にわか雨が去ると
真冬の風が通りみち
樹木も人も躰を震わす
「バーイ!」
「バァーイ!」
交差点の娘たち
無敵の若さにさざめいて
もっと綺麗な明日に生きる
ヒラヒラと手を振って
ひと ....
ママは 青汁の味がする
時々は トマトジュースの味がする
ママは 玄米の芳ばしい味がする
朝食は 納豆の糸が引く

ママは ほうれん草と水菜を主食にしている
おかげさまで 7・8センチまで ....
 頬杖をついたら
 鼻から、鉛筆が生えてきた

 ため息をついて
 窓越しに雨空
 眺めてる暇があったら
 詩の一つでも書きなさい、と

 僕の鼻毛が、
 ニョキニョキと太くなって
 ....
まだ腕時計のない頃
パスカルはいつも左手首に
小さい時計をつけていたという

一枚の額縁の中の、夜
机上のランプに頬を照らされた
パスカルの肖像は
銀の時計をそうっとこちらに見せて、云う ....
時計の一秒ごと刻む音が心臓と共鳴する
進んでいるのは過去の堆積
動いていない僕の胴体を切り刻む

未来は音を編んでくれるだろうか
帰納法を後ろ盾に布団を被り
証明書のない契約に親指を赤 ....
鳥でなければ見たことのないはずの景色を
夢で見た

子どもの頃なら
空を慕った記憶はある

宇宙からの信号は
生まれた日から
届いていたのに
地表に張り付いたまま
私の未来は区切ら ....
心空なり
空蝉は

言葉忘れて
ことば吐く

家は遠くに
あるけれど

我が身をおける
術はなく

故に
心空なり
空蝉は

言葉忘れて
ことば吐く
嘘をついた少女の

大きな大きな麦藁帽

忍びよる

  祈りの歴史
僕には彼女がいなかった
今日電車で
後ろに立っている女の人の鼓動を感じた
僕の背中で


そんな短い瞬間が少しだけうれしい
こんな寒い冬なのだから
この間は
ある人のコンサートで ....
のに
はいらない

誰のせいに
何のせいに
したって

自分の道は
自分独り

せっかく
もいらない

誰に期待
何を期待
したって

彼らの道も
それぞれ

 ....
生きる理由を探していたら歳を食った
疑問符にこだわっていたら嘘に取り巻かれた
嵐のような風が吹く12月をあてどなく彷徨い
街の外れにたどり着いたら張り詰めた空だけがあっ ....
偽造した表彰状を玄関にいっぱい飾り誰も来ぬ家 テーブルに相合い傘を彫りました結ばれることないふたりの名 卵酒ブラックジャックのマグカップ   土管のうえに猫がととのっている
  紋白蝶はさえずりのように風にふくらんで
  もはや言葉の色はしていない



  捨て去られた、黒い缶コーヒー
  夕空に向けて屹立してい ....
我が家のロシアリクガメの名は
ウサギ


ウサギはカメ
なのでウサギは跳ねません

ウサギはカメ
なのでウサギは怯えません

ウサギはカメ
なのでウサギは泣きません

ウ ....
吾輩はコネである
実力はない
コネだけで
人間どこまで通用するか
それが吾輩の生きるテーマである

おまえ、偉そうに
何を言っとんじゃ!

デヘヘ
まゆ毛を微調節すればするほどズレてゆく
9月の夕方にある方からメールを頂きまし
た。(あなたの詩は結構好きだがかっこつけ
すぎではないか)というような内容でした。
10月は攻撃して11月は防御 ....
秋を着飾った紅葉が
全ての葉を落とした

裸になって
冬の薄い日差しを
目一杯受けたいのだろう

やがて来る
春のために
君は最近歌を口ずさむ
歩いてきた距離は途方もなく長く、
希望を持って歩いてきたけれど
どうにもうまく行かないことが多くて
それでも前だけ向いて歩いてきた

