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往く逃げる一月二月背もたれに寂しくしない三月のうた
お母さんが苺をごはんに炊き込んで「あら、めでたい」とはしゃぐ陽だまり
三月に産まれた人は暖かい手首と冷えた足を備える
目薬をさして ....
日記帳に落とした柿の種挟み僕は昔を思い出します
*
昭和51年の春に生まれた息子を父が将軍と呼ぶ
将軍閣下御年2歳牛乳を飲まないわりにグラタンが好き
....
使いさしのぽん酢を放り投げている 鶏を煮込んだ空は匂うよ
唇が割れてる貴方を想い出しぽん酢の壜に「ごめん」と書く日
ふくよかな犬ばかりいる食卓に黄色いラベルのほがらかぽん酢
ぽん酢か ....
そばに居て二つの顔と二つの手そのうち一つが濡れている人
夕方の始まる前の炊飯器に一年分の水を入れます
雨の降るクリスマスにはざらざらの舌で植木を乾かしましょう
神様の不公平な日の耳元 ....
詩を趣味にして十数年になる。はじめたときは、「これはお金のかからぬ趣味だわい」などと思っていたのだが、続けてみると、意外とそうではない。定量的にはおもわず本を自費出版したことによる数十万の出費があげ ....
さいころで赤い数字を出し続け越後湯沢へファンタジアだよ
鉄道の速さでビール飲んでます 君と同じの胸焼けしたい
体表に雪をひとひら身につけて魚は出逢う 生臭くない
子供だった君は縄跳び ....
まぼろしの握手をすれば手の中に土の味するひまわりの種
夏の夜の平均気温が2℃下がり僕は機械の夢を見ました
青空に君が裸で泣いている 機械の僕は近眼のまま
コーヒーを眼鏡の縁で焙煎し3 ....
硬くなっただんごを2分素揚げして見知らぬ墓にお供えをする
柔肌のわけへだてない膨らみにみたらしだんごそっと置きます
アメリカのだんごは星で出来てると君に嘘つくダンボールの中
海釣りの ....
数式で埋め尽くされている短歌学習帳 静かな生活
繁華街首を絞めあう帰り道一人で買った大学ノート
地下鉄に紙を破って貼り付ける立てないくらい花の色です
すれ違う君が脱いでるスカートのほ ....
赤い犬が夜は黒くて怖いからピアノピアニカ一緒に弾こう
右、ピアノ。左、ピアニカ。僕たちの布団の中は眠らぬ楽器
イタリア語で売春婦さと嘘ついてピアノで作るピアニカのうた
ピアニカに苛烈 ....
謳歌する冷蔵庫の中の牛乳 冷える身体は一人のもので
日曜の午後の桜の眩しさに白昼堂々犬を買います
僕が犬を触ることができるのは夜に牛乳皿を割るとき
君と犬の似ているところ探しては沈む夕日に口笛を ....
あおばさんのりっと(里都 潤弥)さんおすすめリスト
(11)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
三月のうた
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りっと( ...
短歌
2
06-4-16
昭和将軍史
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りっと( ...
短歌
1
06-2-23
ぽん酢
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りっと( ...
短歌
1
05-12-19
ホーリーナイト
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りっと( ...
短歌
2
05-12-3
詩を趣味にして、貴方に
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りっと( ...
自由詩
2
05-10-16
ファンタジア越後
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りっと( ...
短歌
2
05-8-29
キカイのカラダ
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りっと( ...
短歌
7
05-7-26
だんご
-
りっと( ...
短歌
2
05-7-20
短歌学習帳
-
りっと( ...
短歌
3
05-5-7
ピアノ・ピアニカ
-
りっと( ...
短歌
3
05-4-25
優しき弓夜
-
りっと( ...
短歌
5
05-4-10
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