高い高いをされてる時が
一番高い時だった
何よりも誇らしい時だった
もう僕を持ち上げられない父が
故郷に帰る段取りを心配している
ぶつぶつとうわ言のように
出鱈目な記憶を繋ぎ合 ....
童貞きどってるやつ 二人子がいる ランナーがいるとヒットは打ちやすいむこうはチャンスこっちはピンチ 夕方のバウムクーヘン

夜10時のナポリタン

そのあいだに

息つぎに忙しい水泳のように

祈りや移動や鍵置きやメール


どんどん近づいて

どんどん過ぎてく


 ....
アデューという
 言葉が浮かび 調べたよ

きみとの絶縁 考えてたとき


 {引用=※アデュー …フランス語で長い別れを意味する、さよならの挨拶}
鳥はなぜ逃げない


足下に 跳ね回る

逃げないが 近寄らない

近寄らないのに 逃げもしない

小さな雀



鳥は なぜ逃げる


逃げるのに また舞 ....
四角い窓から明かりが差し込み
それはとても眩くて暖かくて
サッシ越しに季節が変わるその瞬間は
希望を見出してくれているようで
やっとのことで精神の崩壊が止まった気がした

貴女は貴女のまま ....
雪に埋もれたまま青く影を落とし
家々は俯き黙祷する
気まぐれにも陽が歩み寄れば
眩い反射が盲目への道標

抱擁されるまま

冷え切った頬が温もり
辺りに耳が開かれるころ
頭の後方 梢 ....
困難を乗り越えて来た神様に

 ためされている と気づく目ざめ
 
過去にとらわれた方は、遠い目をしてはります

未来にとらわれた方も、遠い目をしてはります


そして現在にとらわれた方は、白昼夢をみてはります




 
       冬がひきこもっていた
       クローゼットを開け放ち
       ハンガーにヒヤシンス
       春のドレスが花ひらくを待つ
       頼りなげな薄手 ....
ためらいをすすいでもなおしがみつく なめらかな背にきょうも日暮れる 陽と月の長さをわけるいとなみを あしをそろえて外をみていた

群衆のみている色のはんたいのいちばん端に紐をゆわえる

日のくれるながさに臓のかたむきをあわせひそめる影のようになる

う ....
何処よりも早く
咲く花を見たくて
何処よりも早く
鳴く鳥を見たくて

僕ののどちんこは
大陸から張り出して
しょっぱい声で
波を歌い続けている

賑やかな言葉は
トンネルの闇 ....
親はいないのか
捨てられたのか
たかいのか
ふかいのか
風がきつい
まぶしい
今日の空
ひとのかたちで
風に捨てられて
おまえは
なんていう名の雲か
太郎か、次郎か
花子か、雪 ....
外国の人のふりして片言で話したほうがモテるみたいだ ねぇおじさん。

どうして人は孤独になるの?



それは、孤独を感じるほどの、

ぬくもりを知ってしまったからさ。



どうして人に孤独があるの?



それは、き ....
遮光カーテンの向こう側に目を細める


変形した足 破れた皮膚
珈琲一杯


二杯目で手帳を開いた
洗濯機の回る音はリズミカルでB5ノートの白銀を走るペンも軽い、

ペンの走る音は ....
死んだ魚の隣で
ビニールの袋の中で
スケルトンな体をくねらせて
白魚は泳ぐ
その臓器の あまやかなピンク色は
ゆるされている時間の刹那を泳ぐ

なにやら虚無からの出立や  ....
ごすいって
ひすいに似たような

たおやかに
睡り続ける
午後
もくもくと
宝石になる練習をしよう

纏足の爪先から
あたたかな成分が溶け出していく
あらがえない{ルビ麻薬=レ ....
国家 ってさあ

メカニズムだって思わない?

