僕は今日も街へ出かけた。人出は昨日とは変わって、少なかった。連休も終わりになると、出かける気力もなくなってくるのだろう。僕も、そこで何を買うのだということなどを、あまりもう、思わなかった。しかし、じっ .... もし、汝のこころが
本気なら
少々の障壁はもろともせずに

なんのこれしき

{ルビ空=くう}へ向かって、越えてゆく
夏の終わりの港で
堤防にひとり腰かけていた

(このまま海をずっとゆけば
 世界の何処へでも辿り着ける) と

ひとり言は港に置いて
堤防から下りた僕は
歩き始める

やがて秋めい ....
{ルビ古=いにしえ}の詩を{ルビ嗜=たしな}みつつ 
酒を呑み
体なきひと、我に語らん
 今夜の夕食は久しぶりにカレーだ。レトルトのカレーをたくさん買い置きしてある。何日か続けて牛ハラミの焼肉を食べたので、牛肉を食べるのは一日おきにしようと思う。
 牛ヒレ肉の切れ端を接着した加工肉のス ....
45歳と言わず
いっそのこと
50を越えたら
注射して眠らせちゃえば
良いんじゃないだろうか?
そうしたら
必死で生きるか
どうせ50迄だから
のんべんだらりと生きるか
二極化するん ....
西の空はコバルトブルーの残照だった
東の空には大きな満月が赤々と昇り
この地には不適応な僕が未だ息して
途方に暮れた名無しのまま
遠い記憶の余韻に包まれる

光、宇宙から放射され
万物、 ....
夜のもの夜にしかない星空の悩みの中で生きる人々

新しい結婚式場次々と式を挙げない若者多い

文通が何十年も続いてる子供のことや世の中のこと

作ったことない料理にも挑戦し失敗と言える失敗 ....
箱買いしたカフェ・ラテも切れたし
麩菓子を買うお金も無くなったので
スーパーで製氷機の氷を
分けてもらうことも出来ない
また生温かい水道水と
電子タバコだけの
侘しい生活に逆戻りだ
カフ ....
二〇一七年十月一日 「蝶。」


それは偶然ではない。
偶然ならば
あらゆる偶然が
ぼくのなかにあるのだから。


二〇一七年十月二日 「「わたしの蝶。」と、きみは言う。」
 ....
ほおにあの子の、爪痕が残る夜



雨の国道に、紫の猫をみたような



寝室の前で哭いている猫



女の夢を知らない、男は火傷する



冷たい ....
 

さてもさても
今宵も意味のないものを書いた
かと自問してみると
どこかからそんなことはないよと
聞こえてくる
耳鳴りだろうかそうかそうか
捨て置け捨て置け
思いながらも

 ....
晴れた日の海のような青
遠い島まで泳いで行けそうな空

台風の落としものを拾う子ども
背中には
期間限定の羽

台風が去った朝に
台風の行方を考える
身軽なようでいて
実は
ひと ....
しずしずと夜が明けてゆく
早朝からクラッシックを流している
近所迷惑な騒音の確信犯だ
ただのPCスピーカーだけど
サブ・ウーハーを備えているだけあって
ハーマン・カードンの電気クラゲは
か ....
僕は生きていることで、何もすることなく流れていく日々の中だ。寂れた、遠くに感じる、ビルの空。僕は、そんな、日々だ。冷えた風に秋を思わさせられた。何かが、誰かの横顔に見えていた。目の前から車が水しぶきを .... 不意打ちだった。
新しい科目でいきなり3人グループになるように指示があった。
私は仲のよい人が一人もいないので、誰ともグループになれなかった。惨めだった。
普通はこの惨めさを死ぬほど味わいたくな ....
秋口が開き
無辺の静かさ、響く
赤々と彼岸花咲く土手の向こうから
手招きするように
ゆっくりと、ゆっくりと

)もうはっきりとは
)思い出せない過去がある
)色褪せながらジリジリと
 ....
巨人の頭蓋の内側で
天井画を描き続けている
孤独なロウソクのゆらめき
舌の閃き いのちの虚飾

わたしたちは互いの羞恥をめくり合った
どの顔も黒焦げのまま燃え残りくすぶり続け
追慕は灰の ....
静かな頭蓋のなかで
記憶は波だつ あらゆる襞へ
あらゆる層へ
その波たちは伝わってゆく

記憶はささやき
記憶はつぶやく
かたちを持った あるいは
かたちを持たない
出来事のこと 出 ....
一夜明けたら昨日となんにも変わらねぇ自分がいた
もしかしたら微妙には変化してるのもわからないけど

