眼が在り映り凝視し続ける眼に
脳裏の戦場の消えない殺し合いか
眼前の草むらの子供らの激しい絡み合いか

展開され焼き付けられるその光景

草むらの草いきれも
左足にぐるぐる巻かれた包帯の ....
デートの日急な用事で駄目になる雨降りそうな心の景色

僕は今冬と春の間にいる中途半端な生ぬるい風

神楽見て昔の景色見え隠れ殻を破ったスーパー神楽

桜から魅力が溢れ出ていると周りから聞こ ....
見えていないから指先に触れて
輪郭を描く
知りえないものを
自明と思い込み
書き足さなければならない線など
もうないと
絵の具を塗る
好きな色
みなさんにお馴染みの色
私だけに
見 ....
こどもが陽に反射してきらきらひかっている。よく見るとセーターに縫い付けられたスパンコールがいちいち光を跳ねかえしているのだった。
切花の世界は春を迎える。ラナンキュラス、チューリップ、スイトピー、ア ....
 
 
辞書に雨が降り
やがて水溜りができた
海と間違えて
文字たちは泳いで行ってしまう
僕は代わりに
いつか拾った流れ星を挟んでおいた
柔らかいものはみな
今日は朝から倒れている
 ....
ジャズを聞きながら
君に手紙を綴っていたら
知らぬ間にアルファ波が
出ていたらしい

気がつくと
時計の針の30分が
あっという間に過ぎていた

願わくば
退屈で長い1日よりも
 ....
深く森の闇の香りがします
行き過ぎてゆく人に言葉をかけたりします
つまらない世間話ですけれども
視線はいつも痛いものです
いくどもえぐられているような不安定な
でもそれが欺かれていた ....
撃鉄を起こし引き金を引いた
でももう弾は残っていなかった
 
 
店員さんが運んできたコップの中に
凪いだ海があった
覗き込めば魚が泳いでいるのも見える
こんなにたくさんの海は飲めそうにない
先ほどの店員さんを呼ぼうとしたけれど
彼女なら里に帰 ....
感情が歩けないまま暮らしてる

あの海へ静かに向かう白い雲

欲しいもの沢山あって、悲しくて

きみの紙ひこうきが未だ刺さってる
ドアをあけると天気雨
さぁ行こうかじっとしていようか
見上げるとうっすら虹が
描く頭のなか心のなか
ひととき呆然虹色に染まり幸せの予感
雨はつうつう降っているけれど
さぁ出かけよう歩いてい ....
俺って
私って
芸出作品?
神様の創ってくれた

だからイケメン
だからイケウーメン

だから俺ってかっこよくて爽やかで
だから私って化粧品なんていらないくらいの美貌なの

悪い ....
晦日の夜に
透空遥か、星瞬き
シリウス、ベテルギウス、プロキオン
冬の第三角を壮大に結び
除夜の鐘待つ街を照らす

燦々と光ふるふる新年に向け
透空遥か、星々の輝く
頭上にはきらめく星に満ちた夜空があり
その夜空へと向かう銀の螺旋階段があった

その螺旋階段を
のぼってゆく二人がいた
それもワルツを踊りながら
くるり くるりと
軽やかに優雅にのぼって ....
隣家の屋根から翼のような雲が見える
朝の微睡みから覚め
膝に居座る悪夢が霧散するまで
蛹の時間
軒の氷柱の光の粒は 
瞼につめたいやわらかな真珠
木々の梢を半ば強引に愛撫する風
その風に ....
  旅


こころは
しらないうちに
旅に出る

笛のねに さそわれて
むかし 人びとがすんでゐた
海辺の村で
潮風にふかれてゐる

いつになつたら
かへつてくる ....
ふっと森の脇道に
消える女の
コートの裾が引き摺られ

土煙上がり
瞬間の
狂騒に黒い幹がそそり立つ

森はやがて雨に濡れ
ひっそり静まり返っている
さむい朝
世界じゅうで息は吐かれて
甘い詩をなめて生きていくの
といった
彼女が死んだ
僕の経営するさみしがり屋は年中無休だよ。
店先にちょこんと座り、君が来るのを待ってるよ。
切り分けた林檎が赤く錆びていく

季語は冬午前の雨にやぶれ傘

転んだよ雨の泥濘寒い空

転んでも直ぐ立ち上がる道師走

新年が来ても無口はかわれない

餅喰って喉に詰まらすお年頃 ....
吐く息は気体になった私です

人間と機械のあいだに吹いた風

未来には、今より多い過去がある

誰もみていないテレビが寂しそう
青、
樹間に揺れ
白い巨鳥、
羽ばたいて
僕は行く
天に呑まれ

光の矢、光の矢!

