追い抜くには
おれの命はあまりにも遅すぎる

もっとスピードを

もっとスピードを

摩擦熱で燃え上がって灰になるまで

もっと軽やかになるために
おれは足の小指を切り落 ....
コラボレーションしようぜ
っていわれて行ってみたら
ただのセックスだったりとか
有り金全部花火買って
そのまま公園に捨てたり
タバコの銘柄を気まぐれに変えまくってみたり
目が覚めたら夕方の ....
帰り道が
どこにも
繋がっていなければ
いい

口笛は
誰にも
聴こえなければ
いい

信号が
ずっと
青のままだったら
いい

買ったばかりの
スニーカーを
居酒屋 ....
きみは旋律だ
最初の旋律であり
最後の旋律そのものだ
目を閉じて思い描く光り輝く十字架だ
書き尽された全ての文字を初期化する黙示録だ
星間を行き来するめくるめく通信だ
都市を跳梁するしなや ....
地下鉄のホームで
女子高生がケータイで喋っている
と思ったのだが
よく見てみると 女子高生のように見えたのは
等身大の女子高生型ケータイストラップで
空中に浮いたケータイからは
小さなノイ ....
おれたちはみんな
けっして像を結ぶことのない欲望を
一人で処理する方法を
ビデオから学んで育ち
大人になるまでの
永遠のようなモラトリアムを
飽きることなく
オナニーを続けることでやりす ....
どうせみんな
機械から生まれて
機械に繋がれて
死んでいく


ラヴ・マシーン


メキシコシティ生まれの農夫には
かえるところがない
八戸生まれの漁師には
かえるところがない ....
あおばさんの大覚アキラさんおすすめリスト(94)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
RCサクセション- 大覚アキ ...自由詩116-4-22
あ_い- 大覚アキ ...自由詩3*15-5-7
さきくさの咲く頃に- 大覚アキ ...自由詩9*14-4-14
PINK- 大覚アキ ...自由詩1014-4-5
アーバン・ライフ- 大覚アキ ...自由詩714-3-20
なごり雪- 大覚アキ ...自由詩314-3-19
極私的レコメンド:11人の詩人による11編の詩- 大覚アキ ...散文(批評 ...9*14-1-6
しるし- 大覚アキ ...自由詩613-11-20
driving_alone- 大覚アキ ...散文(批評 ...313-1-14
エキゾチック・ジャパン- 大覚アキ ...自由詩312-12-27
残像- 大覚アキ ...自由詩312-10-9
ゆるやかに- 大覚アキ ...自由詩510-6-2
愛ではなく愛みたいなものさえあればいい- 大覚アキ ...自由詩308-9-17
観光- 大覚アキ ...自由詩408-8-12
×××- 大覚アキ ...自由詩8+08-6-24
ピリオド- 大覚アキ ...自由詩408-5-13
流れ星降り注ぐ静かな夜に革命がはじまる- 大覚アキ ...自由詩7+08-4-22
腐った野苺- 大覚アキ ...自由詩808-3-14
シンキンコーソク- 大覚アキ ...自由詩308-1-29
詩亡遊戯- 大覚アキ ...自由詩608-1-23
言葉を見たか- 大覚アキ ...自由詩1607-12-28
虹をつくる- 大覚アキ ...自由詩207-12-11
おやすみ- 大覚アキ ...自由詩5*07-10-5
猿は彗星にまたがって笑う- 大覚アキ ...自由詩1307-8-29
パーマネントヴァケイション- 大覚アキ ...自由詩307-8-15
今夜、浄正橋あたりで- 大覚アキ ...未詩・独白407-8-9
きみは止むことのない旋律で世界を奏でよ- 大覚アキ ...自由詩407-8-7
dumb- 大覚アキ ...未詩・独白607-8-6
ネオテニー- 大覚アキ ...自由詩207-7-26
ラヴ・マシーン- 大覚アキ ...自由詩407-7-11

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