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小学生になった子供の頃
よく新聞に挟まれてくるチラシの裏に地下世界を書いた。
それは壮大な地図で
地上世界の下にもう一つの世界が ....
すばらしい
愛を見つけた
このため僕は
幸福だ
春も来た
桜の季節
このため僕は
幸福だ
愛のこと
を歌っている
このため僕は
幸福だ
夢のよう
に感じている
....
高い所や高級な場所が好きになれなくて
そんなところに行くことはなかった
それはぼくのわがままで
そんなわがままに象徴されるぼく自身が
宇宙レベルのまちがいでもあったのだ!
....
{ルビ井桁=いげた}{ルビ出歯子=でばこ}の独白
かあ{ルビさま=ファワ}、親とは
生{ルビし=フィ}た子に指を食べ{ルビさせ=ファフェ}るのではあり{ルビませ=ワフェ}んのか
....
雨と風が共謀して
世界を動かそうとしていた
食いちぎられそうな木々が耐えていた
ヒトがつくったものたちは
ごめんなさいとたおれてた
そこへ小さな四輪が
ふらふらふらふら走ってた
....
降りしきる雨に打たれてブラジャーが肩ひもなしのタイプと知った
単純な方法に慣れて親しんでいたおれには、この街の未来がありありと見えていた。ありとあらゆる工場は廃墟と化す前に打ち壊されて、その代わりに実体のない紙幣に踊らされたモラリストたちが残飯を食ったりするレ ....
ねぇ あなたは柿好き?
わたしは嫌いだったんだよ
むかし 田舎から送られてきた
柿を ひとりで食べ過ぎて…
おなか壊して 三日寝込んだ
たかが柿って あなどれないよ
それ ....
虫の音高い十四夜 小さきもののいのちの炎高く燃え
心と月を狐色に焦がす
月の盤 地の良き声を反響す
清き心で詩い得ば 虫の声に我の声も混じらむ
月詩う夜
静けさまさり ....
道路の真ん中で寝転ぶ事に
こんなに開放感があるなんて
知らなかったよ
何かを見たり見なかったりで
ぼうっとしてる私を
見知らぬ誰かが続々とまたいでいく
この歩行者天国は一方 ....
激しい雨音が心臓を掻き消して
夜の中震える僕を殺した
居なくなれないのは
幸せなことだろう
嘘が空に映って
哀しいことは忘れていくだけだ
流れる時間と
摩擦していく昨日を
毎日が死 ....
最近付き合いが良くなった。
気も遣える様になった。
少し許してもらった。
嬉しかった。
待つことを覚えなくては
人が心を開くまで
じっと耐えて待つ。
いつも心と愛情を持って
慌 ....
もしもツバサがあったなら
あなたのところへ
飛んで行けるのに
もしもツバサがあったなら
あなたのところへは
飛んで行かない
背中にツバサを背負った姿で
....
薬が旨い
1.取り戻す気持ちで目立つ銀杏の葉弱気日の本紅葉すめり
2.満足の死出の旅路を見送れば我夢に生きて死を恐れず
3.たかが鳥されど我が子の代わりだよ亡くなって分かる愛しさよ
4.黄砂舞 ....
マカロンをもらった
もらいたくもない奴からもらった
カラフルでやわらかくてかわいらしいマカロン
もらいたくもない奴からもらったのに
カラフルでやわらかくてかわいらしいマカロン
そして俺は負か ....
ミラーマン
キラキラ光る
お友達
なんだか ちょっと
ミッキーマウス みたい
そう言うの あったよネ
最初と 最後の 文字で
人は 勝手な 判断を する
脳内変換をして
....
ハムスターは耳がいい
ささいな音も知っている
がじがじ がじがじケージをかんで
えさよこせ
えさよこせ
飼い主はねむってる
飼い主は怒ってる
飼い主は ナイテイル
やれやれ ....
共産党
党首選びを
ジャンケンで
今すぐやれば
盛り上がるぞ
社民党
党首ヌードを
晒しても
マニアにだって
キツいかもよ
余裕出て草花よく見癒されて
大きな鬼と琵琶湖に入りブラックバスを食べ尽くす
異常心理分析官を憐れむ歌 ホ短調で唄う
出ていけよ!義母まり子を押すはずがバランス崩し2人ベッドへ
倒れたとき美彦の手が義母まり子の右胸に触れビクッと反応
鎌を持ち稲を刈る
コンバインが入れるように
田んぼの四隅を 大きく刈る
いろんな形の田んぼ
とにかく 鎌で刈る
雨が降りそうなので
ブルーシートも 持って行く
雨にぬれたら 機械の中 ....
「秋のわたしは」
木の若芽
わたしは秋になるときまってしその花になります 和のハーブ
わたしは十五夜のころなんとなくかつらの木になります 甘い樹
そろそろ ....
猫は一日
ひがな一日丸くなり
日だまりの中で丸くなり
屋根の上で丸くなり
塀の縁でも丸くなり
玄関口で丸くなり
自動車の下でも丸くなり、
部屋の温もりに丸くなり
タンスの上で丸くな ....
最近ついてなくて……
電話口で友だちにぼやいていたら
私の運勢を
四柱推命と六星占術で調べてくれた
それによると
来年から運気が上昇するらしい
今までの努力が認められるというのだ
....
詩は暇つぶしだと言ったら
あなたは怒るだろうか?
だけど 考えてもみてくれよ
暇のない人生というものを?
詩のなかで
説教を垂れるのもいい
悪態をつくのもいい
泣き崩れる ....
一枚の紙の軽さを想う
一冊の本の紙の重さを想う
数冊の本の紙の重さをさらに想う
いつしか私自身の重さを軽々と超えていく
一枚の紙の厚みの薄さを想う
一冊の本の束ねられた紙の背表紙の厚 ....
連れられて来て
放たれて
追いかけられて
追いかけられて
すくわれて
入れられ
揺すられ
揺すられて
閉じ込められ
名前を付けられ
見つめられ
見つめられ ....
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