蒼穹は割れ
漆黒の宇宙が唸っている
よく気にくわないものがあれば
重いとかウザいとか
軽々しく口にする阿呆がいるが

生きていく上で
大抵のことは
重くてウザいものだ

それを覚えておかないと
いつかバチがあたるよ
 ....
荒波白波 眼底痛
堪え堪えて書いて書く
笑っておくれよ、地蔵虫
少しの集中で火を噴く目ん玉
だから書けるうちに刻み込む

生きているから痛いのさ?

そんな生半可な答えでは納得せぬ
 ....
大好きなポン柑を想うテーブルを三色ゆたかな食卓にする 目と鼻の先だからと油断しちゃいけない。
象の目と鼻の先って、結構なかなか遠いよ。
真夜中を折り返す靴下に
冷たい指を隠して座った

追われているような気分
追いかけてるような時間

迷路を抜け出す道がない
その胸の果てはどこなの

ススキが揺れて手を振り
さよな ....
無数の
真っ白な天使が
堕ちくるころ、想う、

あの夏、あの島で
透明な波の下、泳ぐ
ひとりきりの人魚の微笑みを。


雲の上に
漆黒の、帆船が、飛んでいる、

自由さがす百舌 ....
幸福を満載に積んだトラックも
ガタガタの悪路を走っていたら
荷台から落ちるよ
幸福は縛り付けておけないからさ

人は誰でもするよね

誰かと自分を比較したら
自分は幸せだって
でも
 ....
地球人という名の宇宙人

ねえ、気づいてる?

たまに飛行船を飛ばして、
地球っていう星の監視にいきます

地球人はとてつもなく、
愚かで醜くそして無能だ

ねえ、気づいてる?
 ....
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13739)
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露呈(改訂)- ひだかた ...自由詩920-1-21
魅力- 夏川ゆう短歌220-1-21
着色- Lucy自由詩8*20-1-19
切花の春、時期、花瓶をあらうのこと- はるな散文(批評 ...420-1-14
しおり- たもつ自由詩1220-1-13
純粋な時間- 服部 剛自由詩820-1-11
杳香- ナンモナ ...自由詩7*20-1-10
殺意- HAL自由詩7*20-1-10
ランチ- たもつ自由詩1520-1-5
歩きかた- 水宮うみ川柳2+*20-1-1
大晦日の虹- 灰泥軽茶自由詩220-1-1
自惚れの戯言なんて- こたきひ ...自由詩220-1-1
晦日の夜に- ひだかた ...自由詩419-12-31
星空への螺旋階段- 塔野夏子自由詩2+*19-12-31
201912第五週詩編- ただのみ ...自由詩3*19-12-31
旅・遺作- 石村自由詩19+*19-12-30
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彼女- はるな自由詩619-12-30
さみしがり屋- クーヘン自由詩12*19-12-29
十二月に十七文字- こたきひ ...俳句5+19-12-29
この固体- 水宮うみ川柳1*19-12-28
蒼穹- ひだかた ...自由詩619-12-28
バチ- HAL自由詩7*19-12-27
疼痛宿痾- ひだかた ...自由詩519-12-26
すみれ日記- もっぷ短歌219-12-25
- クーヘン自由詩5*19-12-24
wasteland- ミナト ...自由詩319-12-24
寂しい空に(聖夜礼賛)- 秋葉竹自由詩619-12-24
幸福を満載に積んだトラック- こたきひ ...自由詩919-12-24
地球人へ- 都築あか ...自由詩119-12-24

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