どんな死に方であっても

無駄死にと呼ぶものは存在しない
あの時にその口から

とても聞きたかった言葉

あの時に

だれに聞こえても

かまわなかったのだから

吐き出してしまえばよかった

呟き

しなければ良かった

 ....
通い始めて3年になる

それなのに まだ
一葉の詩も作れないでいる

多くの写真を撮り

数え切れない程の岩や石の曲線を紙に書いたりしたが
学も無く言葉も足りない 私には


 ....
肩すぼめて
背中丸めて
でも 指先だけは
常に軽やかに踊らせて…
そんなにいつも
誰かと繋がっていたいの?
アドレス帳には200人
このうちの何人と
本当に繋がっているの?

電車 ....
礼を尽くして
空き缶をいただく
あなたの日々は
わたしの知らないところで
正々堂々
みずからの命と向き合っている

早朝
髪をかき乱し
欠伸をしながら外に出る
籠にあふれるビールの ....
なんとなく
なんだかな
って 思えるぐらいの
距離にいたいな


そうすれば
てを当てることも
そっとしておくことも
できるでしょ

大丈夫だよ
あなたの手がそういったら
眠 ....
青い空を切り取って
それも丘に埋めたのだ
まるでお前の目のような
きれいに澄んだ青空を
果てなく自由な青空を
閉じたお前の目の為に

春が来れば
硬くお前の口一杯に
詰まった土も温も ....
女ホルアップのそのさきに楽しむ暮らしはあるのかい?

車なしじゃ何処にも行けないオクラホマ州の高校生

親と離れてしまえばお金と移動手段を失ってしまう

女ホルアップのそのさきに楽しむ暮ら ....
私は男なのに大概
女の方から誘って来ます。
いつも受けている。
時々振ります。

基本的に皆断わりません。
自分の方が不利になっても
断わりません。
そしていつも振られます。

振 ....
午後の床 殺意にも似た日焼あと

濡れた戸をひらいて閉じて行き止まり

食べかけの歯型ごと熟れ黄ばみゆく
{引用= 

口を噤んでいたユリの
吐息はひとつ
羽衣をひろげるように
つぼみを といた
 

消え去らぬ
心の蒼いしおりを 想いださせる
白い芳香


純心を乱す 花のかた ....
みちに迷ったことに

恥じ入ることはない

迷わず進めたのは

その道を知るだけの

他愛ない偶然

みちに迷って

涙することなどない

笑いながらすすめたのは

そ ....
明日はもう
ここにはいないし
雨も降りそうだし
こわいから
食べて

そして
明日になったら
明日のわたしを
食べてね
空のピアノを見ましたか

ほら・・、
二重橋のような、おおきな虹のことです

ト音記号と、ヘ音記号のついた
おおきな、虹
ドは、どこにあるのかなって
迷いませんか

ふしぎなことに ....
この映画を観るのは二度目でした。

「父と暮らせば」井上ひさし氏が書いた、もとは舞台作品。

原爆投下の3年後、廣島はヒロシマになり、そこで生きる生真面目な美津江(宮沢りえ)と、原爆で亡くなっ ....
昼下がりのファミレス

奥まったテーブル席
初老の婦人が
ぽつんと一人
一人 ナポリタンの遅い昼食

ゆっくりと彼女は
飲み放題のコーヒーを
啜る
そして 静かな店内に目をやる
 ....
              120913



カロリーメイト大好き!
甘くて脆くて少しだけの噛み応え
何時でも何処でも腹が空いたときには
反省することなく飲み込めますと
喜平さんは思 ....
ブラインドタッチのせせらぎに
あなたが流れている
まぶたをおろして
まるで ひとりでいきているかのように