駆動の為の個々人にはさあ

罪がないらしいんだって

性善説って云うらしいよ

だけどさあ

動き出すと全体として

どうに ....
のどが痛かった。激痛レベルだった。痛いところがあると身動きのとれなくなる自分がいた。

ベッドで薄暗くからだを丸めながらのどの痛くなかったころの自分を思い浮かべた。

英雄色を好む、あのころ自 ....
ソリティア
白は孤独
白は正しく
やがて 汚れる

自分を守れ

私は言いたい

逃げて
逃げて
ぶざまに
転んで

泥だらけ
スーツも何も
あったもんじゃ
ないん ....
あなたは眼の前で
ひとがひとに殺される所を視たことがありますか
ぼくは一度だけあります
そこはサイゴンの中央広場でした

それは公開処刑でした
若い女性で南軍からベトコンのスパイとして
 ....
「途上にある者」


われわれはあなたへ向かっている
神よ、あるいは名も無い者よ
あるいは不在の者よ

古代の人間が考えた神話の神々
もうお呼びじゃない
怒りの神、復讐の神、審判する ....
自分や自分の愛する人が
明日隕石に当たって命を落とすとは
恐らく誰も思わないだろう
だから
いつも通り私達は
目の前の人にお休みを言って
今日という日を
当たり前のように見送る

あ ....
1月の曇天は、この田舎町に

たくさんの雪うさぎを放ちます。

最近は、昔ほどは多くはないけど

それでも今年も雪うさぎが放たれました。



雪うさぎたちは、放たれた ....
ブランコを欲しがったのは私
それを父にせがんだかどうかはおぼえていない

どうだ こんな大きなブランコ
どこにも見たことないだろう

校庭にあるブランコよりも
はるかに高い木の柱と
長 ....
朝がやってくる
風がやってくる
音がやってくる
虫がやってくる
雨もふりかかれば
猫もやってくる

人がやってくる

外へ広く放たれた
寛容な空間だった

祖母が景気よくぞうき ....
あ   な た    
            の   首   を
 
                      絞めて



押 

  し 花   ....
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13736)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
高い高い- たもつ自由詩1213-2-25
童貞きどってるやつ_二人子がいる- 北大路京 ...自由詩513-2-25
チャンス- 北大路京 ...短歌313-2-25
夕方のバウムクーヘン- 吉岡ペペ ...自由詩513-2-25
学んでないのに知っている- Wasabi 短歌413-2-25
ひとつまみ- 芦沢 恵自由詩20*13-2-25
冬の終わりに/いつか見た夢- 岸かの子自由詩513-2-24
永久の瞬- ただのみ ...自由詩27+*13-2-24
闘志- Wasabi 短歌113-2-24
とらわれた方- 殿上 童自由詩22*13-2-24
ヒヤシンスクローゼット- 石田とわ自由詩12*13-2-24
ためらい- はるな短歌113-2-24
群衆- はるな短歌313-2-24
半島- nonya自由詩15*13-2-24
雲の子- たま自由詩40*13-2-24
- 北大路京 ...短歌613-2-23
孤独ってなーに?- 元親 ミ ...自由詩15+13-2-23
三杯の珈琲と靴擦れの老人- ぎへいじ自由詩15*13-2-23
やみつき- るるりら自由詩9+*13-2-23
午睡_或いは崩れ落ちる砂の壁- そらの珊 ...自由詩24+*13-2-23
♪こっかこ〜ら_こっかこ〜ら_コラ!_のもうよ_冷たく冷たく ...- ドクダミ ...自由詩2*13-2-23
スピンオフ- 吉岡ペペ ...自由詩513-2-23
ソリティア- umineko自由詩9*13-2-23
許されない好奇心- HAL自由詩9*13-2-22
群青三月の課題詩「愛」__「途上にある者」- 木原東子自由詩7+*13-2-22
奇跡が連続するキセキ- 夏美かを ...自由詩21+*13-2-22
雪うさぎ。- 元親 ミ ...自由詩1213-2-21
父のブランコ- Lucy自由詩23+*13-2-21
縁側- そらの珊 ...自由詩16+*13-2-21
押し花- 川上凌自由詩5*13-2-21

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