君の歩いている道は
君が望んだ ....
僕のアイフォンの中には
いつでも入っているダンスミュージック
昼休みにも
パヒュームの華麗なダンスをじっと見つめていた


休みの日には
独身の友達とまめに連絡を取り
クラブで夜通し踊 ....
新年を迎えようと 時がさする 背中を
手を合わせたくなる
いつの新年も色褪せない新年界に居るはずだ
そのように 新年を春の意味を迎えたい

手を合わせ
合わせたくなる

合掌の外れに咲 ....
点子にも ほんとうの名前があるらしいです。
しかし
点子と点呼されたときから、わたくし 点子となったのでございます。

汽車ほど、人間の個性を軽蔑したものなどありません。
この明治の世で ....
たぶんに、自分のせいだ。たぶん、自身が悪いのだ。
敵は 見えない敵じゃない、見えていることが敵なんだ。
聞えないことが敵じゃない、聞えていることが辛いんだ。
見えているのに 伝え方が解らな ....
華奢な小枝が
今は居ない
おばあちゃんの
背中に見える

身を反らす
一張の弓に似せて

しなやかであるが
少し触れれば
脆く砕けてしまいそうだ

それなのに
見目良く
誰 ....
まだ寒い昼
中華料理屋へ向かう道を歩く
ポケットにひどく凍えた手を突っ込んで
この仕事もう続けられないなどと
ぼやきながら


現場作業の人に混じって
マー坊豆腐を食べ
この店は乾燥 ....
限りなく美しい荒野に立ち
私はただ貴方を待っている
南から流れる風の知らせは
温かく私の身体に溶け込み
もうじき逢える希望に満ち
耐えがたき苦難も消え去る

果てしない荒野に煌く太陽 ....
  伴奏のない音楽をきいていた
  たぶん
  心のなかで
  夕暮れの時間が
  まぢかにせまっていたあのとき
  ひとりでブランコに座っているきみをみつけた



  し ....
冬の暮なんにも思いつかへんわ 生まれた時代が悪いのか
育った世界が悪いのか
なぜ私はゴミなのだろうかと考えると
いつも決まって
そんなことが浮かんでは消え
浮かんでは消え

結局のところ
自分が悪いんだとあきらめる ....
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13739)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
さよならの刻- salco自由詩1213-12-13
ママは_青汁の味がする- 朝焼彩茜 ...自由詩10*13-12-13
頬杖をついたら- まーつん自由詩8*13-12-13
パスカルの時計- 服部 剛自由詩913-12-13
- 乱太郎自由詩14*13-12-13
鳥でなければ- Lucy自由詩19*13-12-13
心空なり- ichirou自由詩7*13-12-13
- 乾 加津 ...自由詩13*13-12-13
男と女- 番田 自由詩113-12-13
いらないもの- 森川美咲自由詩2*13-12-13
ストレンジャー・ザン・サイレンス- ホロウ・ ...自由詩8*13-12-12
偽造した表彰状を玄関にいっぱい飾り誰も来ぬ家- 北大路京 ...短歌713-12-12
テーブルに相合い傘を彫りました結ばれることないふたりの名- 北大路京 ...短歌213-12-12
卵酒ブラックジャックのマグカップ- 北大路京 ...俳句613-12-12
- 草野春心自由詩513-12-12
ウサギはカメ- ichirou自由詩4*13-12-12
吾輩はコネである- 花形新次自由詩1013-12-12
かっこいい散文- 左屋百色自由詩26*13-12-12
裸木- イナエ自由詩15*13-12-12
君の歌- ……とあ ...自由詩21*13-12-12
昼休みの熱い鼓動- 番田 自由詩213-12-11
新春へ「二」- 朝焼彩茜 ...自由詩10*13-12-11
点子が、行く。- るるりら自由詩17*13-12-11
そらの最上階- るるりら自由詩12*13-12-11
小枝- subaru★自由詩18*13-12-11
LIVEを思い描いている冬の昼休み- 番田 自由詩313-12-11
風になろう・・・- tamami自由詩17+13-12-10
少し早い月のように- 草野春心自由詩313-12-10
冬の暮なんにも思いつかへんわ- 北大路京 ...俳句513-12-10
なぜ私はゴミなのか- 花形新次自由詩813-12-10

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