真夜中の岸辺は
いくつもの{ルビ蹠=あなうら}を傷つけるという母のおしえが
 ....
大学合格の連絡をうけて
「おめでとう」くらいしか言えない僕です

嬉しさのかたわらで
ひっそりとたたずむ淋しさを
どうしても感じずにはいられない

卒業式は三月

けれど何かを卒 ....
一生 それは現実
今あるものは 今しかない
明日 死んでるかも知れない
そんな現実と裏腹に
今を大切に生きて行く

全身の毛穴から
二酸化炭素が放出されてる
鼻息荒げながら
目ん玉剥 ....
母曰く福島産は老人が食べればいいと悲しかりけり 料理によって人を救った。
嬉しい。上手くできた。
誕生日にプレゼントする。
喜ぶ顔が見たい。

苦しんだが良い事をしている。
手紙を添えて
愛情添えて
笑顔を添えて

僕を信じてく ....
秋の蝉東京事変聴いている {引用=



 掠れた息をつくように
 ベッドにそっと
 言葉にならないものを吐いたとき
 その言葉にならないものはすぐ露のように朝の陽にきえた

 あの日のあの雲にはもうであえな ....
いわれの無い 悲しみは
こどもの頃の 押入れの匂いがするから
布団のすきまに押しこんだ
この目は きっと赤

ともだち
と いう響きの電話の声が
「いまから 出かけない?」と ....
浴室にこおろぎがいた

おまえ、どこから入ってきた?
こんなところにいたら
いずれ泡にまみれて死んでしまうよ
ここは地獄のお湯屋だよ
どこの世界にも
ちゃんと生きているつもりでも
なぜ ....
{引用=パラダイス通信}
サントスのタコスは那覇イチおいしい
のが当たり前
半世紀以上やっている
私も6回ぐらいは食っている
親戚だから
サントスじゃない親戚が食え食え言うし
トルティー ....
休暇明二重まぶたになっている
かまきり が袖を引く
貧弱な鎌をカフスに突き立て
出勤する私を引き留める
そんな鎌じゃ 草も刈れまい
まして人間なんて 狩るもんじゃあ ないよ
生地がいたむから 
その鎌 どけておく ....
真夜中
娘の背中をさすりながら
ただ一心に祈る

他に何も要らない
何も要らないから
ただこの子の咳を治して下さい

今この瞬間にも
地球上のどこかで
同じように子を抱きながら
 ....
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13739)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
死に方- HAL自由詩4+*12-9-15
愚かしい- 芦沢 恵自由詩14*12-9-15
渓谷の一葉- ぎへいじ自由詩9*12-9-15
忘れもの- 夏美かを ...自由詩16*12-9-15
むきあう人- 乾 加津 ...自由詩24*12-9-15
しずかなおもい- 朧月自由詩7+*12-9-15
兵士の為のピエタ- salco自由詩19*12-9-14
まぼろしの女ホルアップ- 吉岡ペペ ...自由詩212-9-14
私の恋愛- ペポパン ...自由詩9*12-9-14
午後の床- はるな川柳312-9-14
失楽の花- 月乃助自由詩10+*12-9-14
落ちる- 芦沢 恵自由詩15*12-9-13
たべて- はるな自由詩512-9-13
空のピアノ- たま自由詩30+*12-9-13
シネマレビュー「父と暮らせば」(ネタバレあります)- そらの珊 ...散文(批評 ...6*12-9-13
ファミレスの孤独- ……とあ ...自由詩19*12-9-13
喜平時- あおば自由詩8*12-9-13
真夜中の岸辺- 伊月りさ自由詩9*12-9-13
「卒業する」- ベンジャ ...自由詩412-9-13
蛞蝓(なめくじ)- TASKE自由詩212-9-13
放射能- ペポパン ...短歌8*12-9-12
別れても好きな人- ペポパン ...自由詩9*12-9-12
秋の蝉東京事変聴いている- 北大路京 ...俳句9*12-9-12
失語症から- 石川敬大自由詩28*12-9-12
つじつまの虹- るるりら自由詩24+*12-9-12
こおろぎ- そらの珊 ...自由詩2612-9-12
せんだのギャグはどっかよそでやれめんそーれ- salco自由詩6*12-9-12
休暇明二重まぶたになっている- 北大路京 ...俳句5*12-9-11
かまきり- りす自由詩16*12-9-11
天使の祈り- 夏美かを ...自由詩28*12-9-11

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