一夜明けたら目が覚めた
俺は夜型の生活してないから
それは当然なんだよな

一夜明けた ....
秒速2m
まだ来ない夜明け

一日ごとに
増えていく知識

一秒ごとに
尽きていく命

得たものはいつでも
失ったものに釣り合って
途方に暮れる

秒速2m
夜明けが追い越 ....
キミが悲しい気分になったら、昼でも夜でも、

満月が現れ、キミを応援する

キミがなんだかやる気がないとき

十匹のオオカミが現れ、キミを囲んで遠吠えをする

とりあえず、そんなシステ ....
KAMAKIRIの雄に生まれなくて良かった
KAMAKIRIは雌と雄が交尾した後
雌が雄を食べてしまうらしい

俺がもしKAMAKIRIの雄に生まれてしまったら
一生童貞通さなければと思って ....
秋の雲は美しい

どこまでも高く
澄み渡る青空で

自由自在に姿を変えて

行く先などを問うのは
野暮というもの

その千幻万化する神ごうしさは
天空に住む神の一人というあかし
 ....
G線上のアリアを聴きながら
過ぎた日の思い出に
想いを馳せる
君は今、何してる
コロナ禍の元
遥かソフィアの空の下で

君の視線を
懐かしく思い返す
君が差し出した
暖かな、一杯の ....
降り止まない雨が
心の奥底に言葉を溢れさせ
魂の隙間から
零れ落ちるような光滴たち
無数に煌めき散逸する
終わらない旅路の果てに
訪れるもの一つ
想い描けないなら
何億もの地上の眼を掃 ....
世界中で
自称詩人排斥の動きが
高まっている
世界の混乱の全ての元凶が
自称詩人にあると主張して
欧州で支持を伸ばしている
ナチョスがついに
イギリスを除く主要各国で
政権を奪うことに ....
夏の終わりが訪れた
これから季節は
秋から冬へと加速してゆく
風を涼しいと感じられるのも
今のうちだけだろう
電子タバコの煙を吸い込んで
白い煙を口から吐き出す
アルカロイドが血液に溶け ....
河の奥底から夜星を見上げる

闇の中に浮かぶ他者の琴線が

視界に流れ来る気がして空を掴んだ

幾つかの唄が鼓膜を震わせた


離れていても貴方を想おうと

世界の底で沸き上がる ....
左心室から流れた希望は絶望になって右心房に帰る
こうして人生は循環し、いつまでも未完なままだ。
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13739)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
菓子を食べに- 番田 散文(批評 ...121-9-21
- 服部 剛自由詩221-9-20
晩夏の夢- 服部 剛自由詩221-9-20
或る夜の対話- 服部 剛自由詩221-9-20
貧乏詩人の食卓- ジム・プ ...散文(批評 ...5*21-9-20
人生定年制Ⅱ- 花形新次自由詩121-9-20
ゴール- ひだかた ...自由詩5*21-9-20
結婚式場- 夏川ゆう短歌421-9-20
貧乏詩人の生活- ジム・プ ...自由詩3*21-9-20
詩の日めくり_二〇一七年十月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩13*21-9-20
魂を棄てた猫は、言葉が喋れないんだぞ- 秋葉竹俳句221-9-20
あいわず- AB(な ...自由詩121-9-20
茄子の花- そらの珊 ...自由詩13*21-9-20
詩作は継続してゆく- ジム・プ ...自由詩4*21-9-20
ある秋の一日に- 番田 散文(批評 ...121-9-20
看護学校日めくりカレンダー__振り返り- 杏っ子自由詩221-9-19
秋口- ひだかた ...自由詩421-9-19
最初から灰だった書物へのオマージュ- ただのみ ...自由詩3*21-9-19
記憶波- 塔野夏子自由詩5*21-9-19
一夜明けたら- こたきひ ...自由詩121-9-19
ねむる- TwoRivers自由詩14*21-9-19
System- 墨晶自由詩3*21-9-19
KAMAKIRI- こたきひ ...自由詩221-9-19
秋の雲- st自由詩321-9-19
愛しいイザベラへ- ジム・プ ...自由詩2*21-9-18
湧出- ひだかた ...自由詩821-9-18
杉浦千畝- 花形新次自由詩1+21-9-18
この黎明の闇の中で- ジム・プ ...自由詩2*21-9-18
再起の夜に- 自由詩221-9-18
循環希系- 杏っ子自由詩221-9-18

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