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● MIDI「初恋」(http://hccweb1.bai.ne.jp/kakinoki/midi/midi032.html)





こゝろなきうたのしらべは
ひとふさのぶだうのご ....
噴水のそばでは
アビリティーが無効になります
仕事の話はやめましょう
大声で電話しながら歩いている人
あなたの内側を掃除したい


 2004年11月23日制作の上記「噴水の話」から、昨 ....
森を出て 信仰をなくした
ひとびとが むれつどって
安息の日を 消費している
ショッピング街に やおら  
慰安のような 綿雪がふる
廃園に またひとつ
石の 虹の種をまく
ふりかえるな 
ほりかえせば たちまちに
そこで ゆめ やぶれさる
階段を さかのぼって
その当時に もどると
親友を 裏切った直後の
わたしが あめかぜに
漂白されて 立っていた
ひろって 交番に
届けてくれた お礼にと
そのひとは せつなく
あまい 夏の思い出の
残り香を わけてくれた
いしを ひろって
とおくまで はこぶ
きみの ぼくのための
ほほえみを ひらくと
かなしみまで とどく
だいじな あやまちを
わすれないように
おしたら すぐ
いたみを おもいだす
ぼたんを ひたいにつける
たまには こちらから
さかびん かついで
向こうへわたる 死者たちと
のみあかすのだ そのまま
帰ってこなくても 気にするな
呪文を となえれば
砂の虹が くずれる
言葉の なきがらを
なきながら ふんで
風の道に とどまる
うじゃうじゃ うまれてくるので
ネズミさんは ふあんになる
いったい じぶんとは なんなのかと
たびにでた やつは ネコにやられたのか
それっきり かえってこない
ごみばこを あさって
まだ つかえるもので
でっちあげる もっと
ぶざまに あさましく
いきるための うたを
おちてゆくとき 全景がみえた
滅びのあとも 日々のいとなみはつづき
死んでいるとも知らずに 人々が暮らす街の
道だけが いのちあるもののように
地平線へ向かって のびていた
毎晩 あらって
ものほし竿に かけておく
毎朝 とりこんで
アイロンを かけてから
戦場へ おくりだす
ひかりの 牽引が
ここちよい 日だった
つむじ風が 花びらを
まとって 帰ってゆくのを
ひねもす ながめていた
灰いろの街の つましい
空をめくり やせた銀の鳥を
調達する 雨の歌の
粉をまぶし 油であげて
こりこり 食べる
ふるさとの 神話の海辺で
焼きトーキビを 泣きながら
ハモニカのように 吹いている
死んだ友だちに そっくりな
ヤギの足をした 少年の映像
いろとりどり まわっている
かざぐるま そのなかに
ひとつだけ うごかぬやつ
ぶつぶつ なないろの
しゃぼんだま はきだしている


*関連作品
縁日の話→http://po-m.co ....
鏡の内部を うろうろ
していたら 自分のことばかり
うっとり 写生する人の 
真ん前に 出てしまった
素顔をみるのは はじめてだった
せかいを 吸いつくそうと
夏の日を 謳歌した
わたしが いっぴき
百科事典の ページのあいだで
つぶれて 死んでいた
風船が 空を
ひきつれて 砂漠を
わたってくる
へんぽんと 春が
ひるがえる
ぼくらは たがいに
記号に すぎないと
了解しあった あの場所で
待っています なんどでも
そこから はじめましょう
都会の夕景を いちまい
めくると 古い柱時計が
ふるさとの 砂山に
なかば うずもれて
幸福な 夢をみていた
毎年、盆と正月の休みに、妻は子どもたちを連れて新潟の実家へ遊びに行く。その日から私は自炊をはじ
める。結婚以来の習慣である。それにはいくつかの理由があるが、もっとも大きな要因は私の特性を、妻
がよ ....
きれいごとを
洗いおとして ものすごく
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よっぱらって 詩を
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色彩論では
まっかな 嘘である
うっかり むかしのと
おなじものを そっくり
はじめと かわらぬ
ときめきで しらずに
かいて しまえること 
わたしの あたまを
からから まわすと
なないろの たまが
さいげんもなく でますが
ぜんぶ はずれです
なにかを そこなうのを
おそれずに いうなら
ことばは わたしから
あふれて わたしでない
もののために かがやく
どこにでも
だれにでも
あるのに
ぼくにだけ ないことの
ほこらかさ
あおばさんのみつべえさんおすすめリスト(51)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
詩人のシノギ(島崎藤村の巻)- みつべえ散文(批評 ...608-5-4
●そろもん(あとがき)- みつべえ散文(批評 ...4608-2-17
そろもん(街の歌)- みつべえ自由詩508-1-23
そろもん(庭の歌)- みつべえ自由詩207-12-23
そろもん(旧校舎の話)- みつべえ自由詩807-9-7
そろもん(遺失物の話)- みつべえ自由詩207-8-29
そろもん(情動の話)- みつべえ自由詩207-8-28
そろもん(危機管理の話)- みつべえ自由詩307-8-24
そろもん(盂蘭盆会の話)- みつべえ自由詩807-8-3
そろもん(幻像の話)- みつべえ自由詩507-6-30
そろもん(哲学の話)- みつべえ自由詩407-6-15
そろもん(リサイクルの話)- みつべえ自由詩507-6-10
そろもん(鳥瞰の話)- みつべえ自由詩1007-6-6
そろもん(家事の話)- みつべえ自由詩307-4-11
そろもん(公園のベンチの話)- みつべえ自由詩1007-4-6
そろもん(ワンダーシェフの話)- みつべえ自由詩407-4-2
そろもん(制作課題実習の話)- みつべえ自由詩407-3-23
そろもん(また縁日の話)- みつべえ自由詩307-3-14
そろもん(フィールドワークの話)- みつべえ自由詩307-3-11
そろもん(いい天気なので本の虫干しをしたときの話)- みつべえ自由詩1507-2-27
そろもん(時節到来の話)- みつべえ自由詩407-2-12
そろもん(スタートポイントの話)- みつべえ自由詩1007-2-4
そろもん(カレンダーの話)- みつべえ自由詩6+07-1-18
そろもん(家庭の事情の話)- みつべえ自由詩707-1-4
そろもん(耳打ちの話)- みつべえ自由詩506-12-10
そろもん(学術の話)- みつべえ自由詩306-12-7
そろもん(野望の話)- みつべえ自由詩206-9-28
そろもん(福引きの話)- みつべえ自由詩706-9-9
そろもん(矜持の話)- みつべえ自由詩206-9-3
そろもん(天邪鬼の話)- みつべえ自由詩406-8-30

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